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「グレイス」のコンセプトは「コンパクトセダンの革新」。5ナンバーボディーがもたらす扱いやすさと優れた燃費性能、広い室内、堂々としたスタイル、そして高い質感など、「セダン価値の全域進化」がうたわれる。
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「グレイス」は日本以外のアジア諸国では「シティ」の名で販売されている。世界初公開は2013年11月。インドのニューデリーで世界初公開された。(写真=本田技研工業)
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<プロフィール> 6代目「シビック」、3代目「アコードワゴン」をはじめ、多くのモデルのシート、インテリア設計を担当。1997年より5年間、ホンダR&Dアメリカで初代「MDX」などの北米向けモデルの設計開発に携わった。帰国後、2代目「フィット」や「フィット ハイブリッド」のインテリアPL(プロジェクト・リーダー)を担当し、今回「グレイス」のLPL(ラージ・プロジェクト・リーダー。主査に相当)に着任。趣味は自転車とD.I.Y.。
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「トルネオ」「インテグラ」「ドマーニ」など、10年以上経過したホンダのセダンユーザーが乗り換えるクルマがなかった。「こうしたセダンのユーザーの方々に、まずは乗っていただきたいのです」と広瀬さん。
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パワーユニットはハイブリッドのみ。1.5リッターエンジンとモーター、7段DCT、リチウムイオンバッテリーなどを組み合わせた「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載する。JC08モード燃費は34.4km/リッター。(写真=本田技研工業)
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燃料タンクは前席下、リチウムイオンバッテリーはトランクルームのフロア下に搭載されている(奥の銀のコンポーネント)。
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LEDリアコンビネーションランプはクロムメッキのガーニッシュと連続的につなげることで、5ナンバーサイズの横幅ながら、ワイドさを強調したデザインとした。
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後席の広さは1クラス上の「シビック」(現行型。日本未発表)を上回ってしまった。「狭くしようかという議論もありましたが、そんなことをしたら(グレイスの)勝ち技がなくなってしまう。開発チームの判断として、広さだけは譲れませんでした」と広瀬さん。
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後席の足元のスペースは、2クラス上の「アコード ハイブリッド」に匹敵する。
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「グレイス」の燃料タンクは前席下にある。しかし、「シティ」の名で他のアジア市場に向けて作られている車両にはガソリンおよびディーゼルエンジンが搭載され(ハイブリッドはない)、燃料タンクは後席下に搭載されている。(写真=本田技研工業)
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グレードは「HYBRID DX」「HYBRID LX」「HYBRID EX」の3種類。それぞれにFFのほか4WDが設定される。価格は195万~240万9800円。
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