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1/26シエナのスズキ販売代理店、サルカーのお宝である1980年型「ジムニー」(LJ80型)。左からアレッサンドロ社長とスタッフのジャンニ氏、そしてエンリコ氏。
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2/26輸出仕様であるLJ80型の排気量は800cc。日本では「ジムニー8」として販売されていた。
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3/26オケージョナルシートは対面2座。2009年、「解体業者に出す」という前所有者を引き止めて3000ユーロで買い取り、レストアを施した。
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4/26日本車の輸入規制などの影響により、イタリアでスズキ車は1982年まで並行輸入だった。この車両も説明書の本文は、ドイツ語である。
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5/26サルカーの店内。夕方5時を過ぎると、仕事帰りの人々が次々と訪れる。
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6/26「スズキS-CROSSハイブリッド」。ハンガリーのマジャール・スズキで生産される。
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7/26サルカーの外観。
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8/26アレッサンドロ・フランキ社長は1969年生まれ。曽祖父、父に続いて社長を務めている。
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9/26アレッサンドロ氏の曽祖父で、販売店を設立したカミッロ・ヴァンノッチ氏(写真左)。
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10/26ミッレミリアの日と思われる写真。シエナを通過する参加車の修理や給油を担当した。
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11/26シエナ旧市街の広場で行われた青空展示会で。中央がパオロ・フランキ氏。後方には、アルファ・ロメオの商用車「ロメオ」が見える。
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12/261966~1969年の初代「アルファ・ロメオ・スパイダー」披露のときと思われる写真。
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13/26父パオロ氏は、アルファ・ロメオの公式サポートを受けるほどの操縦技術を有していた。
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14/26パオロ氏と手づくりボディーによるバルケッタ「フランキミッレ」。後年、車両は売却されたという。
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15/26「アルファスッド」でラリーを快走するシーン。
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16/261976年のひとこま。写真右がパオロ氏。
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17/26仲間たちと。写真左から4人目がパオロ氏。
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18/26「アルファ・ロメオ・アルフェッタ」。アレッサンドロ氏によると、当初アウトデルタが手がけた16バルブエンジンを搭載していたが、手に負えないまでの高性能だったため、船舶用エンジンに換装した。
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19/26これも父パオロ氏の勇姿。脱落した「フィアット124スパイダー」の脇をすり抜ける。
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20/26父が駆ったこの「アルファ・ロメオGTヴェローチェ」は、今日でもアレッサンドロ氏が大切に保管している。
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21/26こちらは、ショールーム2階に置かれているアレッサンドロ氏の「スパイダー2.0」。
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22/262022年から韓国・サンヨン車(左)の販売も始めた。
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23/26数年前からメカニックとして加わったチェーザレ氏。以前はトヨタ系販売店に勤務。欧州における近年のスズキ車にはトヨタのOEM版があるから、大きな戦力である。
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24/26サルカーの社章。白い羽根をつけたネイティブアメリカンが運転している。
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25/26社章は、アレッサンドロ氏の右腕にもタトゥーとして刻まれている。
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26/26サルカーが市内にあるほかのディーラーと異なるのは、長年にわたって社員の入れ替わりが少ないことである。「小さな家族のようなものですから」と、アレッサンドロ氏(左)は語る。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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