-
1/20
-
2/202021年9月に一部改良モデルが発表されたレクサスのフラッグシップクーペ「LC」。乗り味のさらなる深化を目指し、シャシーを中心に手が加えられた。またLCは、レクサス全ラインアップの乗り味を方向づける役割も担っている。
-
3/20今回は、ハイブリッドモデルのなかで最上級グレードとなる「LC500h“Sパッケージ”」に試乗。“Sパッケージ”には、後輪操舵やギア比可変ステアリング、電動パワーステアリングなどを統合制御する「レクサスダイナミックハンドリング」が備わる。車両本体価格は1500万円。
-
4/20最高出力299PSの3.5リッターV6エンジンに、同180PSのモーターが組み合わされた「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載。システム最高出力は359PSを誇る。
-
5/20「LC500h“Sパッケージ”」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4770×1920×1345mm、ホイールベースは2870mm。ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装を施した21インチ鍛造アルミホイールが新たに標準装備アイテムとなった。
-
レクサス LC の中古車webCG中古車検索
-
6/20ロングノーズ&ショートキャビンのFRモデルらしいプロポーションが特徴的な「LC」。今回の試乗車は「ディープブルー」と呼ばれるボディーカラーをまとっていた。
-
7/20インテリアに大きな変更はないが、「LC」全モデルにおいて空気清浄機能「ナノイー」が「ナノイーX」に変更されている。今回試乗した車両のインテリアは、アルカンターラとセミアニリン本革を組み合わせた「オーカー」と呼ばれる内装色で、これを含め“Sパッケージ”では「ブラック」「フレアレッド」「ブラック&オレンジ」の4種類から内装色を選択できる。
-
8/208インチのカラー液晶メーターは、「LFA」で採用されていた可動式メーターリングを継承。写真はメーターリングを右にスライドさせた「コンフォート」モード選択時の様子。
-
9/20マグネシウム製のシフトパドル付き本革ステアリングホイールには、ヒーター機能を内蔵。操舵角がつかみやすい傾角、握る位置に合わせて最適化したグリップ形状や手のひらへのフィット感など、人の感性を重視した設計になっている。
-
10/20ハーフミラーの原理を応用したというユニークな構造のフルLEDリアコンビランプ。幾層にも重なって光っているような奥行きを感じさせる演出が特徴的だ。
-
11/20専用サイドサポートに加え、表皮一体の発泡工法で着座時の安定感を高めたというフロントシート。「LC」では全モデルのフロントシートに、ベンチレーションとヒーター機能が標準で備わっている。
-
12/20フロントシートと同じく、アルカンターラとセミアニリン本革で仕立てられた2人掛けのリアシート。「LC」の乗車定員は全車4人となる。
-
13/20前後に高摩擦ブレーキパッドが標準装備される“Sパッケージ”のブレーキシステム。 オレンジに塗られた「LEXUS」ロゴ入りブレーキキャリパーは、4万4000円のオプションアイテム。
-
14/203眼フルLEDヘッドランプの内側に位置する、グリルに向かって伸びる矢じり型のレンズがデイタイムランニングランプで、バンパーサイドの垂直方向に伸びるレンズがターンシグナルランプ。
-
15/20ダッシュボードに10.3インチのワイドディスプレイを内蔵。スマホと連動するSmartDeviceLinkやApple CarPlay、Android Autoに対応するほか、テレビチューナーも全車に標準装備されている。
-
16/20各種メディアやナビ、電話、シート調整などの操作を指先で行えるリモートタッチ(タッチパッド式)をセンターコンソールに配置。メディアソースをダイレクトに切り替えられる「サブファンクションスイッチ」も用意されている。
-
17/20「LC500h」の荷室容量は172リッター。フロアにはネットなどを用いて荷物を固定できる、格納式のフックが4つ設置されている。
-
18/20箱根のワインディングロードを行く「LC500h“Sパッケージ”」。今回の一部改良では、コイルスプリングやスタビライザーの仕様、ショックアブソーバーの制御などを最適化することで従来型よりもタイヤの接地感を高めたとアナウンスされている。
-
19/20レクサスLC500h“Sパッケージ”
-
20/20

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
レクサス LC の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
アストンマーティン・ヴァンキッシュ クーペ(FR/8AT)【試乗記】 2025.10.7 アストンマーティンが世に問うた、V12エンジンを搭載したグランドツアラー/スポーツカー「ヴァンキッシュ」。クルマを取り巻く環境が厳しくなるなかにあってなお、美と走りを追求したフラッグシップクーペが至った高みを垣間見た。
-
ルノー・カングー(FF/7AT)【試乗記】 2025.10.6 「ルノー・カングー」のマイナーチェンジモデルが日本に上陸。最も象徴的なのはラインナップの整理によって無塗装の黒いバンパーが選べなくなったことだ。これを喪失とみるか、あるいは洗練とみるか。カングーの立ち位置も時代とともに移り変わっていく。
-
BMW R12 G/S GSスポーツ(6MT)【試乗記】 2025.10.4 ビッグオフのパイオニアであるBMWが世に問うた、フラットツインの新型オフローダー「R12 G/S」。ファンを泣かせるレトロデザインで話題を集める一台だが、いざ走らせれば、オンロードで爽快で、オフロードでは最高に楽しいマシンに仕上がっていた。
-
メルセデス・ベンツGLE450d 4MATICスポーツ コア(ISG)(4WD/9AT)【試乗記】 2025.10.1 「メルセデス・ベンツGLE」の3リッターディーゼルモデルに、仕様を吟味して価格を抑えた新グレード「GLE450d 4MATICスポーツ コア」が登場。お値段1379万円の“お値打ち仕様”に納得感はあるか? 実車に触れ、他のグレードと比較して考えた。
-
MINIカントリーマンD(FF/7AT)【試乗記】 2025.9.30 大きなボディーと伝統の名称復活に違和感を覚えつつも、モダンで機能的なファミリーカーとしてみればその実力は申し分ない「MINIカントリーマン」。ラインナップでひときわ注目されるディーゼルエンジン搭載モデルに試乗し、人気の秘密を探った。
新着記事
-
NEW
新型「ホンダ・プレリュード」の半額以下で楽しめる2ドアクーペ5選
2025.10.9デイリーコラム24年ぶりに登場した新型「ホンダ・プレリュード」に興味はあるが、さすがに600万円を超える新車価格とくれば、おいそれと手は出せない。そこで注目したいのがプレリュードの半額で楽しめる中古車。手ごろな2ドアクーペを5モデル紹介する。 -
NEW
BMW M2(前編)
2025.10.9谷口信輝の新車試乗縦置きの6気筒エンジンに、FRの駆動方式。運転好きならグッとくる高性能クーペ「BMW M2」にさらなる改良が加えられた。その走りを、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? -
NEW
ホンダ・プレリュード(FF)【試乗記】
2025.10.9試乗記24年ぶりに復活したホンダの2ドアクーペ「プレリュード」。6代目となる新型のターゲットは、ズバリ1980年代にプレリュードが巻き起こしたデートカーブームをリアルタイムで体験し、記憶している世代である。そんな筆者が公道での走りを報告する。 -
NEW
第931回:幻ですカー 主要ブランド製なのにめったに見ないあのクルマ
2025.10.9マッキナ あらモーダ!確かにラインナップされているはずなのに、路上でほとんど見かけない! そんな不思議な「幻ですカー」を、イタリア在住の大矢アキオ氏が紹介。幻のクルマが誕生する背景を考察しつつ、人気車種にはない風情に思いをはせた。 -
日産リーフB7 X(FWD)/リーフB7 G(FWD)【試乗記】
2025.10.8試乗記量産電気自動車(BEV)のパイオニアである「日産リーフ」がついにフルモデルチェンジ。3代目となる新型は、従来モデルとはなにが違い、BEVとしてどうすごいのか? 「BEVにまつわるユーザーの懸念を徹底的に払拭した」という、新型リーフの実力に触れた。 -
走りも見た目も大きく進化した最新の「ルーテシア」を試す
2025.10.8走りも楽しむならルノーのフルハイブリッドE-TECH<AD>ルノーの人気ハッチバック「ルーテシア」の最新モデルが日本に上陸。もちろん内外装の大胆な変化にも注目だが、評判のハイブリッドパワートレインにも改良の手が入り、走りの質感と燃費の両面で進化を遂げているのだ。箱根の山道でも楽しめる。それがルノーのハイブリッドである。