-
1/25
-
2/252019年12月に発売された、トヨタの新型ピープルムーバー「グランエース」。3列6人乗りの「プレミアム」(写真左)と4列8人乗り「G」(同右)の2タイプがラインナップされている。
-
3/25運転席と助手席は電動調節機構付き。ともに「快適温熱シート」が標準で備わる。
-
4/25パッセンジャーが主役となる「グランエース」だが、木目調加飾を多用し小物入れを設けるなど、コックピット周辺の質感にもこだわりが見られる。
-
5/252眼式のオプティトロンメーター。中央には4.2インチのTFTカラーディスプレイがレイアウトされる。
-
トヨタ グランエース の中古車webCG中古車検索
-
6/2517インチの前輪のきれ角は45度。最小回転半径は5.6mと、ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の5.8mを下回る。なお、5ナンバーサイズミニバン「ノア/ヴォクシー」の同値は5.5m。
-
7/25パワーユニットは2.8リッターの直4ディーゼルターボエンジンのみ。静粛性を高めるべく、キャビンよりも前方に独立したエンジンルームを確保したうえで搭載した。
-
8/25フロントフェイスは、ヘッドランプと一体になったグリルや厚みのあるノーズにより存在感と高級感を演出。ただし、ギラギラしていない日本的な品質のよさを表現したという。
-
9/25「グランエース」のボディー構造はモノコック。アンダーボディーにラダー状の構造材を通すことで剛性を上げ、走行安定性を高めている。
-
10/256人乗り仕様車(写真)、8人乗り仕様車ともに、2列目は大型の「エグゼクティブパワーシート」となる。なお「アルファード/ヴェルファイア」の「エグゼクティブラウンジシート」は、このシートの“さらに上”と位置付けられる。
-
11/256人乗り仕様車は、3列目(写真)も「エグゼクティブパワーシート」。シートヒーターやオットマンは標準で、1脚あたりの重量は約25kg。
-
12/258人乗り仕様車の3列目には手動調節式のキャプテンシートが採用されている。さらに後方の4列目には、左右シート間をウオークスルーしてアクセスする。
-
13/258人乗り仕様車の4列目は、チップアップ機能を持つ2人掛け。荷室を最大化する際は座面を持ち上げ前方にスライドさせる。
-
14/25「グランエース」の室内高は1290mm。FFベースの上級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」(1400mm)よりも110mm低くなっている。
-
15/25ブラックのほか、ニュートラルベージュのシートカラーも選択可能。ご覧のように、インテリアの印象も大きく変わる。
-
16/25海外では主に「メルセデス・ベンツVクラス」と市場を分かつことになる「グランエース」。日本のほか、東南アジアやアフリカ、中南米、オセアニアなどでも扱われるが、意外なことに中国での販売計画はないという。
-
17/25トヨタ・グランエースG
-
18/25センターモニターのサイズは8インチ。12.1インチの後席用モニターもオプションで用意される。
-
19/25照明付きのエントランスステップ。スライドドアの開口幅は1000mm。
-
20/258人乗り仕様車の荷室。室内幅は1970mmで、奥行きは実測で最大700mmほど。2列目または3列目に乗員がいる場合は500mmほどが限界といえる。それでも、容量90リッターのトランクであれば4個積み込むことができる。
-
21/25トヨタ・グランエース プレミアム
-
22/25ルームミラーには、リアカメラの像を映す「デジタルインナーミラー」を採用。車内が多くの乗員や荷物で満たされた状態でも良好な後方視界が得られる。
-
23/25本革巻きステアリングホイールのスポーク部にはレーダークルーズコントロールの操作スイッチがレイアウトされる。
-
24/25こちらは6人乗り仕様車の荷室。写真のように、3列目のスライド位置で積載容量が変わってくる。8人乗り仕様車同様、容量90リッターのトランクは4個積める。
-
25/25「グランエース」のモデルライフは、普通乗用車のおよそ倍にあたる12年。開発責任者の石川拓生さん(写真)によれば、キャンパーメーカーからカスタムベース車としてのラブコールもあるため、廉価なバンタイプのラインナップを検討しているとのこと。

下野 康史
自動車ライター。「クルマが自動運転になったらいいなあ」なんて思ったことは一度もないのに、なんでこうなるの!? と思っている自動車ライター。近著に『峠狩り』(八重洲出版)、『ポルシェよりフェラーリよりロードバイクが好き』(講談社文庫)。
トヨタ グランエース の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.3 スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】 2025.11.1 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
-
ルノー・ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH(FF/4AT+2AT)【試乗記】 2025.10.28 マイナーチェンジでフロントフェイスが大きく変わった「ルーテシア」が上陸。ルノーを代表する欧州Bセグメントの本格フルハイブリッド車は、いかなる進化を遂げたのか。新グレードにして唯一のラインナップとなる「エスプリ アルピーヌ」の仕上がりを報告する。
新着記事
-
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
NEW
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。 -
NEW
第90回:これぞニッポンの心! 軽自動車デザイン進化論(前編)
2025.11.5カーデザイン曼荼羅新型の「ダイハツ・ムーヴ」に「日産ルークス」と、ここにきて新しいモデルが続々と登場してきた軽自動車。日本独自の規格でつくられ、日本の景観を変えるほどの販売ボリュームを誇る軽のデザインは、今後どのように発展していくのか? 有識者と考えた。 -
NEW
プジョー2008 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.11.5試乗記「プジョー2008」にマイルドハイブリッドの「GTハイブリッド」が登場。グループ内で広く使われる最新の電動パワートレインが搭載されているのだが、「う~む」と首をかしげざるを得ない部分も少々……。360km余りをドライブした印象をお届けする。 -
“安心・安全”をより長く 2人のプロが「ブリヂストン・ブリザックWZ-1」を語る
2025.11.42025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>ブリヂストンが、持てる最新のタイヤ技術を投入して誕生させた、新しいスタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1(ダブルゼットワン)」。高い氷雪上性能とサステナビリティーを併せ持つ新製品の魅力に、2人のプロフェッショナルが迫る。 -
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】
2025.11.4試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。






























