トヨタGRカローラRZ(前編)
2023.04.30 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「トヨタGRカローラRZ」に試乗。“フツーのクルマ”のシャシーを鍛え上げてスペシャルなパワートレインを積んだ、まぎれもなく歴代最強のカローラである。山野のジャッジやいかに!?意外にスローなステアリング
トヨタGRカローラRZの試乗を終えたレーシングドライバーの山野哲也が、ポンポン……と感想を述べていく。
山野:ボディーそのものの剛性が高い。運転にあたっての各部各所の操作性がいい。ステアリングホイールにペダル類、特にシフトが気持ちいいですね。スムーズに動きながら、ポジションがカッチリしている。
webCG:GRカローラは、ギアチェンジのためにレバーを動かす際、見えないゲートがクッキリ切られている気がします。
山野:サイドブレーキが電動式から機械式に変更されたのは、もちろんモータースポーツユースを考慮したからでしょう。ジムカーナをする身としてはうれしい。ブレーキレバー周囲のコンソールがえぐられて、レバーを引きやすくなっている点も見逃せません。
競技において実質的にサイドブレーキを使えない「アルピーヌA110 S」を駆って、それでも他を寄せつけない速さを見せるニッポンのジムカーナマイスターであるが、やはり手で引ける機械式ブレーキはうれしいようだ。一般ユーザーからすると、えらくスパルタンな仕様に感じられるGRカローラだが、本職の目にはどう映っているのだろう?
山野:ステアリングギアも「思ったよりスロー」な印象です。でもこれは安心感があります。モータースポーツフィールドでもそうですが、センター付近には適度な“アソビ”があったほうが運転はラクです。
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