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2/272022年4月に世界初公開された「ランボルギーニ・ウラカン テクニカ」。AWDとRWDの両方を擁する「ウラカン」シリーズのなかでも、RWDのハイパフォーマンスモデルとなる。
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3/27性能向上のメニューは空力特性の改善と軽量化、シャシー設定の変更、高出力エンジンの搭載と多岐にわたり、公道とサーキットの双方において、操る喜びを追求したクルマとなっている。
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4/27インテリアでは、ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)に関するものを中心に、専用の装備やデザインを採用。オプションで軽量ドアやハーネス式のシートベルトも用意される。
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5/275.2リッターV10エンジンは「ウラカンSTO」ゆずりのもので、最高出力640PSを発生。今となっては非常に貴重な、大排気量・高回転・高出力の自然吸気エンジンだ。
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6/27シートに施された「TECNICA」の刺しゅう。ランボルギーニは「テクニカ」というサブネームについて、「『ウラカン』の技術的能力の進化を表現したもの」と説明している。
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7/27リアフェンダーパネルに貼られた「LP640-2」のバッジ。かつてのランボルギーニの命名法にならうと「エンジン縦置き、最高出力640PSの2輪駆動モデル」の意となる。
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8/27エンジンフードに貼られた「V10」のバッジ。「ウラカン」のラストイヤーとなる2023年は、ランボルギーニのV10エンジン搭載モデルの誕生20周年にあたる。
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9/27一応は標準モデル扱いの「ウラカン テクニカ」だが、生産はウラカンがモデルライフを終える2023年いっぱいまで。ランボルギーニの工場の生産キャパシティーも限られていることから、販売台数は決して多くはならないだろう。
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10/27「ウラカン テクニカ」のフロントマスク。Y字のモチーフを取り入れた左右の装飾など、「シアンFKP37」の流れをくむ意匠が特徴だ。
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11/27リアまわりは垂直なリアウィンドウに、専用形状のエンジンフードとバンパー、固定式のリアウイングと、デザインが刷新されている。
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12/27「ウラカン テクニカ」専用の固定式リアウイング。デザインの見直しとこれら空力デバイスの採用により、リアのダウンフォースを35%増やしつつ、ドラッグを20%低減させた。
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13/27ボディーサイズは全長×全幅×全高=4567×1933×1165mm。空力特性の改善に伴い、全長は61mm(資料上の記載。カタログ記載のスペックで比較すると47mm)拡大した。
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14/27操舵機構はステアリングギアレシオを固定式に変更。後輪にも操舵機構が備わっており、走行シーンやドライブモードに応じて、走行安定性を高めたり、オーバーステアの傾向を強めたりできる。
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15/27ステアリングホイールの下端に備わるドライブモードセレクター「ANIMA」の切り替えスイッチ。3つの走行モードを持つANIMAも、「ウラカン テクニカ」専用に制御が見直された。
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16/27ボディーのフロント部やショルダー部、リアのエンジンフードなどには、軽量なカーボンファイバーを採用。乾燥重量は「ウラカンEVO RWD」の1389kgに対し、1379kgと公称されている。
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17/27旋回時には後輪のトルクベクタリング機構と「P-TCS(パフォーマンス・トラクション・コントロール・システム)」が車両の挙動を制御。一方で、ドライバーの操作の裁量も大きく、その点が「ウラカンSTO」とは大きく異なる。
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18/27バンレシアのリカルド・トルモ・サーキットにて、「ウラカン テクニカ」を試す筆者。
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19/27動力性能については、最高速は325km/h、0-100km/h加速は、「ウラカンEVO RWD」より0.1秒速い3.2秒と公称されている。
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20/27メーターパネルに装着される12.3インチの液晶ディスプレイ。「ウラカン テクニカ」では色使いを抑えて視認性を高めたデザインに、表示が変更された。
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21/27六角形のスポークデザインが目を引く20インチホイール。ゲーム『グランツーリスモ』に登場する「ランボルギーニV12ビジョンGT」に着想を得たものだ。
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22/27リアまわりでは、六角形のテールパイプフィニッシャーも「ウラカン テクニカ」の特徴となっている。
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23/27動力性能を高めつつ、よりドライビングの楽しさも感じられるようになった「ウラカン テクニカ」。ウラカンの10年、“V10ランボ”の20年を飾るのにふさわしいモデルといえるだろう。
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24/27ランボルギーニ・ウラカン テクニカ
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西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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