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2/28最新世代の「レクサスIS」がデビューしたのは2013年5月。今回は2020年秋に予定されているマイナーチェンジモデルの発売に先駆けて、そのプロトタイプに試乗した。写真はV6エンジンを搭載する「IS350」のプロトタイプ。
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3/28インテリアは、インストゥルメントパネルやダッシュボードの形状を変更することで水平方向の広がりを強調。スポーティーなデザイン要素として、円形のエアコン吹き出し口が与えられている。
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4/28“Fスポーツ”グレードには、背もたれや座面にパンチメッシュのレザーを採用した専用スポーツシートが装着される。
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5/28マイナーチェンジに際しては、すべての外装パネルを変更。全幅を30mm拡大するなどして、ロー&ワイドなたたずまいが強調されている。リアまわりでは、車体の左右端にまたがる一文字型のコンビランプが新しい。
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6/28構造接着剤やスポット溶接を見直すことで、重量を増加させることなく剛性を高めた「IS」の車体。ラジエーターサポートサイドやCピラーインナー(写真で青く塗られた部分)は、特に強化が図られたポイントに挙げられる。
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7/28足まわりは、ボディーの微小な動きに対しても減衰力を発生させる新ショックアブソーバーを採用。フロントのアッパーアームやコイルスプリングを軽量化するなどして、乗り心地や舵の利きも改善されている。
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8/28これまでホイールの締結に使っていたスタッドボルトとハブナット(写真奥/銀色のパーツ)は、ハブボルト(同手前/黒いパーツ)のみに変更。1台分で約1kgのバネ下重量軽減を実現するとともに、締め付けトルクを20%高めたことで、操舵フィールを向上させた。
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9/28「IS300」のフロントに縦置きされる、2リッター直4ターボエンジン。1650rpmという低回転域から350N・mの最大トルクを発生する。
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10/28ターボ車「IS300」(写真)には、Gや車速から“ドライバーの意思”を推定し、最適と思われる変速を行う新システム「アダプティブ制御」が搭載される。
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11/28「IS300“Fスポーツ”」の計器盤。中央部がメーターリングごとスライドすることで、表示される情報が切り替わる。
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12/28走行モードのセレクターは、シフトレバーの左側にレイアウトされている。写真は「IS300」のもので、ハイブリッド車「IS300h」にはEVモードのスイッチが備わる。
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13/28ハイブリッドの「IS300h」はアクセルレスポンスを向上させることで、従来モデルよりスポーティーな性格に。今回試乗したFR車のほか、4WD車もラインナップされる。
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14/28グリルに加えてヘッドランプのデザインも変更。メインランプよりも下方にあったL字型のクリアランスランプは、最新型ではランプ上方に配されている。
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15/28スポーティーグレード“Fスポーツ”のトランクリッドには、ピアノブラックで塗装されたスポイラーが備わる。
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16/28今回の試乗車には専用デザインの19インチホイール(写真)が装着されていた。
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17/28ボディーカラーは全10色。このうち「ソニッククロム」(写真)と「ソニックイリジウム」は新規開発色となっている。
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18/28レクサスIS300“Fスポーツ”プロトタイプ
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19/28インフォテインメントシステムの操作デバイス「リモートタッチ」(写真中央)は、56×46mmサイズだった静電タッチパッドが65×62mmに大型化。操作性の向上が図られた。
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20/28“Fスポーツ”グレードのシートカラーは白、黒、赤の3色。白いシート地には、黒いアクセントが施される。
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21/28「IS300」の荷室。トランクのふたや前後ドアを軽量化することで、走行時に生じる慣性モーメントの低減が図られている。
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22/28レクサスIS300h“Fスポーツ”プロトタイプ
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23/28ハイブリッド車「IS300h」のパワーユニット。カタログ上のアウトプットや燃費値はそのままに、制御を見直すことでこれまで使い切れていなかったパワーを引き出した結果、走りはよりスポーティーに変化した。
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24/28マイナーチェンジを機にセンターモニターはタッチパネル式となり、画面の位置も操作がしやすいよう140mm前方に移された。画面サイズは10.3インチ。
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25/28「IS300h」の計器盤。選択した走行モードにより、メーターリング内のグラフィックが変化する。
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26/28レクサスIS350“Fスポーツ”プロトタイプ
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27/28「IS350」のエンジンは、自然吸気の3.5リッターV6。300PSオーバーの最高出力(318PS)を誇る。
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28/28解説用ベアシャシーのリアサスペンション周辺部。写真でグリーンに見えるアッパーアームやコイルスプリングは従来モデルより軽量化、上質な乗り心地と高い旋回G領域における高いコントロール性が追求された。

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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