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2/171917年に「A型」の生産を開始した三菱だが、航空機事業に専念するために数年で事業を中断。その後は陸軍の試作4WD車(写真)を手がけた程度で、実質的には戦後に本格的な自動車産業への進出を果たした。
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3/17三菱は1952年にウィリス社と契約を結び、翌1953年より「ジープ」の生産をスタート。量産第1弾の「J1型」は、54台が林野庁に納車された。
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4/17グリルの上にあしらわれた三菱のエンブレムと「WILLYS」のロゴに注目。三菱が当初生産していたのは、民生ジープの第1弾たる「CJ-3A」だが、1953年より本国ではハリケーンエンジンを搭載した「CJ-3B」に生産が移行。“三菱版”も、同年7月に生産が始まった「J3型」はCJ-3Bがモデルとなっていた。
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5/171960年に登場したFJ40型「トヨタ・ランドクルーザー」。頑丈なつくりと高い走破性で人気を博し、北米や中南米などへトヨタが進出する際の先兵を務めた。
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三菱 パジェロ の中古車webCG中古車検索
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6/17三菱が1973年の東京モーターショーに出展した「ジープ パジェロ」。ジープをベースとしたバギータイプのコンセプトカーだった。
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7/171978年に登場したライトトラックの「三菱フォルテ」のシャシーとドライブトレイン。三菱の次世代4WDモデルの開発は、同車のプラットフォームをベースに進められた。
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8/171979年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「パジェロII」。「フォルテ」のシャシーに専用のボディーを架装したもので、市販モデルの直系の祖といえるコンセプトカーだった。
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9/17初代「パジェロ」は1982年5月に登場。キャンバストップ(写真)とメタルトップという2つのボディータイプで発売された。
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10/17「三菱パジェロ」は1985年のパリ‐ダカールラリーで初めて総合優勝。フランスの三菱自動車販売店であるソノートが走らせたもので、ドライバーもフランス人が務めた。
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11/17発売後も随時細かな改良が加えられた「パジェロ」。ラインナップも急速に拡充し、1983年3月には乗用の5ナンバー車が、同年7月にはロングボディーが、1985年にはAT車が追加されている。
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12/17ツートンのボディーカラーが特徴的だった「エクシード」。それまでのクロカン車にはない、豪華装備が魅力の上級グレードだった。
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13/17乗用車然とした上質な「エクシード」のインテリア。1988年には乗り心地を考慮するべくリアサスペンションをリーフ式から3リンク式コイルに変更するなど、市場のニーズに応えて「パジェロ」は進化していった。
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14/172代目「パジェロ」は1991年1月に登場。幅広いニーズに応えるべく、当初からメタルトップ、ミッドルーフ、キックアップルーフ、Jトップ(ソフトトップ)の4種類のボディーが用意されていた。
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15/172代目「パジェロ」の透視図。駆動システムには「スーパーセレクト4WD」の他、バンにはコンベンショナルなパートタイム4WDも用意された。
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16/171999年に登場した3代目「パジェロ」では、オンロード性能を高めるべくビルトインフレーム方式のセミモノコックボディーを採用。足まわりも四輪独立懸架となった。
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17/172019年4月24日に発売された「パジェロ ファイナルエディション」。2019年8月をもって、パジェロは4代37年にわたる歴史に幕を下した。

鈴木 真人
名古屋出身。女性誌編集者、自動車雑誌『NAVI』の編集長を経て、現在はフリーライターとして活躍中。初めて買ったクルマが「アルファ・ロメオ1600ジュニア」で、以後「ホンダS600」、「ダフ44」などを乗り継ぎ、新車購入経験はなし。好きな小説家は、ドストエフスキー、埴谷雄高。好きな映画監督は、タルコフスキー、小津安二郎。
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