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1/9総額40万円で購入した「ハイゼット トラック ジャンボ」。2WD/5段MT/1990年式/走行距離5万8000kmという個体で、残念ながらクーラーはあまり利かない。ジャンボの導入で、オレはミドシップ後輪駆動車3台持ちとなった。(写真=池之平昌信)
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2/9「セクシージャンボ」こと、わが「ダイハツ・ハイゼット トラック ジャンボ」の本懐は働くクルマ。しかしこれまで活躍の場がなかったので、今回、伊豆半島を一周する旅に出かけることにした。
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3/9西伊豆の小さな漁港で「ハイゼット デッキバン」を発見。「オフビートカーキメタリック」のボディーカラーがシブい。こうした場所に軽トラで訪れると、ふるさとを感じずにはいられない。
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4/9西伊豆の海岸沿いを「セクシージャンボ」で走り、伊豆半島の最南端、石廊崎に到着。「日本の灯台50選」にも選ばれる白い石廊崎灯台が有名な観光スポットである。
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5/9天城越えの途中で、わが「セクシージャンボ」のセルが回らなくなる。もちろん、エンジンはかからない。バッテリーが寿命なのか?
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6/9押しがけでなんとかエンジンを再始動させ、そのまま一番近いガソリンスタンドへと駆け込んだ。バッテリーを交換し、この日は無事に帰還。ひと安心したのだったが……。
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7/9伊豆半島を一周する旅で、立ち寄った川沿いにたたずむ「セクシージャンボ」。自然のなかでも絵になるクルマだ。軽トラはニッポン土着のゲタであると痛感する。
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8/9伊豆半島一周の旅を終えメンテナンスの必要性を感じたので、「セクシージャンボ」を近所の修理工場に入れることにした。その際、バッテリー上がりの原因となったオルタネーターをリビルド品に交換。ついでにオイルとクーラント、タイヤも交換した。
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9/9コミコミ8万円で修理が完了した「セクシージャンボ」。早速、夜の首都高で試運転を行った。これなら新東名で120km/h出せそうだ!

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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