-
1/28
-
2/28マイナーチェンジによって大幅にデザインが変わったフロントまわり。ボウタイエンブレムの内側は空洞となっており、サーキット走行などにおける冷却水やオイルの温度上昇を抑制する。
-
3/28新たに採用されたLED式のテールランプ。立体的なレンズ形状を採用したり、周囲をブラックアウトしたりと、デザインも変更されている。
-
4/28インテリアについてはデザインの変更はないが、装備の充実が図られており、「SS」では新たにフレームレスデザインのリアカメラミラーが採用された。
-
5/282019年モデルの「カマロ」は、本国で2018年4月に発表され、日本では同年11月に販売が開始された。
-
シボレー カマロ の中古車webCG中古車検索
-
6/28新たに採用されたLED式のヘッドランプとシグネチャーランプ。
-
7/28センターコンソールに配された、レバータイプのシフトセレクター。今回のマイナーチェンジでは、従来の8段ATに代えて、新たに10段ATが採用された。
-
8/2810段ATの「Hydra-Matic(ハイドラマチック)10L80」はGMの中でも最新のトランスミッションで、本国ではフルサイズSUVの「タホ」や「サバーバン」にも設定されている。(写真=ゼネラルモーターズ)
-
9/28「SS」には、発進時のエンジン回転数やリアタイヤのスリップ率を選択できるカスタムローンチコントロールと、ドラッグレースでリアタイヤを温める際に重宝するラインロック機能が装備された。
-
10/28「LT1」と呼ばれる6.2リッターV8エンジン。1気筒あたりのバルブ数は2、動弁機構はプッシュロッド式のOHVとクラシカルだが、可変バルブタイミング機構や筒内直接燃料噴射装置など、モダンな機構の採用によってパフォーマンスの強化が図られている。
-
11/28センターコンソールに備わるドライブモードの切り替えスイッチ。選択されたモードに応じて、パワーステアリングのアシスト量や、スロットルの開度、トラクションコントロールの介入度合い、「SS」では磁性流体ダンパーの減衰特性など、8つの制御が切り替わる。
-
12/28エンジンには気筒休止システムが搭載されており、低負荷走行時には4気筒を休止させて燃料消費を抑制する。
-
13/28マイナーチェンジ後の、「SS」のAT仕様の燃費については、北米の資料でも“TBD(未確認・未確定)”という扱い。参考として6段MT仕様の燃費を紹介すると、シティーが16mpg(6.8km/リッター)、ハイウェイが25mpg(10.6km/リッター)と公称されている(米国EPA値)。
-
14/28ステアリングホイールに備わるシフトパドル。トルコン式らしい滑らかな変速が特徴のカマロのATだが、変速レスポンスは明らかに改善していた。
-
15/28「SS」に標準装備されるLSDには、温度を最適に保つための冷却装置も備えられている。
-
16/28デザインが刷新された20インチアルミホイール。タイヤサイズは前:245/40ZR20、後ろ:275/35ZR20で、グッドイヤーの高性能スポーツタイヤが装着されていた。
-
17/28メーターは2眼式で、中央部に「ドライバーインフォメーションセンター」と呼ばれる8インチのカラーディスプレイを装備。燃費や走行距離に加え、ラップタイムやコーナーでのGフォース、タイヤの空気圧や温度などの情報を確認できる。
-
18/28「SS」のボンネットには、エンジンルーム内の空気を排出する大型のエアアウトレットが設けられており、エンジンの冷却と空力性能の向上に寄与している。
-
19/28「カマロ」全車に標準装備される、レザー製のスポーツバケットシート。メモリー機能付きの電動調整機構や、ヒーターおよびベンチレーション機能が搭載される。
-
20/28リアシートは2人乗り。いわゆる“2+2”のスポーツカーとは異なり、実用的な空間が確保されているものの、ヘッドレストがないのが玉にきず。
-
21/28「SS」のブレーキは前後ともにブレンボ製。前がφ345mmのブレーキローターと4ピストンキャリパー、後ろが338mmのブレーキローターと4ピストンキャリパーの組み合わせだ。
-
22/28「SS」の0-60mph(約96km/h)加速は4.0秒。なお本国には、0-60mph加速3.5秒というスーパーチャージャー搭載モデル「ZL1」もラインナップされている。
-
23/28本国仕様ではグレードによってフロントマスクのデザインが異なる「カマロ」だが、日本仕様は安全法規対応のため、全車に本国仕様における「SS」の“顔”が用いられている。
-
24/28今回のマイナーチェンジでは、インフォテインメントシステムもモニターの解像度が高い新世代のものに変更。スクリーンレイアウトも、よりクリーンなものに改められた。
-
25/28トランクルームの容量は257リッター(米国仕様)。トランクリッドの内側には、万が一閉じ込められた際に内側からリッドを開けるための取っ手が設けられている。
-
26/28リアシートはスルーローディング機構付きで、長尺物の積載も可能。ただし、アームレストスルーではないので、後席への乗車はできなくなる。
-
27/28テスト車のボディーカラーは、新色の「リバーサイドブルーメタリック」。往年のトランザムシリーズのレースカーをモチーフにしたという、伝統を感じさせるボディーカラーだった。
-
28/28シボレー・カマロSS

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
シボレー カマロ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
MINIジョンクーパーワークス(FF/7AT)【試乗記】 2025.10.11 新世代MINIにもトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が続々と登場しているが、この3ドアモデルこそが王道中の王道。「THE JCW」である。箱根のワインディングロードに持ち込み、心地よい汗をかいてみた。
-
ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】 2025.10.10 今や貴重な4ドアセダン「ホンダ・アコード」に、より高度な運転支援機能を備えた「Honda SENSING 360+」の搭載車が登場。注目のハンズオフ走行機能や車線変更支援機能の使用感はどのようなものか? 実際に公道で使って確かめた。
-
ホンダ・プレリュード(FF)【試乗記】 2025.10.9 24年ぶりに復活したホンダの2ドアクーペ「プレリュード」。6代目となる新型のターゲットは、ズバリ1980年代にプレリュードが巻き起こしたデートカーブームをリアルタイムで体験し、記憶している世代である。そんな筆者が公道での走りを報告する。
-
日産リーフB7 X(FWD)/リーフB7 G(FWD)【試乗記】 2025.10.8 量産電気自動車(BEV)のパイオニアである「日産リーフ」がついにフルモデルチェンジ。3代目となる新型は、従来モデルとはなにが違い、BEVとしてどうすごいのか? 「BEVにまつわるユーザーの懸念を徹底的に払拭した」という、新型リーフの実力に触れた。
-
アストンマーティン・ヴァンキッシュ クーペ(FR/8AT)【試乗記】 2025.10.7 アストンマーティンが世に問うた、V12エンジンを搭載したグランドツアラー/スポーツカー「ヴァンキッシュ」。クルマを取り巻く環境が厳しくなるなかにあってなお、美と走りを追求したフラッグシップクーペが至った高みを垣間見た。
新着記事
-
NEW
マツダ・ロードスターS(後編)
2025.10.12ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏。彼が今回試乗するのが、最新型の「マツダ・ロードスター」だ。初代「NA型」に触れて感動し、最新モデルの試乗も楽しみにしていたという辰己氏の、ND型に対する評価はどのようなものとなったのか? -
MINIジョンクーパーワークス(FF/7AT)【試乗記】
2025.10.11試乗記新世代MINIにもトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が続々と登場しているが、この3ドアモデルこそが王道中の王道。「THE JCW」である。箱根のワインディングロードに持ち込み、心地よい汗をかいてみた。 -
航続距離は702km! 新型「日産リーフ」はBYDやテスラに追いついたと言えるのか?
2025.10.10デイリーコラム満を持して登場した新型「日産リーフ」。3代目となるこの電気自動車(BEV)は、BYDやテスラに追いつき、追い越す存在となったと言えるのか? 電費や航続距離といった性能や、投入されている技術を参考に、競争厳しいBEVマーケットでの新型リーフの競争力を考えた。 -
ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】
2025.10.10試乗記今や貴重な4ドアセダン「ホンダ・アコード」に、より高度な運転支援機能を備えた「Honda SENSING 360+」の搭載車が登場。注目のハンズオフ走行機能や車線変更支援機能の使用感はどのようなものか? 実際に公道で使って確かめた。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の半額以下で楽しめる2ドアクーペ5選
2025.10.9デイリーコラム24年ぶりに登場した新型「ホンダ・プレリュード」に興味はあるが、さすがに600万円を超える新車価格とくれば、おいそれと手は出せない。そこで注目したいのがプレリュードの半額で楽しめる中古車。手ごろな2ドアクーペを5モデル紹介する。 -
BMW M2(前編)
2025.10.9谷口信輝の新車試乗縦置きの6気筒エンジンに、FRの駆動方式。運転好きならグッとくる高性能クーペ「BMW M2」にさらなる改良が加えられた。その走りを、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか?