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2/312020年3月に発表された「モーガン・プラスフォー」。新設計のプラットフォーム「CXジェネレーションストラクチャー」を採用した、新世代モーガンの第2弾だ。
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3/31外観同様、従来型の趣を受け継ぐインテリア。ウッドのパネル類はオプションで、標準仕様はボディー同色となる。
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4/31センターコンソールに配された6段MTとハンドブレーキのレバー。単一車種に複数のトランスミッションが用意されるのは、モーガン史上初のこと。ハンドブレーキは古式ゆかしきフライオフ式ではなく、「引いて作動/ボタンを押して、下げて解除」の一般的なものとなった。
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5/31リアを飾る「PlusFour」のバッジ。「プラスフォー」は「4/4」よりパワフルな上級モデルとして1950年に登場。今日にもその名が受け継がれている。
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6/31シートは運転席、助手席ともにスライド&リクライニング機構付き。豊富なオプションが用意されており、好みのカラーリングや刺しゅう、ステッチを選べる。
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7/31フロントバルクヘッドに用いられたアッシュ(トネリコ)材の合板。モーガンのボディーの一部には、今日でも木材が用いられている。
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8/31エアコンや音響機器など、さまざまな快適装備が用意されるようになったモーガン。その多くはオプションだが、リモコンキーについては全車標準装備となる。
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9/31サイドウィンドウ(というかドアの上半分)は写真のとおり取り外し可能。オプションで、それをしまうためのバッグも用意されている。
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10/31MT仕様のエンジンは、最大トルクを350N・mに抑えつつ、最高出力の発生回転数を5500rpmに引き上げるなど(AT仕様は4400rpm)、組み合わされるトランスミッションに合わせて調整が加えられている。
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11/31ABCペダルは、アクセルがオルガン式、ブレーキとクラッチがつり下げ式と、ひと世代前のモデルとは逆となった。
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12/31速度計とエンジン回転計は、ダッシュボード中央にレイアウト。同じパネルの下方には、空調のコントローラーやイグニッションスイッチが配置される。
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13/31車重は、カタログ記載の乾燥重量で1013kg、車検証記載値で1070kgと、非常に軽量だ。
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14/31車両骨格には接着とリベットによって組み立てられるアルミ製プラットフォームを採用。剛性の向上と空間効率の改善を図っている。
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15/31タイヤサイズは前後ともに205/60R15。スポークホイールはオプションで、標準ではクラシックな意匠のアロイホイールが装備される。
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16/31小径のステアリングホイールは、スポークの色をブラックとシルバーから選択可能。電動のアシスト機構付きで、モダンな操作感を実現している。
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17/31後輪の直前に乗員が座るパッケージングはモーガンの四輪モデルの伝統。フロントの接地感は薄いが、リアタイヤからは濃密なグリップ感が得られる。
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18/31前後重量配分は49.5:59.5と、FR車としては若干後ろ寄り。そもそも軽量な車重とも相まって、鼻先の動きは非常に軽快だ。
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19/31サスペンションは、前がスライディングピラー式、後ろがリジッドアクスル式だった旧来のモデルに対し、前後ともにダブルウイッシュボーン式と、一気にモダンになった。
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20/31ナンバープレートの下から顔をのぞかせる、左右2本出しのマフラー。音量は控えめだが、4気筒ターボならではの鼓動感と低音で、ドライブを盛り上げてくれる。
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21/31最高速は240km/h、0-100km/h加速はMT仕様で5.2秒、AT仕様で4.8秒と、「プラスフォー」はクラシックな意匠とは裏腹に、高い動力性能を有している。
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22/31センターコンソールに備わる「S+」モードのボタン。MT仕様で切り替わるのはエンジンの制御だけだが、それでも明確に走りに気合が入る。
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23/31助手席側のダッシュボード下に配された、シートヒーターのスイッチやスピーカーの音量調整ダイヤル。モーガンにもこうした快適装備が、オプションで用意されるようになった。
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24/31荷室に備わるオプションのスピーカー。オーディオはないが、Bluetoothでつないだ携帯機器の音楽を流せる。
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25/31ソフトトップの操作はもちろん手動で、キャビン後方とAピラーのロック、ならびに各部のホックを外してシート後方に折りたたむ。2019年ごろに登場したタイプで、以前のものより格段に操作が楽になった(それでも大変だが)。
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26/31車重が軽く、回頭性も軽快な「プラスフォー」は、モーガンならではの走りをより積極的に楽しめる、スパルタンなスポーツカーに仕上がっていた。
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27/31モーガン・プラスフォー
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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