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2/23フェラーリ初のPHEVである「SF90ストラダーレ」。2座・ミドシップのフェラーリとしては、初の4WDモデルでもある。
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3/23インフォテインメントシステムやクルーズコントロール、灯火類などの操作系はいずれもタッチパネル式。パワーユニットも、ホーンパッド下の「ENGINE START/STOP」の文字に触れると始動する。
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4/23「SF90ストラダーレ」の世界初公開は2019年6月。同年10月には日本でもお披露目されたが、昨今のコロナ禍の影響もあり、それから“公道デビュー”までにはいささかの時間を要することとなった。
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5/23エンジンは4リッターV8ターボの「F154FA」。ドライサンプ式の冷却系とも相まって、コンパクトで低重心な設計となっている。
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6/23MTのシフトゲートを模したシフトセレクター。8段DCTにリバースギアはなく、後退はモーターを逆回転させることで行う。
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7/23ハイブリッドシステムは2基のフロントモーターと1基のリアモーターで構成。最高出力は220PS(167kW)となっている。
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8/23リアカウル上面に備わる普通充電ポート。リチウムイオンバッテリーの容量は7.9kWhで、電気だけで25kmの走行が可能となっている。
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9/23フロント下部には、2基のラジエーターを含むパワートレインの冷却機構を配置。空気の流入をさえぎるわけにはいかず、日本仕様のナンバープレートはやや上部に装着されることとなった。
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10/23ハイブリッドシステムの開発に際しては軽量化を徹底し、システムの搭載に伴う重量増を270kgに抑制。他の箇所の軽量化とも相まって、乾燥重量を1570kgに抑えている(車検証記載値は1800kg)。
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11/23試乗車に装備されるカーボンフレームのレーシングシート。内装色にはタン系の「クオイオ」が用いられていた。
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12/23サイドシルに装着された「ASSETTO FIORANO」のロゴ入りキッキングプレート。試乗車には、サーキット走行向けのオプションパッケージ「アセットフィオラノ」が装備されていた。
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13/23「アセットフィオラノ」ではドアパネルやアンダーボディーがカーボンとなるほか、チタン製のスプリングやエキゾーストシステムを採用。約30kgの軽量化を実現する。
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14/23GTレーシングカーのノウハウをフィードバックしたショックアブソーバーや、高性能スポーツタイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2」も、「アセットフィオラノ」に含まれる装備だ。
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15/23フロントアクスルには右前輪用と左前輪用の2基のモーターを搭載。左右前輪の駆動力を個別に調整することで、高いコーナリング性能を実現している。
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16/23「Eマネッティーノ」には、電気のみで走行する「eDrive」、効率的な走りを重視した「Hybrid」、常時エンジンを稼働させるパフォーマンス重視+充電モードの「Performance」、パワーユニットの出力を全開放する「Qualify」の、4つのモードが用意される。
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17/23デジタルメーター右端の「Charge」マークに注目。「SF90ストラダーレ」には「Eマネッティーノ」のモードとは別にチャージモードが備わっており、走行中にエンジンでバッテリーを充電することができる。
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18/23「アセットフィオラノ」に含まれるハイダウンフォース仕様のカーボンリアスポイラー。250km/h走行時に390kgのダウンフォースを発生する。
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19/23車両骨格には新設計のアルミ製プラットフォーム(リアバルクヘッドはカーボン製)を採用。従来の車体より曲げ剛性が20%、ねじり剛性が40%向上している。
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20/23パワーユニットをオフにすると、マネッティーノの使用履歴やEV走行の比率などが、デジタルメーターに表示される。
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21/23フロントに設けられた、容量74リッターのトランクルーム。キャビン内にも21リッターのリアシェルフが備わっている。
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22/233基のモーターと高出力のV8エンジンを組み合わせた「SF90ストラダーレ」は、過去のどんなスーパーカーとも違う、異質なドライブフィールを持つクルマに仕上がっていた。
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23/23フェラーリSF90ストラダーレ

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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