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【ニューモデル情報】パワーはどこまで強化されるのか!? マイナーチェンジ版「アウディe-tron GT」が間もなくデビュー

目指すは頂点 2024.05.21 アウトビルトジャパン AUTO BILD 編集部 トップエレクトリックモデルがここまでワイルドになる。アウディは「e-tron GT」をビジュアル的にも技術的にも刷新する。オマーンでのエクスクルーシブドライブで、プロトタイプを砂丘で踊らせることができた。

※この記事は「AUTO BILD JAPAN Web」より転載したものです。
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ブレイクダンスを踊れる

アウディは頂点を目指す。「頂点に。それは技術的に可能でなければできない」。アウディのシャシー開発責任者、カーステン・ヤブロノフスキは言う。そこで彼らは、改良型e-tron GTに最高のテクノロジーを詰め込んだ。特に新しいミラクルサスペンションは私たちの好奇心を刺激する。

アウディは各ホイールに油圧ポンプを設置し、電子制御でダンパーに圧力を配分することで、ダンパーロッドを積極的に押し出したり引っ込めたりすることができる。1990年代のヒップホップビデオで、ラップスターたちが色とりどりのきらめくローライダーで自分のビートに合わせて飛び跳ね、見る者を楽しませるアレだ。

このショー効果はe-tron GTでも有効で、理論的にはアウディでも同じことができる。遊び心から、エンジニアは実際に「ブレイクダンス」のようなものを踊れるプロトタイプをプログラムした。

アクティブサスペンションは、乗員が気づかないように最大限の快適性を提供することを意図している。カーブでのボディーのロールも、ブレーキング時のダイブも、アクティブに解消される。残念なことに、そして悲しいことに、このサスペンションは追加料金を支払うことでしか利用できない。

ベーシックバージョンには装備されていない。しかし、アウディがフェイスリフトでいくつかのパフォーマンスレベル、つまりより多くの装備を提供する可能性はある。今のところ、ベースモデルと「RS」の2つのバリエーションしかない。

「アウディe-tron GT」のマイナーチェンジモデルが間もなく登場する。
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オマーンで触れた個体のインテリアはベールに包まれていた。
オマーンで触れた個体のインテリアはベールに包まれていた。拡大
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改良型e-tron GTは2024年に登場予定

e-tron GTのパフォーマンスデータと航続距離は、間違いなく微調整されるだろう。現在のピーク出力はスタンダードモデルが530PS、RSが646PSだ。しかし、私たちは「ポルシェ・タイカン」から、それ以上があることを知っている。また、実際に2つ以上のバリエーションがあるとすれば、それぞれ100PS以上の差があるだろう。したがって、e-tron GT RSは従来の「タイカン ターボS」と同等となり、761PSを発生する可能性がある。

しかし、アウディはまだ詳細を説明していない。バッテリー効率の向上による航続距離の延長についても。サイズは変わらないかもしれないが、アクティブシャシーが完成すれば、2024年に最初の車両が発売される予定だ。

結論
ローンチバージョンがどのようになるのか、そして何ができるかはまだ分からないが、アウディは今回のマイナーモデルチェンジでe-tron GTを正しい方向へと導こうとしている。インゴルシュタットに本拠を置くアウディが、その兄弟車であるポルシェ・タイカンにどこまで迫るのか、楽しみである。

(Text=Dennis Petermann/Photos=アウディ)

記事提供:AUTO BILD JAPAN Web(アウトビルトジャパン)

 

灼熱のオマーンで新しい「e-tron GT」の資質を知ることができた。
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AUTO BILD 編集部

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