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1/16「グッドイヤー・ベクター4シーズンズGEN-3」(右)と、SUV向けの「ベクター4シーズンズGEN-3 SUV」(左)。
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2/16新製品の「ベクター4シーズンズGEN-3」。既存の「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」の上位に位置する、プレミアムなオールシーズンタイヤという扱いだ。
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3/16サイドウォールに描かれた“スノーフレークマーク”。過信は禁物だが、このタイヤなら冬用タイヤ規制がしかれた道でも走行が可能だ。
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4/16「ベクター4シーズンズGEN-3/GEN-3 SUV」の試走会は、冬の長野県・女神湖にて開催された。
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5/161977年に世界で初めてオールシーズンタイヤを発売したのはグッドイヤー。同社はこのジャンルにおけるパイオニアなのだ。
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6/16SUV向けの「ベクター4シーズンズGEN-3 SUV」。225/60R17から255/50R20までの5種類のサイズが用意される。
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7/16トレッドパターンには「ベクター4シーズンズ ハイブリッド」と同じく、Vシェイプのデザインを採用。ただし、センターに向かうにつれて溝を細くし、中央付近に大型のサイプを設けるなど、全体的に見直しが図られている。
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8/16ショルダーブロックの剛性強化も新製品のトピック。トレッド下部のカバー層とともに操舵時のタイヤの変形を抑制し、ハンドリング性能の向上を図っている。
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9/16開発は欧州の拠点で実施。生産もドイツやポーランド、スロヴェニアなど、欧州の工場で行われる。
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10/16まずは凍った湖面の特設コースで試走。スラロームや定常円旋回などでその性能を確かめた。
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11/16特設コースで実感したのは、スノー路面での性能向上ぶり。ただし(これはオールシーズンタイヤ全般に言えることだが)、氷結路が苦手な点は従来製品と同じだった。
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12/16公道ではドライ、ウエット、シャーベット、圧雪路と、さまざまな路面のシチュエーションに遭遇。それでも4駆の「ジャガーEペース」と「ベクター4シーズンズGEN-3 SUV」の組み合わせは、終始安定した走りを披露した。
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13/16湖畔の道で「ベクター4シーズンズGEN-3 SUV」の実力を試す筆者。
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14/16「ベクター4シーズンズ カーゴ」が装着された「ホンダN-VAN」。試走車の“軽さ”もあってか、公道試走では存外にグリップ力が高く感じられた。
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15/16「ベクター4シーズンズ カーゴ」のトレッドパターン。乗用車向けの「ベクター4シーズンズ ハイブリッド/GEN-3」とは異なり、Vシェイプのデザインとはなっていない。
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16/16公道試走から戻ってくる各試走車。ウインター性能だけでなく、サマー性能の向上も図られた“プレミアムなオールシーズンタイヤ”は、年に数回しか雪が降らないエリアのオーナーにはオススメの選択肢といえそうだ。

生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
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