第9回「ホンダ・アコードハイブリッド」vs「マツダ・アテンザセダンXD」(前編)
2013.08.02 水野和敏的視点メーカーはサボっている
今回の比較は、350万円級日本車のセダン対決。かたや新しいハイブリッドシステムを搭載した「ホンダ・アコードハイブリッドLX」(365万円)、こなた2.2リッターディーゼルの評判が高い「マツダ・アテンザセダンXD Lパッケージ」(345万2500円)です。
日本では「セダンが売れない」と言われて久しいですが、どうでしょう。私には、日本のセダンが進化していないように思えます。例えばメルセデス・ベンツの「Cクラス」やBMWの「3シリーズ」、その上位車種たる「Eクラス」や「5シリーズ」は、コンスタントに売れ続けています。
セダンという車型は、ワゴン、ハッチバック、それにワンボックスタイプと比較して、有利な部分がたくさんあります。それにもかかわらず、現実の和製セダンは、ハンドリングも乗り心地も他の車型と大差ありません。そうしたら、ユーティリティーを求める人はワンボックスにいきますから、路上はミニバンだらけになりますよ。
セダンゆえの静粛性、ハンドリングのよさ。そうした魅力が出ていないとしたら、「日本の自動車メーカーがサボっている」。そう言われても仕方ないと思います。
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