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1/16横浜ゴムの主力スタッドレスタイヤ「アイスガード6 iG60」(左)と2020年1月に発売された「ブルーアース4S AW21」(右)。ともに195/65R15サイズを「トヨタ・プリウス」に装着。ひと目で分かるトレッドパターンの違いは、開発コンセプトの違いでもある。
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2/16「ブルーアース4S AW21」のサイドウオールデザイン。Four Seasonsを意味する「4S」の文字がオールシーズンタイヤを示している。また、国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証しである「スノーフレークマーク」が打刻されている。
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3/16「ブルーアース4S AW21」が装着された「トヨタ・プリウス」で、北海道タイヤテストセンターの雪上特設コースと屋内氷盤試験場を走行。最新オールシーズンタイヤの実力とスタッドレスタイヤとのハンドリングやブレーキ性能の差を確かめた。
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4/16オールシーズンタイヤ「ブルーアース4S AW21」のほか、スタッドレスタイヤ「アイスガード6 iG60」も試すことができた。スタッドレスタイヤは写真の「ポルシェ718ケイマン」に装着される低偏平タイヤのほか、SUV用やバン・小型トラック用など対応車種やカテゴリー、サイズバリエーションの拡大が著しい。
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5/16雪に強いオールシーズンタイヤを目指し、スノー性能には妥協せずに開発を進めたという「ブルーアース4S AW21」。2020年1月現在、175/65R14から225/55R19までの全19サイズ展開で、価格はオープン。
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6/16センター部から左右斜め方向に広がる「V字ダイバージェントグルーブ」の方向性パターンは、排水性の向上に貢献。「クロスグルーブ」(交差溝)が雪柱せん断力を確保し、効率的な排雪や排水を行う。専用開発されたこれらのトレッドパターンが、雪上性能とドライ/ウエット路面の安定した走行に結びついているという。
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7/16オールシーズンタイヤの開発背景や製品の特徴を、横浜ゴムの消費財製品企画部製品企画2グループ課長補佐の小松星斗氏に伺った。試行販売を経て、2018年に欧州市場で正式販売を開始。その実績を見て、満を持して日本市場に導入したという。
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8/16コンパウンドにはシリカを配合してウエット性能を向上させ、さらに末端変性ポリマーの配合によって外気温に関わらずゴムのしなやかさをキープ。雪上でのハンドリングは、スタッドレスタイヤに近いフィーリングを確認できた。
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9/162018年に完成した屋内氷盤試験場の氷盤路で、スタッドレスタイヤ「アイスガード6 iG60」とオールシーズンタイヤ「ブルーアース4S AW21」の比較試乗を行った。写真は195/65R15サイズのアイスガード6 iG60を装着した「トヨタ・プリウス」。
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10/16こちらは195/65R15サイズのオールシーズンタイヤ「ブルーアース4S AW21」を装着した「トヨタ・プリウス」。人間が歩くのもままならないという滑りやすい氷盤での絶対性能ではスタッドレスタイヤに分があるものの、速度をしっかりと下げ丁寧な操作を行えば、ブルーアース4S AW21でも「走る・曲がる・止まる」がコントロールできた。
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11/16雪上特設コースでのスラロームテスト。氷盤と同様に「トヨタ・プリウス」を用いてスタッドレスタイヤ「アイスガード6 iG60」とオールシーズンタイヤ「ブルーアース4S AW21」の比較試乗を行った。
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12/16195/65R15サイズのオールシーズンタイヤ「ブルーアース4S AW21」が装着された「プリウス」でのスラロームテストの様子。スタッドレスタイヤ装着車とほとんど変わらない運転が行えた。雪上では、氷盤よりもスタッドレスタイヤとの性能差が小さくなるといえそうだ。
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13/16「雪に強いオールシーズンタイヤを目指し、スノー性能に妥協せず開発したのが『ブルーアース4S AW21』です」と語る横浜ゴムの小松星斗氏。非降雪地域のユーザーはもちろん、降雪地域のユーザーにも夏用タイヤの代わりに履いてもらいたいという。
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14/16センターを中心に、左右でトレッドパターンデザインが変えられたユニークな設計も「ブルーアース4S AW21」の特徴。スタッドレスタイヤのように溝やサイプを増やせばエッジ効果の向上により雪上性能を高められるが、反対に接地性が乏しくなる。そうしたバランスを考えた結果が、このトレッドパターンなのだという。
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15/16氷盤のフルブレーキング性能は、スタッドレスタイヤの2割程度減という印象のオールシーズンタイヤ。リアルワールドでは、あらかじめ凍っていそうな路面(日陰や橋の上など)を予測しながら適切な速度で走れば、ヒヤリとする場面が少なくなるはずだ。
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16/16
オールシーズンタイヤは「万が一の降雪に備えた保険やお守りのようなもの」と考えれば、選びやすくなるかもしれない。横浜ゴムの調査では、オールシーズンタイヤを装着したいと考えている人から「タイヤ交換の手間が省ける」「突然の降雪に備えるため」「経済的だから」との意見が寄せられたという。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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