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2/292019年3月のジュネーブショーで発表された「モーガン・プラスシックス」。伝統的な意匠は従来モデルから踏襲しているが、中身は全面的に刷新された。
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3/29ダッシュボードやフロアトンネル上面のパネルには、オプションで数多くのウッドやカラーコンビネーションを用意。車内にはスピーカーも装備されていたが、オーディオの使い方が分からず、音楽を聞くことはできなかった。
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4/29ヘッドランプは古式ゆかしき丸目2灯だが、レンズの中身は最新のLED式となっている。
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5/29モーガンは、1909年に設立された英国のスポーツカーメーカー。往年の“ハンドビルド”によるクルマづくりを今日に伝える、希有(けう)な存在である。
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モーガン の中古車
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6/29車両の骨格を形成する、新開発の「CXジェネレーションストラクチャー」。アルミを接着して組み立てたシャシーは実にモダンだが、上屋の基部には依然として木材(トネリコ)を用いている。(写真:モーガン)
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7/29フロントサスペンションを前から見たところ。本国資料には「前:マクファーソンストラット、後ろ:4バーリンケージ」とあったが、見たところ明らかに前後ダブルウイッシュボーンであった。
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8/29BMW製の「B58」型3リッター直6ガソリンターボエンジン。最高出力340PS、最大トルク500N・mを発生する。
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9/29センターコラムに配されたジョイスティック式のシフトセレクター。トランスミッションには8段ATが採用される。
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10/29ラインナップはベースグレードと「ツーリング」の2種類。後者に装備されるハードトップの色はアイボリーが標準だが、オプションで別の色も選択可能だ。
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11/29スイッチ類はメーターパネルの中央に配置。エアコンの効きは、従来モデルから劇的に改善された。
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12/29車内については、従来モデルより足元スペースを200mm拡張するなど、居住性を大幅に改善。乗車定員は2名のみで、“2+2”などの仕様は用意されない。
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13/29インストゥルメントパネルまわりの収納スペースは、助手席側のグローブボックスのみ。独立したトランクはないが、シート後方の空間をラゲッジスペースとして利用できる。
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14/29神奈川・横浜のみなとみらい地区を走る「プラスシックス」。リアタイヤの直前に座り、長いボンネットを眺めて走る運転感覚は、いかにもクラシックだ。
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15/29メーターパネルはダッシュボードの中央と運転席の前に分割して配置。従来モデル同様、速度計やエンジン回転計はダッシュボード中央に配される。
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16/29ドライバーの正面には燃費計と水温計に加え、モーガン初となるフルカラーのインフォメーションディスプレイ(!)を配置。簡易なものだが、燃費計の機能も備わっている。
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17/298段ATの手動変速は、シフトセレクターに加えてシフトパドルでも行える。
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18/29「プラスシックス」の車重は、乾燥重量で1075kg、車検証記載値でも1140kgとなっており、300PSオーバーのスポーツカーとしては相当に軽量である。
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19/29ホイールサイズは18インチが標準だが、オプションで19インチも用意。試乗車にはシルバーの19インチアルミホイールと35偏平の「コンチネンタル・スポーツコンタクト6」が装着されていた。
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20/29「プラスシックス」にはパワートレインの特性を変化させるドライブモードセレクターが装備されている。最もアグレッシブな「S+」モードは、シフトセレクターを左に倒して「S」モードを選択し、写真のスイッチを押すことで起動する。
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21/29クラシカルなラゲッジラックは、上級グレード「ツーリング」に標準で、ベースグレードにオプションで用意される。
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22/29設計の全面刷新により、動力性能と動的質感を高めた「プラスシックス」。環境性能の面でも、CO2排出量は170g/kmと、モーガン車としては過去最少の数値にとどめられた。
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23/29車内が木の香りで充満していた従来モデルほどではないが、「プラスシックス」でもバルクヘッドやサイドシルなどに浮かぶ木目に、ウッドフレームの存在を感じることができる。
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24/29「CXジェネレーションストラクチャー」を採用した新世代モデルについて、モーガンは今回の「プラスシックス」に続いて4気筒ターボの「プラスフォー」も設定。ラインナップの拡充を図っている。
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25/29その気になれば、0-100km/h加速4.2秒、最高速267km/hという俊足を発揮する「プラスシックス」。同時にその走りには、モーガンならではの牧歌的な味わいが確かに受け継がれていた。
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26/29モーガン・プラスシックス ツーリング
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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