-
1/16
-
2/162代目となる新型「4シリーズ」は2020年6月に世界初公開。2019年のフランクフルトショーで発表された、「コンセプト4」ゆずりのデザイン(特にフロント)が注目を集めている。
-
3/16「M440i xDrive」はBMWのラインナップの中でも「Mパフォーマンスモデル」と呼ばれるシリーズの一台であり、「M4」などと同じくBMW M社が開発を手がけた「4シリーズ」の高性能バージョンにあたる。
-
4/16日本仕様のハンドル位置は基本的に右だが、上級モデルの「M440i xDrive」では左も選択可能。試乗車の内装には、オプションで用意されるBMW Individualのインテリアトリムが採用されていた。
-
5/16外観では、専用のリアスポイラーや、「Mパフォーマンスモデル」専用の「セリウム・グレー」で塗装されたグリルやエアインテーク、エアブリーザー、ミラーキャップなどが、他のグレードとの違いだ。
-
BMW 4シリーズ クーペ の中古車webCG中古車検索
-
6/16「3シリーズ セダン」と比べ、ロー&ワイドなディメンションを持ち、かつボディー剛性の高い「4シリーズ クーペ」。その恩恵は、まず快適な乗り心地に見て取れた。
-
7/16スポーティーな「Mスポーツシート」は、「420i Mスポーツ」と「M440i xDrive」にオプション設定。エントリーグレードの「420i」では選択できない。
-
8/16後席は2座。空間的にはタイトだが、シートの仕立てはしっかりしており、またセンターアームレストに2人分のドリンクホルダーが装備されている。
-
9/16エンジンは3リッター直6ガソリンターボの「B58B30B」。387PS/5800rpmの最高出力と500N・m/1800-5000rpmの最大トルクを発生する。
-
10/163リッターターボエンジンとフルタイム4WDシステムを搭載した「M440i xDrive」の0-100km/h加速は4.5秒。2リッターターボとFRの組み合わせである「420i」より、3秒も速いタイムだ。
-
11/16リアには電子制御によって左右輪の駆動力を調整する「Mスポーツディファレンシャル」が備わっており、旋回時の走行を安定させるとともに、コーナー脱出時のトラクション性能を高めている。
-
12/1619インチのアロイホイールや、Mスポーツブレーキ、Mアダプティブサスペンションなどからなる「M440i xDrive」の足まわり。「420i Mスポーツ」でも選択可能だが、24万9000円のオプション代が必要となる。
-
13/16運転支援システムの仕様は、基本的に「3シリーズ」などと共通。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」も備わっており、条件が許せば“手放し運転”も可能となっている。
-
14/16荷室容量は440リッター。後席の背もたれには3分割可倒式のスルーローディング機構が備わっており、長さのある荷物も積むことができる。
-
15/16恐らくは批判を承知の上でこのデザインを採用したであろうBMW。「M440i」の走りを体験した後では、がぜんその挑戦を応援したくなった。
-
16/16BMW M440i xDriveクーペ

山田 弘樹
ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。
BMW 4シリーズ クーペ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・ウルスSE(前編)
2025.9.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。時代の要請を受け、ブランド史上最大のヒットモデルをプラグインハイブリッド車に仕立て直した最新モデルだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。