-
1/20
-
2/20今回の試乗の舞台は、北海道北部にあるマツダの剣淵試験場。テストに用いられた新型「マツダ3」はすべて北米仕様車で、エクステリアには写真のような擬装が施されていた。
-
3/20試乗車「マツダ3セダン」(北米仕様車)のインテリア。テスト用のため仕立てに未完成なところもあるものの、ゆるやかなラインが交差する、“囲まれ感”のあるデザインが見てとれる。
-
4/20今回の試乗車に装着されていたタイヤはブリヂストンのスタッドレス「VRX2」のみ。比較用の現行モデルも同様に、全車同じ銘柄で統一されていた。
-
5/20スラローム路を行く新型「マツダ3セダン」。今回はFF車に試乗した。
-
マツダ マツダ3セダン の中古車webCG中古車検索
-
6/20ボディーサイズは、試乗した北米仕様車の場合で全長×全幅×全高=4662×1797×1445mm。ホイールベースは2725mmと公表されている。
-
7/20「人間の能力を最大限に発揮できるビークルアーキテクチャー」を目指すというマツダ。そのためには「歩いている状態をドライビングで表現するのが理想的」で、「歩行時と同様に、骨盤および脊柱を立てた状態で運転席に着座するのが望ましい」という。写真は説明用のスライド資料。
-
8/20試乗プログラムでは、「骨盤を立てないとしっかり座れない特製ベンチ」(写真)も登場。この状況での新旧「マツダ3ハッチバック」を乗り比べ、新型の方が現行型よりも体の揺れや疲労度を抑えられることを体感した。
-
9/20「骨盤を立てて座るためには、ランバーサポートで背中と骨盤を矯正するのではなく、大腿(だいたい)部を下方からしっかり支持することが重要」とマツダは説明する。新型「マツダ3」には、その調節機構(写真では座面前方に見られる円形のダイヤル。グレードにより電動または手動)が備わる。
-
10/20「G-ベクタリングコントロール プラス(GVCプラス)」によるビークルダイナミクスの検証は、直線路(写真)や長距離周回路などさまざまなコースで行われた。
-
11/20「GVCプラス」は、エンジントルクのコントロールによってターンイン時の応答性を高める制御「G-ベクタリングコントロール」に、旋回中からターンアウト時にかけての安定性と収束性を向上させるブレーキ制御を加えたもの。先行してSUV「CX-5」にも搭載されている。
-
12/20
「GVCプラス」のテストは、運転中に助手席の開発スタッフがPC(写真手前)を使って制御のオンオフを切り替える方式で実施。車両の乗り換えをしないおかげで、その効果がより明確に体感できた。なお、量産型の「マツダ3」は全車GVCプラスを標準装備。スイッチなどでオフにすることはできない。
-
13/20「G-ベクタリングコントロール プラス」の作動イメージ。コーナリングのターンアウトにおいて、ドライバーがハンドルを戻す操作に応じてフロント外輪をわずかに制動。車両を直進状態へ戻す“復元モーメント”を与えることで、安定性を高める。
-
14/20「GVCプラス」は「GVC」にプログラム上の工夫を加えたもの。物理的な装備の追加が無用であるため重量や価格に影響がない点も、メリットのひとつとされている。
-
15/20試乗コースを行く新型「マツダ3セダン」。「GVCプラス」のないFF車であれば不安を覚えそうな速度でも、安心して雪道を走らせることができた。
-
16/206段ATのシフトノブ。そのまわりには、スポーツモードの選択ボタンや、インフォテインメントシステムの操作スイッチが並ぶ。
-
17/20後席は、一見しただけでも、また実際に座ってみても、先代よりも空間的なゆとりが感じられる。ドアの内張りにはクロームメッキのドレスアップも見られる。
-
18/20新型「マツダ3」の国内における発売時期は、2019年の5~6月になるものとみられる。デリバリーは従来型のガソリンエンジン車やディーゼル車が先行し、新開発の圧着着火型ガソリンエンジン「スカイアクティブX」を搭載するモデルは同年8月頃に店頭に並ぶものと予想されている。
-
19/20マツダ3セダン プロトタイプ
-
20/20マツダ3セダン プロトタイプ

河西 啓介
マツダ マツダ3セダン の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
-
BYDシーライオン6(FF)【試乗記】 2025.12.10 中国のBYDが日本に向けて放つ第5の矢はプラグインハイブリッド車の「シーライオン6」だ。満タン・満充電からの航続距離は1200kmとされており、BYDは「スーパーハイブリッドSUV」と呼称する。もちろん既存の4モデルと同様に法外(!?)な値づけだ。果たしてその仕上がりやいかに?
-
フェラーリ12チリンドリ(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.9 フェラーリのフラッグシップモデルが刷新。フロントに伝統のV12ユニットを積むニューマシンは、ずばり「12チリンドリ」、つまり12気筒を名乗る。最高出力830PSを生み出すその能力(のごく一部)を日本の公道で味わってみた。
-
アウディS6スポーツバックe-tron(4WD)【試乗記】 2025.12.8 アウディの最新電気自動車「A6 e-tron」シリーズのなかでも、サルーンボディーの高性能モデルである「S6スポーツバックe-tron」に試乗。ベーシックな「A6スポーツバックe-tron」とのちがいを、両車を試した佐野弘宗が報告する。
-
トヨタ・アクアZ(FF/CVT)【試乗記】 2025.12.6 マイナーチェンジした「トヨタ・アクア」はフロントデザインがガラリと変わり、“小さなプリウス風”に生まれ変わった。機能や装備面も強化され、まさにトヨタらしいかゆいところに手が届く進化を遂げている。最上級グレード「Z」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(前編)
2025.12.14思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。ホンダ党にとっては待ち望んだビッグネームの復活であり、長い休眠期間を経て最新のテクノロジーを満載したスポーツクーペへと進化している。山野のジャッジやいかに!? -
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】
2025.12.13試乗記「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。 -
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】
2025.12.12試乗記「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。 -
高齢者だって運転を続けたい! ボルボが語る「ヘルシーなモービルライフ」のすゝめ
2025.12.12デイリーコラム日本でもスウェーデンでも大きな問題となって久しい、シニアドライバーによる交通事故。高齢者の移動の権利を守り、誰もが安心して過ごせる交通社会を実現するにはどうすればよいのか? 長年、ボルボで安全技術の開発に携わってきた第一人者が語る。 -
第940回:宮川秀之氏を悼む ―在イタリア日本人の誇るべき先達―
2025.12.11マッキナ あらモーダ!イタリアを拠点に実業家として活躍し、かのイタルデザインの設立にも貢献した宮川秀之氏が逝去。日本とイタリアの架け橋となり、美しいイタリアンデザインを日本に広めた故人の功績を、イタリア在住の大矢アキオが懐かしい思い出とともに振り返る。 -
走るほどにCO2を減らす? マツダが発表した「モバイルカーボンキャプチャー」の可能性を探る
2025.12.11デイリーコラムマツダがジャパンモビリティショー2025で発表した「モバイルカーボンキャプチャー」は、走るほどにCO2を減らすという車両搭載用のCO2回収装置だ。この装置の仕組みと、低炭素社会の実現に向けたマツダの取り組みに迫る。






























