ロータス・エキシージ スポーツ410(前編)

2019.11.14 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 試乗を終えたレーシングドライバー谷口信輝も、「本当に楽しい!」と大絶賛。ハイパワーエンジンを搭載する「ロータス・エキシージ」の最新モデル「スポーツ410」の走りを報告する。
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「すごい」のひとこと

長身の谷口信輝がかたわらに立つと、全長×全幅×全高=4080×1800×1130mmのロータス・エキシージ スポーツ410はレーシングカート並みと言ったら大げさだけれどそれに近いサイズに映る。

このコンパクトなボディーに押し込まれているのは最高出力416PSを絞り出す3.5リッターV6スーパーチャージドエンジンだが、フロアをアルミむき出しにするなどのスパルタンな設計により1110kg(乾燥重量)の軽さに仕上がっている。つまり、パワーウェイトレシオは2.67kg/PS! その走りがジャジャ馬なのは、この数字を見るだけで想像がつくだろう。
「いやー、ヤバイですね。このクルマは乗る人を選びますよ」

あいにくの雨模様となったこの日の箱根で試乗を終えた谷口は、開口一番、そう言い放った。
「でもね、メチャクチャ楽しい。まるでレーシングカートに乗っているようなダイレクト感です。なにしろ、タイヤからシートまでの間にロードインフォメーションを遮断するようなものがなにもないでしょ? だから、すべての情報が伝わってくる。このクルマの場合、乗り心地や快適性よりも、大切なのは『いかにダイレクトにインフォメーションを伝えるか?』ということ。この割り切りのよさが、本当にすごいなと思いますよね」

なるほど、谷口をしてもなお、そこまで驚かせるほどのインパクトがこのエキシージにはあったのか。
「ここから発進して、あそこに見えるコーナーに進入していったでしょ? その間だけでも、アクセルを開けたら『うわぁ、すごい!』と驚くほどのパワーが出ている。でもね、実際には、この文章を読んだ皆さんが想像するレベルの、もう1段階上のパワーが本当は出ています。それはもう、かなりなものですよ。ところでこのエンジン、スーパーチャージャー付きですよね?」

スタッフがスペックを説明する前に、谷口はそうズバリ言い当てた。

 
ロータス・エキシージ スポーツ410(前編)の画像拡大
 
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