ホンダ・プレリュード(後編)

2026.01.22 あの多田哲哉の自動車放談 多田 哲哉 クルマ好きの間で話題になっている新型「ホンダ・プレリュード」の運転席で、元トヨタの多田哲哉さんも大いに感心した様子。ベテランエンジニアの印象に残った、同モデルの特徴についてリポートする。
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気兼ねなく楽しめる

新型プレリュードの試乗を終えた多田さんは、「これなら、あのニュル(ニュルブルクリンク北コース)も気持ちよく走れそうな気がします。タイムは速くないでしょうが……」と笑う。

「プレリュードのようなクーペは、『86』や『スープラ』などのスポーツカーとは根本的に違いますが、そうした古典的なスポーツカーほど環境に悪そうな感じがしないのが、逆に好ましいところでもあります。ガーガーうるさいわけでもなく、室内で響いているエンジン音も車外では聞こえません」

ドライブモードを「スポーツ」にして、自慢の「S+シフト」を起動させたプレリュードは、車内では加速時にはカン高いエキゾーストノートを奏でて、ダウンシフトごとに「パパンッ」と盛大にブリッピングしてくれるが、これらはスピーカー加音による演出である。

「プレリュードはある意味で、今までにない『害がないスポーツカー』かもしれません。スポーツカーというのは本来、多かれ少なかれ、周囲に害がある……というか、世間に申し訳ないなあと思いながら乗るクルマです」

「私自身も今は山の上に引っ越して、電気をできるだけ使わず、雨水をためて、水道を使う量も最小限で暮らしていますが、それも会社員時代にスポーツカーをつくって、ガソリンを燃やしまくった罪滅ぼしでもあるんです」

「でも、プレリュードなら騒音も最小限ですし、燃費もいいですから、世間に後ろめたい気持ちにならずに済みます(笑)」

 
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