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2/25「SF90」に次いで登場したフェラーリのPHEV「296GTB」。ポジション的には既存のV8ミドシップ系のモデルに近い位置にあるが、フェラーリの関係者は今回の試乗会においても、「『F8トリブート』の後継ではない、全く新しいモデル」と説明していた。
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3/25いかにもスポーツカー然とした、タイトなインテリア。カーボンフレームのシートはしっかりとしたホールド性と快適な座り心地、乗降性を阻害しない機能性を併せ持っていた。
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4/25メーターパネルはフル液晶、ステアリングスイッチはイグニッションボタンまでタッチ式と、インターフェイスは大幅にデジタル化されている。
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5/25「296GTB」の透視図からは、重量物が徹底して低い位置に搭載されていることが分かる。イラストには描かれていないが、燃料タンクもパワートレインを挟むよう、低い位置に左右2分割で搭載される。
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6/25既存のモデルとは大きく異なるデザインコンセプトが取り入れられた「296GTB」。特徴的なBピラーやふくよかなリアフェンダーなど、リアセクションは往年のレーシングスポーツカー「250LM」をモチーフとしたものだ。写真はサーキットで試乗した「アセットフィオラーノパッケージ」装着車。
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7/25テールランプはおなじみの丸型ではなく異形タイプ。シャープなヘッドランプともども、クラシック寄りな「296GTB」のデザインにモダンさを加味している。
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8/25「アセットフィオラーノパッケージ」はより本格的にサーキット走行を楽しむオーナー向けのオプションで、車両重量を12kg軽減する軽量化パーツや、専用の空力パーツ、レースでの技術をフィードバックしたという「マルチマティックダンパー」などが装備される。
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9/25動力性能については、0-100km/h加速が2.9秒、0-200km/h加速が7.3秒、200km/hからの制動距離が107m、最高速が330km/hと公表されている。
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10/25サーキット試乗車に装着されていたカーボンセラミックブレーキ。フェラーリのカーボンセラミックブレーキ装着車は、踏み始めでガッと利くイメージがあったのだが、バイ・ワイヤー式ブレーキの「296GTB」では、リニアな利き方が追求されていた。
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11/25ドライブモードの切り替え機構には、電動パワートレインの制御を切り替える「eマネッティーノ」と、スロットルレスポンスや変速、トラクションコントロールなどの制御を切り替える「マネッティーノ」の2つが搭載される。
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12/25電子制御関連では、自動車としてはこれが初採用となる6wayのシャシーセンサーや、それを核とした各種ビークルダイナミクス制御システムの採用も「296GTB」の特徴。より高次元における、意のままの操作性と走行安定性の両立が図られている。
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13/25環境性能の高さも「296GTB」の特徴のひとつ。容量7.45kWhのバッテリーは25kmのEV走行を可能とし(WLTPモード)、十分に電気がある状態ではイグニッションをオンにしてもエンジンはかからない。
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14/25「eマネッティーノ」はステアリングホイールのタッチ式コントローラーで操作。モードは「eDrive」「Hybrid」「Performance」「Qualify」の4種類だ。
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15/25MT車のシフトゲートを模したシフトセレクター。トランスミッションは8段DCTで、エンジンとの間に高出力のモーターとクラッチが挟まっている。
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16/25液晶のメーターパネルは、その全体にナビ画面を映すことも可能。見ず知らずの地の公道試乗では、非常に重宝した。
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17/25モーターの最高出力は167PS、
最大トルクは315N・mで、135km/hまでの車速ならEV走行が可能。ペダルワークを気にすれば、高速道路や上りのワインディングロードでも電気だけで走ることができた。 -
18/25動力性能と並んで印象的だったのが新エンジンのサウンド。関係者が「これは小さなV12」と胸を張るのも納得の快音だった。
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19/25IHI製のターボを2基備えた2.9リッターV6エンジン「F163」は、最高出力663PSを発生。軽量・コンパクトな設計は、車体の軽量化や空力特性の最適化にも寄与している。
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20/25リアの中央に配されたテールパイプ。マフラーはスチールとニッケルの合金製で、音量調整にバイパスバルブを用いることでサイレンサーを省くなど、軽量化も徹底している。
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21/25圧倒的な動力性能を備えながら、デザインにもドライブフィールにも仰々しいところのない「296GTB」は、既存のスーパースポーツとは一味違うクルマに感じられた。
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22/25フェラーリ296GTB(アセットフィオラーノパッケージ装着車)
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24/25フェラーリ296GTB
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