アウディRS 5クーペ(前編)
2021.06.13 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師が「アウディRS 5クーペ」に試乗。アウディスポーツが手がけたスタイリッシュなハイパフォーマンスクーペは、漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサーの目に、どのように映ったのだろうか。ドライブセレクトがポイント
最高出力450PSの2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載するアウディRS 5クーペから、何やら複雑な面持ちで降りてきた池沢早人師先生。これまでの愛車はフェラーリやランボルギーニといったスーパースポーツから、ポルシェやマセラティ、ロータス、ランチア、AMG、アルピナまで優に70台を超えるベテランだ。池沢先生は、このスタイリッシュなジャーマンクーペに何を感じたのか。
まずはファーストインプレッションをお聞かせください。
「とてもいいクルマであることは間違いないですよね。最初は、『アウディドライブセレクト』と連動するDRC付きスポーツサスペンションプラスを『Comfort』にして走っていましたが、その際の乗り味はなかなかしなやか。快適で上質なGTという印象でした。そして『Dynamic』にしてみると、しっかりと“スポーツカー”に変わります。足がガチッと締まった感じで、ステアフィールもいい」
走りへの評価は上々ですね。
「はい、アウディドライブセレクトの切り替えによって、走り味が明確に変化するのはこのクルマの魅力のひとつといえます。例えばDynamicにして、先の先ぐらいまでイメージしながらコーナーに入っていくと、すんなりと狙ったラインに乗ってくれますね。アクセルのタッチやフィーリングもいいし、その際のエキゾーストノートもけっこうグッときます。さすがレーシング部門(アウディスポーツ)が手がけたモデルといった感じです」
今回の試乗車には、オプションの「RSスポーツエキゾーストシステム」が装着されています。グッときたというサウンドは、そのアイテムによる効果も大きいと思われます。しかしそうした高評価な割に、どことなく池沢先生のテンションが若干低めだと感じるのですが。
「いや、いいクルマではあるんですよ。まとまっていますし。でも……どうにも食指が動かないんです」
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