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1/13「急アクセル抑制機能」の体験試乗へと臨む、報道陣を乗せた「ホンダN-WGN」。
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2/13記者にシステムの仕組みを説明してくれた、本田技研工業 ソフトウェアデファインドモビリティ開発統括部 先進安全・知能化ソリューション開発部 シャシーダイナミクス制御開発課の吉川史哲氏。
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3/13システムが急なアクセルの踏み込み操作を「ペダルの踏み間違い」と判断すると、アクセル開度に関わらずエンジンをアイドリング状態に保ち、急加速を抑制する。
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4/135秒以上アクセルを踏み続けると、車速は最大30km/hまで上がるが、一度しっかりアクセルを戻さない限りは、それ以上加速はしない。
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5/13「急アクセル抑制機能」のオン/オフはリモコンキーに連動しており、販売店で機能をアクティベートされたキーでクルマをスタートした場合のみ、システムは稼働状態となる。
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6/13「急アクセル抑制機能」を有効化するリモコンキーでクルマを始動すると、メーターのインフォメーションディスプレイには、写真のようにシステムがオンになった旨が表示される。
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7/13システムが作動すると、クルマはドライバーに警報を発し、インフォメーションディスプレイにもアクセルを戻すよう警告が表示される。
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8/13警報は最初の5秒が「ピーピー」という連続したもので、その後は切れ間のない「ピー……」という音に変わり、車速が30km/hまで解放される。
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9/13システムはハンドルを切った状態でも作動するが、ウインカーが出ていると加速を容認する。また“トヨタ版”とは違い、シフトポジションが「P」や「N」の状態でも“誤操作”と判断すればエンジンの回転を抑制する。
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10/13ドライバーがパニックになってアクセルを連続で踏んでも、システムは解除されない。2度目のアクセルで最大30km/hまで車速は上がるものの、その後は何度踏んでも、30km/h以上には加速しない。
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11/13取材会にはホンダの安全技術開発を統括する、髙石秀明エグゼクティブチーフエンジニアも参加。追突事故を82%、歩行者事故を56%減らせるという「Honda SENSING」のデータや、死亡事故ゼロへ向けたホンダの取り組みが説明された。
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12/13「トヨタ・シエンタ」の試乗会より、会場に展示された「プラスサポート」の解説パネル。「踏み間違い事故の約63%をカバーできる」という説明は、トヨタの公式ウェブサイトにも掲載されている。
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13/13「ドライバーの操作を無視し、強制的に加速を抑制する」というシステムへの不信感に加え、「いざというときに加速できないのでは?」という不安から、忌避するユーザーもいるという「急アクセル抑制機能」。普及には、システムのさらなる進化はもちろん、販売現場での丁寧な説明も必要となりそうだ。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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