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1/92022年4月20日(現地時間)、独BMWは新型「7シリーズ」を世界初公開した。第7世代にあたる、同ブランドのフラッグシップサルーンである。
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2/9なんといっても衝撃的だったのは、このフロントフェイスだろう。大きなキドニーグリルと上下2段に分かれたランプが、見る者に強烈なインパクトを与える。
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3/9新型「7シリーズ」のなかでシリンダー数が最も多い「760i xDrive」のエンジンは、4.4リッターのV8ターボ。12気筒モデルはラインナップから消えている。
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4/9新型「7シリーズ」の100%電気自動車「i7 xDrive60」。欧州市場には当初、同モデルのみが投入され、後に48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたディーゼル車が追加される。
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5/9大型液晶パネルが目を引く新型「7シリーズ」のインテリア。エアコン吹き出し口が見えない水平基調のインストゥルメントパネルも特徴のひとつとなっている。写真は「i7 xDrive60」のもの。
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6/9ロングホイールベース化によりキャビンの快適性が追求された、新型「BMW 7シリーズ」。写真はリアエンターテインメントシステム搭載車のもので、後席の天井には7680×2160ピクセルの31.3インチディスプレイが据え付けられている。
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7/9ベーシックな「7シリーズ」とは意匠の異なる「M760e xDrive」のフロントまわり。とはいえ、その個性の強さは変わらない。BMWは、このデザインについては、中国市場を意識したものであることを明らかにしている。
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8/9規模の大きなメーカーで言うならば、現時点ではBMWのようなパワートレイン・ミックスこそが有効な戦略といえるだろう。日本のトヨタも2021年末、2030年までにBEVの年間販売台数を350万台にまで引き上げるとアナウンスした(写真)ものの、それは全体の3割ほどでしかないのだ。
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9/9新型「BMW 7シリーズ」のデリバリーは、世界の各市場で2022年11月から順次始められる。

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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