-
1/21
-
2/21長らくダカールラリーの二輪部門で王座に君臨してきたKTM。「1290スーパーアドベンチャー」は、同社がラインナップするアドベンチャーモデルのフラッグシップである。
-
3/21エンジンは「LC8」と呼ばれる排気量1301ccの水冷4ストロークV型2気筒。160PSの最高出力と138N・mの最大トルクを発生する。
-
4/21新型は車体設計も全面刷新。燃料タンクの位置を下げるなどして重量配分を最適化したほか、新設計のサブフレームやシートにより、着座位置も下げている。
-
5/21ラインナップは、オンロードでのロングツーリングに好適な「S」と、悪路走破性を追求した「R」の2種類である。
-
6/21車体については、シャシーを短くしつつスイングアームを長くとることで、コーナリング性能と加速時の走行安定性を高めている。
-
7/21「S」の足まわりにはホワイトパワー製の電子制御サスペンションを装備。減衰特性に加え、仕様によってはプリロードなどの個別調整も可能だ。
-
8/21車体やエンジンの改良・変更に加え、新型ではトラクションコントロールなどの電子制御システムも改良。運動性能や乗りやすさを改善している。
-
9/21「1290スーパーアドベンチャー」のACCは、KTMがボッシュと共同開発したもの。速度に応じて手動でのギアチェンジは必要となるが、それでもライダーの疲労軽減に大いに貢献してくれる。
-
10/217インチTFT液晶に表示された、ACCの操作画面。上限速度や前走車との車間距離に加え、加減速のアクティブさも調整できる。
-
11/21左ハンドルに設けられたスイッチボックス。ボタンは多いが、機能の割り振りがわかりやすく、また各ボタンの操作方法の違いも大きいので、慣れれば直感的に使えるようになる。
-
12/21ACCの作動速度域は30~150km/h。前走車との距離は5段階で調整が可能だ。ライダーがブレーキを操作するとシステムは解除される。
-
13/21よりオフロード向けの足まわりを持つ「1290スーパーアドベンチャーR」。最低地上高は「S」より19mm大きい242mmとなっている。
-
14/21前後のサスペンションストロークは「S」より20mm大きい220mm。フロントのキャスター角は「S」の65.3°に対し、64.7°となっている。
-
15/21ホイールサイズは「S」の前:19インチ/後ろ:17インチに対し、「R」は前:21インチ/後ろ:19インチとより大径に。新開発のブリヂストン製オフロードタイヤが組み合わされる。
-
16/21トラクションコントロールやABSにはオフロードモードが備わっており、後輪を滑らせながら走ることも可能だ。
-
17/21ライディングモードには「レイン/ストリート/スポーツ/オフロード」の4種類に加え、「ラリー」モードも用意。このモードでは後輪のスピン量を9段階で調整したり、スロットルレスポンスをよりアグレッシブに変更したり、ウィリーコントロールを解除したりできる。
-
18/21オンオフを問わず、全方位的にパフォーマンスが高められた新型「1290スーパーアドベンチャー」。このジャンルでの地位を盤石なものにしようという、KTMの意気を感じられるマシンに仕上がっていた。
-
19/21KTM 1290スーパーアドベンチャーS
-
20/21KTM 1290スーパーアドベンチャーR
-
21/21

後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
試乗記の新着記事
-
BYDシールAWD(4WD)【試乗記】 2026.1.17 BYDのBEVサルーン「シール」の機能アップデートモデルが登場。強化のポイント自体はそれほど多くないが、4WDモデルの「シールAWD」は新たに電子制御式の可変ダンパーを装備したというから見逃せない。さまざまなシーンでの乗り心地をチェックした。
-
マツダCX-60 XDドライブエディション ナッパレザーパッケージ(4WD/8AT)【試乗記】 2026.1.14 「マツダCX-60」に新グレードの「XDドライブエディション ナッパレザーパッケージ」が登場。スポーティーさと力強さ、上質さを追求したというその中身を精査するとともに、国内デビューから3年を経た“ラージ商品群第1弾”の成熟度をチェックした。
-
カワサキKLX230シェルパS(6MT)【レビュー】 2026.1.13 その出来には“セロー乗り”も太鼓判!? カワサキのトレイルバイク「KLX230シェルパ」に、ローダウン仕様の「シェルパS」が登場。安心の足つき性で間口を広げた一台だが、実際に走らせてみると、ストリートでも楽しめるオールラウンダーに仕上がっていた。
-
メルセデス・ベンツC220dラグジュアリー(FR/9AT)【試乗記】 2026.1.12 輸入車における定番の人気モデル「メルセデス・ベンツCクラス」。モデルライフ中にも年次改良で進化し続けるこのクルマの、現在の実力はいかほどか? ディーゼルエンジンと充実装備が魅力のグレード「C220dラグジュアリー」で確かめた。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション(FF/CVT)【試乗記】 2026.1.10 日産の軽スーパーハイトワゴン「ルークス」がフルモデルチェンジ。「見えない危険が……」のテレビCMでお茶の間をにぎわせているが、走る、曲がる、止まるをはじめとしたクルマ全体としての仕上がりはどうか。最上級グレードをテストした。
新着記事
-
NEW
クルマの乗り味の“味”って何だ?
2026.1.20あの多田哲哉のクルマQ&A「乗り味」という言葉があるように、クルマの運転感覚は“味”で表現されることがある。では、車両開発者はその味をどう解釈して、どんなプロセスで理想を実現しているのか? 元トヨタのエンジニア、多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
プジョー208 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2026.1.20試乗記「プジョー208」にマイルドハイブリッド車の「GTハイブリッド」が登場。仕組みとしては先に上陸を果たしたステランティス グループの各車と同じだが、小さなボディーに合わせてパワーが絞られているのが興味深いところだ。果たしてその乗り味は? -
ベントレー・コンチネンタルGTアズール(4WD/8AT)【試乗記】
2026.1.19試乗記ベントレーのラグジュアリークーペ「コンチネンタルGT」のなかでも、ウェルビーイングにこだわったという「アズール」に試乗。控えめ(?)な680PSのハイブリッドがかなえる走りは、快適で満ち足りていて、ラグジュアリーカーの本分を感じさせるものだった。 -
第327回:髪もクルマもナイスファイト!
2026.1.19カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。日産の新型「ルークス」で夜の首都高に出撃した。しっかりしたシャシーとターボエンジンのパワフルな走りに感心していると、前方にスーパーカーの姿を発見。今夜の獲物は「フェラーリ・ローマ」だ! -
日本で売れるクルマはあるのか!? 最新の“アメリカ産ニホンシャ”を清水草一が検証する!
2026.1.19デイリーコラムアメリカからの外圧による制度変更で、北米生産モデルの国内導入を決めたトヨタ。同様に、今後日本での販売が期待できる「海外生産の日本車」には、どんなものがあるだろうか? 清水草一が検証してみた。 -
フェラーリ12チリンドリ(後編)
2026.1.18思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「フェラーリ12チリンドリ」に試乗。前編では伝家の宝刀であるV12エンジンを絶賛した山野。後編ではコンビを組むシャシーの印象を余すところなく聞いてみた。
