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2/192021年4月に日本導入が発表されたアウディの新型電気自動車「e-tron GT」。ローンチコントロール使用時のシステム最高出力が530PSとなる「e-tron GTクワトロ」と、同646PSとなる「RS e-tron GT」(写真)の2モデルが販売される。
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3/19今回試乗したのは、3チャンバー式エアサスペンションやマトリクスLEDヘッドランプなどが標準で装備されるハイパフォーマンスバージョンの「RS e-tron GT」。車両本体価格は1799万円。
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4/19「RS e-tron GT」のフロントシート。標準で装備されるのは、ダイナミカまたはカスケードクロスとアーティフィシャルレザーのコンビネーション表皮で仕立てられる「スポーツシートプラス」だが、今回の試乗車には、オプションの「スポーツシートプロ」が装備されていた。
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5/19車体後部に向かってなだらかなラインを描くルーフラインにより、後席のヘッドルームは少しタイトな印象。身長178cmの筆者だと、お尻を前にずらさないと頭が天井につっかえてしまった。
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6/19「RS e-tron GT」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4990×1965×1395mm、ホイールベースは2900mm。エントリーモデルという位置づけの「e-tron GTクワトロ」よりも、全高が20mm低い設定になっている。
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7/19「RS e-tron GT」では、シングルフレームグリルのインサート色がブラックとなり、マトリクスLEDヘッドランプも標準装備される。今回の試乗車ではオプションの「カーボンパッケージ」が選択されていたため、ドアミラーのハウジングがボディー同色からカーボン地を生かしたものに変更されている。
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8/19メーターナセルに組み込まれた12.3 インチの「アウディバーチャルコックピット」と、センターコンソール上部に配置された10.1インチのタッチ式ディスプレイが目を引く「RS e-tron GT」のインテリア。コネクテッドサービス「Audi connect」にも対応している。
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9/19フル液晶のメーターパネル「アウディバーチャルコックピット」には、バッテリーの残量に加え、航続可能距離がグリーンのバーグラフで分かりやすく表示される。
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10/19走行モードを切り替える「アウディドライブセレクト」が「e-tron GT」全車に標準装備される。エコモードにあたる「エフィシェンシー」モードでは最高速度が140km/hに制限され、加速開始時の特性がマイルドなものとなる。
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11/19シフトセレクターは、コンパクトな前後スライド式。シフトセレクターのスライド方向と車両の進行方向が合致しており、直感的な操作が行える。走行モードを切り替える「アウディドライブセレクト」のスイッチは、従来どおりシフトパネル前方左端にプッシュスイッチとして配置されている。
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12/19「RS e-tron GT」の荷室容量は350リッター。後席の背もたれには40:20:40分割可倒機構が備わり、背もたれを前方に倒すと、広くフラットな荷室床面が現れる。
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13/19走行速度に応じて自動で作動するリアスポイラー。MMIのタッチパネルを操作し、任意に展開することも可能だ。ボディー下部には整流効果を高めるディンプル付きのアンダーカバーが備わり、空力性能向上への積極的な取り組みをうかがわせる。
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14/19「RS e-tron GT」には電子制御エアサスペンションが標準で装備されている。作動はドライブモードと連動するが、MMIのタッチパネル操作によって任意でも行える。写真は車高を最も下げた様子。
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15/19今回の試乗車には、オプションとなる21インチの「5スポークコンケーブモジュールブラックアルミホイール」に、EV専用に開発されたとうたわれる前265/35R21、後ろ305/30R21サイズの「グッドイヤー・イーグルF1アシメトリック5」タイヤが組み合わされていた。
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16/19容量93.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する「RS e-tron GT」。ボディーの右側に急速充電用ポートを、左側に普通充電用ポートを配置している。
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17/19「RS e-tron GT」の一充電航続距離は最大534km(WLTCモード)となる。参考までに同じDNAをもつ「ポルシェ・タイカン」の満充電からの航続可能距離は「4S」が407km、「ターボ」が450km、「ターボS」が412kmと発表されている。
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18/19アウディRS e-tron GT
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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