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1/19「シボレー・コルベット」の高性能モデルである「Z06」は、2021年10月26日(現地時間)に発表された。
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2/19標準モデルと同様、「Z06」も左右両ハンドルの生産を予定。日本導入も期待できそうだ。
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3/19インテリアには「カーボン」と「ステルスアルミニウム」の2種類のトリムが用意される。
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4/19タイヤは前が275/30ZR20、後ろが345/25ZR21と、まさにスーパーカーサイズである。
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5/19「コルベット」の高性能モデルに「Z06」という呼称が初採用されたのは、1963年のこと。その後、長い“休眠期間”があって、「C5」の時代の2001年に復活した。
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6/19自然吸気の5.5リッターV8エンジン「LT6」。
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7/19最高出力は670HP/8400rpm、最大トルクは623N・m/6300rpmと公称されている。
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8/19動弁機構はDOHC 4バルブ。「コルベット」といえばOHVのイメージが強いが、「C4」時代の「ZR-1」にもロータスチューンの5.7リッターV8 DOHCエンジン「LT5」が搭載されていた。
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9/19高回転を可能にするフラットプレーンのクランクシャフト。
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10/19「Z06」はレースカーの「C8.R」とシャシーを共有。エンジンのアーキテクチャーにも多くの共通点がみられる。
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11/19「Z06」には、さらに動力性能を高めるオプション「Z07パフォーマンスパッケージ」も用意される。
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12/19「Z07パフォーマンスパッケージ」には、18.6kgの軽量化を実現するカーボンホイールと、ハイグリップタイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2 R ZP」、ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキなどが含まれる。
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13/19カーボン製の空力パーツは186mph(約300km/h)走行時に734ポンド(約333kg)のダウンフォースを発生。これは「コルベット」史上最大の値だ。
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14/19「Z07パフォーマンスパッケージ」装着車では、シャシーや磁性流体ダンパー「マグネティックライドコントロール」についても、独自のチューニングが施されるという。
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15/19こちらは標準仕様の「コルベット/コルベット コンバーチブル」。コロナ禍や半導体不足などの逆境のなかで、単年で約2.6万台を売り上げた。
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16/191953年のデビュー以来、アメリカのスポーツカー文化を支えてきた「コルベット」。「最低でも年間1万台はさばける」という実績は、「スポーツカーは数が出ない」とため息をつく他メーカーからすればうらやましい限りだろう。
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17/192019年7月の発表会にて、「C8」のMRプラットフォームについて説明するエグゼクティブチーフエンジニアのタッジ・ジェクター氏。販売台数が見込めるからこそ、GMは多大なリソースを投入できたのだ。
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18/192023年モデルとしての市場投入がアナウンスされている「Z06」。生産開始は2022年夏の予定となっている。
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19/19アメリカの巨大なスポーツカーマーケットと、あまたの熱心なファンに支えられてきた「シボレー・コルベット」。“初MR”である「C8」の完成度の高さも、そうした背景があってのものだった。

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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