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1/15ブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザックVRX3」に、SUV向けサイズが新たに追加された。本格的な冬の到来を前に、氷上とドライ路面でその実力を確かめた。
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2/15「ブリザックVRX3」は、2021年9月に発売されたブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ。2022年10月に、SUV向けとして215/70R16から225/45R21までの12種類のサイズが追加設定された。
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3/15ブリヂストンの技術開発拠点のひとつである東京・小平地区に開設された「ブリヂストンイノベーションパーク」。
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4/152022年4月にオープンしたイノベーションセンター「Bイノベーション」。ブリヂストンのコア技術や製品を実際に見て触ってアイデアを膨らませる「ブリヂストンオープンイノベーションハブ」や、アイデアを形にする「ラフプロトスタジオ」などが用意されている。
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5/15実車を使ってすぐに体感・検証することができるテストコース「Bモビリティ」。今回はこのコースで「ブリザックVRX3」の試走を行った。
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6/15「ブリザックVRX3」の試走車として東京・小平の「Bモビリティ」に用意された「アウディQ5」と「トヨタ・ヤリス クロス」「トヨタ・プリウス」。
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7/151988年に誕生した「ブリザック」シリーズの最新世代となる「ブリザックVRX3」。北海道・北東北の主要5都市における一般ドライバーのブリザックブランドタイヤ装着率は、実に50.7%にのぼるという(2022年1月~2月の同社調査)。
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8/15「トヨタ・ヤリス クロス」には205/65R16サイズの「ブリザックVRX3」が装着されていた。
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9/15235/55R19サイズの「ブリザックVRX3」が装着された「アウディQ5」をテストコース「Bモビリティ」でドライブ。
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10/15都内のアイススケートリンクで「ブリザックVRX3」の加速・制動性能や旋回時のハンドリングなどをチェックした。写真は235/55R19サイズの「ブリザックVRX3」が装着された「アウディQ5」の氷上走行シーン。
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11/15ブリヂストンの独自技術である発泡ゴムは、新発想で開発された「フレキシブル発泡ゴム」に進化。氷上の水膜を除去する発泡の形状を、従来の球状から楕円(だえん)形に変更し、毛細管現象により吸水力を向上させたという。
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12/15人が立って歩くこともおぼつかないようなツルツルの氷上で、しっかり発進・加速し、同時にしっかり止まることが確認できた。完全停止へと至るブレーキング最後の段階では、氷面にタイヤを食い込ませるように制動Gが立ち上がった。
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13/15ブロックの先端に突起を設けることで、周方向溝からブロックまわりへの水の回り込みを抑制する“L字ブロック”や、一部のサイプを溝に貫通させず端止めすることにより、サイプ内への水の逆流抑制する“端止めサイプ”などの新技術を用いた「ブリザックVRX3」の新トレッドパターン。
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14/15ドライ路面を行く「ブリザックVRX3」を装着した「アウディQ5」。舗装路面上でグニャグニャと頼りない接地感を伝えてきたり、ステアリング操作に対する遅れなどを感じさせられたりすることはなかった。
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15/15「ブリザックVRX3」は、全サイズとも左右非対称パターンが採用される。価格は135/80R12の1万0175円から225/45R21の8万0410円まで。100種類以上のサイズラインナップを誇っている。

河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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