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1/30
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2/30「カリフォルニア」の後継モデル「ポルトフィーノ」は2017年9月のフランクフルトショーで一般公開された。
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3/30すでに日本での初披露も2018年2月に済ませている。車両価格は2530万円。
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4/30ボディーのスリーサイズは4586×1938×1318mm。スタイリングはフェラーリ自社のデザインセンターが手がけた。
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5/30フロントホイールアーチの後方に“エア・エクストラクション・フィン”(気流抽出フィン)が設けられている。
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6/30外装デザインの開発ではドラッグの低減に力が注がれ、Cd値は0.312を達成した。これは従来比で6%以上の改善に当たる。
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7/30リトラクタブルハードトップとしては前例のない“2ボリューム”(リアデッキがない)のクーペ然としたフォルムを実現している。
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8/30ハードトップの開閉に要する時間はそれぞれ14秒。40km/h以下であれば走行中の動作も可能。
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9/30中央に10.25インチのタッチスクリーンを置くなど、ダッシュボードのデザインは“左右対称”にしつらえられている。
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10/30助手席には「ポルトフィーノ」のロゴが添えられている。
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11/30600psと700Nmを生み出す3.9リッターV8ツインターボエンジン。
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12/30試乗の舞台は南イタリアのバーリ。イタリア半島のちょうど“かかと”に位置する港町である。
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13/30軽さは「ポルトフィーノ」の重要なテーマ。ボディーをはじめとするさまざまな箇所の軽量化により、従来比で80kgのダイエットに成功した。
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14/30後席の背後にはウインドデフレクターを装着することもできる(写真では未装着)。従来品に比べ、気流のコックピット内部への流入量を30%低減させた。
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15/30後席の居住性は“+2”シートの域を出ないが、スペースそのものは拡大されている。
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16/30フェラーリのトレードマークである丸型テールランプ。2灯式とすることは、軽量化にも役立っていると説明される。
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17/30大型のセンターグリルの両端には、インタークーラー冷却用エアインテークが備わる。
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18/30ステアリングもよりスポーティーなデザインに改められた。左下にある赤いボタンがエンジンスターター。
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19/30右下には走行モード選択スイッチの“マネッティーノ”が備わる。「COMFORT」「SPORT」「ESC OFF」の3段切り替え。
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20/30センターコンソールに設けられた“ブリッジ”。3つのボタンは上から順に「R」「AUTO」「LAUNCH」。
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21/30車両重量は1545kg(空車重量)。前後の重量配分は46:54と発表されている。
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22/30動力性能は0-100km/h加速が3.5秒で、最高速は320km/h以上。
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23/301万rpmまで刻まれたタコメーターがパネルの中央に配置される。エンジンの最高許容回転数は7500rpm。
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24/30タイヤサイズは前(写真)が245/35ZR20で、後ろが285/35ZR20。
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25/30V8ユニットはファイアウォールにぐっと寄せて、搭載されている。従来比で-10%の軽量化を達成している。
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26/30ヘッドライトユニットの外側には小さなエアインテークが設けられている。ここから吸い込まれた空気は、フロントホイールアーチ部から流入する風の排出を促進させ、ドラッグを低減させるという。
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27/30南イタリアのカントリーロードを行く「ポルトフィーノ」。
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28/30GTとしても、スポーツカーとしても走りが一段と洗練された。ドライブを楽しむだけではもったいない、高い完成度を誇る。
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29/30フェラーリ・ポルトフィーノ
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30/30

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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