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1/30
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2/302017年3月のジュネーブショーで世界初公開されたニューモデル「アルテオン」。一部の市場で販売されるフルサイズサルーンを除くと、「パサート」の上に位置するフォルクスワーゲンの最上級モデルとなる。
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3/30ボディーサイズは全長×全幅×全高=4865×1875×1435mm。「パサート」と比べて全長は80mm、全幅は45mm大きい一方、全高は30mm低い。
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4/30インテリアの仕様は1種類のみ。ブラックの内装色にアルミニウムの装飾パネルの組み合わせとなる。
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5/30本国仕様にはベーシックな「エレガンス」も用意されているが、日本仕様の設定はスポーティーな「Rライン」のみ。ベーシックな「Rライン4MOTION」と、上級グレード「Rライン4MOTIONアドバンス」の2モデルがラインナップされる。
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フォルクスワーゲン アルテオン の中古車webCG中古車検索
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6/30グレードを問わず標準装備となるナパレザーのシート。上級グレードの「アドバンス」では、マッサージ機能や電動調整機構のメモリー機能なども搭載される。
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7/30後席の快適性についても十分に配慮されており、空調については前席とは別に温度の設定が可能。「アドバンス」では前席ともどもシートヒーターが備わる。
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8/30荷室容量は5人乗車時で563リッター、後席を倒した状態で1557リッターとなっている。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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9/30「ゴルフ」や「パサート」などと同じく、プラットフォームには横置きエンジン用のモジュール「MQB」が採用されている。
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10/30インフォテインメントシステム「Discover Pro」の9.2インチタッチスクリーン。手をかざして左右に振るだけで画面を操作できる「ジェスチャーコントロール」機能も搭載されている。
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11/30タイヤサイズはベースグレードが245/40R19、「アドバンス」が245/35R20。後者にはダーク仕上げの20インチアルミホイールが組み合わされる。
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12/30ラインナップ上の立ち位置や、プロダクトのキャラクターとしては「パサートCC/CC」の後継モデルにあたる「アルテオン」。低く伸びやかなルーフラインに加え、サッシュレスのドアもスペシャルティー感を強調する特徴となっている。
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13/30サスペンションは前がマクファーソンストラット、後ろが4リンクで、可変ダンピングシステムの「DCC」が標準装備される。
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14/30「アルテオン」には、走行モード切り替え機構の「ドライビングプロファイル機能」が搭載されており、「カスタム」モードを選択すると、パワープラントやサスペンションなどのパラメーターを個別に設定することができる。
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15/30シャシー関連では可変ダンピングシステムのほかにも、操舵量に応じて累進的にステアリングギアレシオが変化する「プログレッシブステアリング」や、「XDS」と呼ばれる電子制御デファレンシャルロックなども装備される。
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16/30「アルテオン」に搭載される2リッター直4直噴ターボエンジン。「ゴルフR」などにも搭載される高出力ユニットで、アルテオンのものは280psの最高出力と350Nmの最大トルクを発生する。
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17/30トランスミッションはデュアルクラッチ式ATの7段DSG。センターコンソールのシフトセレクターに加え、シフトパドルでも手動変速が可能となっている。
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18/30駆動システムは、動力伝達にハルデックスカップリングを用いたフルタイム4WD。状況に応じて前後軸間の駆動トルクを、100:0から50:50の間で可変させることができる。
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19/30高効率のパワープラントに加え、アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生機構などが採用された「アルテオン」。燃費はJC08モードで13.3km/リッターとなっている。
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20/30走行モード切り替え機構「ドライビングプロファイル機能」の操作画面。「エコ」「コンフォート」「ノーマル」「スポーツ」「カスタム」の5つのモードが用意されている。
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21/30走行モードはセンターコンソールのスイッチでも切り替えが可能で、パワープラントやステアリング機構、可変ダンピングシステム、前走車追従機能付きクルーズコントロール、コーナリングランプ、空調、エンジン音の制御が変化する。
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22/30ボディーカラーにはテスト車に採用されていた「チリレッドメタリック」を含む、全6色が用意されている。
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23/30上級グレード「アドバンス」に装備されるフルデジタルメーターの「アクティブインフォディスプレイ」。走行データや運転支援システムの作動状況など、さまざまな情報の表示が可能で、特にナビ画面については、これまでのフォルクスワーゲン車ではできなかった、地図の拡大、縮小が可能となった。
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24/30これも「アドバンス」のみの装備であるヘッドアップディスプレイ。フロントウィンドウではなく、専用のスクリーンに画像を投影するタイプとなっている。
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25/30充実した運転支援システムも「アルテオン」の特徴。全車速対応のアダプティブクルーズコントロールや、レーンキーピングアシスト機能などが標準装備される。
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26/30ショルダーラインと一体となった、ボンネットとフロントフェンダーパネルの境目。「アルテオン」には最新のアウディ車などと同じく、クラムシェル型のボンネットが用いられている。
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27/30オートハイトコントロール機能付きのLEDヘッドランプ。日本仕様のフォルクスワーゲン車ではこれが初となる、デイタイムランニングランプが内蔵されている。
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28/30高度な運転支援システムから電動パワーシートにいたるまで、さまざまな装備が標準で備わる「アルテオン」には、メーカーオプションの設定がほとんどない。唯一の例外が電動サンルーフで、「アドバンス」のみに有償で用意されている。
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29/30今回の試乗では388.7kmの距離を走行。満タン法で11.2km/リッター、車載燃費計計測値で12.0km/リッターと、カタログ値に近い燃費を記録することができた。
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30/30フォルクスワーゲン・アルテオンRライン4MOTIONアドバンス

森 慶太
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