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2/26「フィアット500ev」は、クラシックカーの2代目「500」をベースとした“コンバージョンEV”である。
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3/26製作にあたっては、イタリアに現存する「500」を徹底的にレストアしてからEV化。修復作業は徹底しており、隅々まで奇麗に仕上げられている。
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4/26「500ev」を手がけるのは私設ミュージアムの「チンクエチェント博物館」。イタリアで朽ちていく「500」を再生し「里親を探すような気持ち」(伊藤代表談)で事業を始めたという。
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5/26レストアとEVコンバージョンはイタリアのカロッツェリアが担当。かの地で車検を取得し、EVとして日本に輸入するかたちとなる。
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パワートレインには伊ニュートロン社製のコンバージョンキットを採用。モーターの最高出力は13.5HP。最大トルクは公表されていないが、プロトタイプでは160N・mを発生していた。
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7/26走行用のリチウムイオン電池はフロントに搭載。一充電走行可能距離は約100kmとされている。
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8/26フロントエンブレムを加工した充電口には、オプションで青いチャージランプも用意。家庭用200V(16A)電源を使用すると、約9時間で満充電となる。
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9/26エクステリアはほぼオリジナルの2代目「500」のまま。マフラーがないことで“それ”とわかる程度だ。
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10/26内外装については、オーナーの意向に合わせて大幅にカスタマイズが可能。ハンドル位置を右にしたり、外装をアバルト仕様にしたりもできる。
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11/26ルーフに備わるキャンバストップ。開口部をリアウィンドウまで拡張して「トランスフォルマービレ」仕様にしたり、逆にふさいでしまうといったオーダーも可能だ。
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12/26オリジナルの趣を残した、オプション装備のTFT液晶メーター。速度や残走行可能距離などを確認できる。
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13/26オプションの設定は多彩で、キーレスエントリー&セキュリティーシステムやBluetoothオーディオ、USBポートなども用意される。
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14/26動力性能については、0-50km/hの発進加速が7.0秒、最高速が85km/hと公称されている。
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15/26中央の「START」ボタンを押すとシステムが起動、もう一度押すと走行が可能となる。上部の黒いスイッチパネルはBluetoothオーディオの操作パネルだ。
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16/264段MTで使用するのは、ほぼ3速と4速のみ。走行中の変速も可能だが「モーターやドライブトレインに負荷がかかるので、お勧めはしない」とのことだった。
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17/26「ECO/SPORT」の走行モード切り替え機構は、市販モデルではオプション装備に。リバースモードは廃止され、後退はトランスミッションで操作するようになった。
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18/26足まわりの仕様は基本的にオリジナルと共通。コーナリング時やブレーキング時の操作性は、まさにクラシックカーのそれだ。
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19/26プロトタイプではセンターコンソールの縁から生えていたスロットルペダルも、オリジナルと同じレイアウトに変更。クラッチペダルは備わるが、クルマの特性上、AT限定免許でも運転できる。
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20/26Bluetoothオーディオのスピーカーは前席のシート下部に配置。オリジナルの趣を崩さないための工夫だ。
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21/26パワートレインの小型化に伴い、エンジンルームの空いたスペースには、ささやかながらトランクが設置された。
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22/26“本物のクラシック”を気軽に楽しめることこそ「500ev」の身上。筋金入りのエンスージアストにもぜひお薦めしたい。
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23/26フィアット500ev
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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