-
1/21メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+シューティングブレーク
-
2/21メルセデスAMG EQE53 4MATIC+
-
3/21「メルセデス・ベンツEQE」。パリにて2022年10月撮影。
-
4/21キア・シード スポーツワゴン
-
5/21ヒョンデ・アイオニック6
-
6/21「ヒョンデ・アイオニック6」のCd値はわずか0.21である。
-
7/21「アルファ・ロメオ・ジュニアZ」。2020年にアルファ・ロメオ歴史博物館で撮影。
-
8/21初代フォルクスワーゲン・シロッコ
-
9/21カム教授のコーダトロンカ理論を取り入れた1940年の「BMW 328ミッレミリア・カム・レーシングカー」。
-
10/21ダットサン・ブルーバード1600SSS(1965年)
-
11/21ジャガーXJ6シリーズIII(1979年)
-
12/212代目キャデラック・セヴィル
-
13/21「セヴィル」のリアスタイルの源流といえる1933年の「キャデラック・エアロダイナミック」。
-
14/21初代「CLS」のコンセプトを示した2003年の「メルセデス・ベンツ・ヴィジョンCLS」。
-
15/21日産セドリック スペシャル6(1966年)
-
16/21「ヒョンデ・アイオニック6」の横長テールランプには、“尻すぼみ”感を抑制する効果がある。ちなみに、ヒョンデのスタイルグループを率いるサイモン・ローズビー氏は「1920年代に流行した先細りのラインが発想源である」と証言している。
-
17/21ジウジアーロによる自動車が、なぜ均整を保って映るかといえば、延長線上の消失点が合致するからである。それはピラーの傾きにも言える(補足線は筆者による)。
-
18/21ジャガーXJシリーズI(補足線は筆者による)
-
19/21「アイオニック6」。テールから後方に延びる各ラインは、1点で出会わない。クオーターウィンドウ後端で交錯する、開口部のラインも煩雑に映る(補足線は筆者による)。
-
20/21「ソニーVISION-S 02」。尻下がりとはいえないまでも、後部は鈍重。しかし、リアフェンダーのプレスラインを跳ね上げることで、やや救われている。
-
21/21「ジャガーXJ6シリーズI」。空力性能と実用性を兼ね備えながら、古典的で優雅な尻下がりを未来に実現できるだろうか。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
マッキナ あらモーダ!の新着記事
-
第927回:ちがうんだってば! 「日本仕様」を理解してもらう難しさ 2025.9.11 欧州で大いに勘違いされている、日本というマーケットの特性や日本人の好み。かの地のメーカーやクリエイターがよかれと思って用意した製品が、“コレジャナイ感”を漂わすこととなるのはなぜか? イタリア在住の記者が、思い出のエピソードを振り返る。
-
第926回:フィアット初の電動三輪多目的車 その客を大切にせよ 2025.9.4 ステランティスが新しい電動三輪車「フィアット・トリス」を発表。イタリアでデザインされ、モロッコで生産される新しいモビリティーが狙う、マーケットと顧客とは? イタリア在住の大矢アキオが、地中海の向こう側にある成長市場の重要性を語る。
-
第925回:やめよう! 「免許持ってないのかよ」ハラスメント 2025.8.28 イタリアでも進んでいるという、若者のクルマ&運転免許離れ。免許を持っていない彼らに対し、私たちはどう接するべきなのか? かの地に住むコラムニストの大矢アキオ氏が、「免許持ってないのかよ」とあざ笑う大人の悪習に物申す。
-
第924回:農園の初代「パンダ」に感じた、フィアットの進むべき道 2025.8.21 イタリア在住の大矢アキオが、シエナのワイナリーで元気に働く初代「フィアット・パンダ4×4」を発見。シンプルな構造とメンテナンスのしやすさから、今もかくしゃくと動き続けるその姿に、“自動車のあるべき姿”を思った。
-
第923回:エルコレ・スパーダ逝去 伝説のデザイナーの足跡を回顧する 2025.8.14 ザガートやI.DE.Aなどを渡り歩き、あまたの名車を輩出したデザイナーのエルコレ・スパーダ氏が逝去した。氏の作品を振り返るとともに、天才がセンスのおもむくままに筆を走らせられ、イタリアの量産車デザインが最後の輝きを放っていた時代に思いをはせた。
新着記事
-
NEW
スズキeビターラ
2025.9.17画像・写真スズキの電動化戦略の嚆矢(こうし)となる、新型電気自動車(BEV)「eビターラ」。小柄でありながら力強いデザインが特徴で、またBセグメントのBEVとしては貴重な4WDの設定もポイントだ。日本発表会の会場から、その詳細な姿を写真で紹介する。 -
NEW
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学
2025.9.17エディターから一言栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。 -
NEW
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】
2025.9.17試乗記最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。 -
NEW
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
2025.9.17カーデザイン曼荼羅ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。 -
NEW
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代
2025.9.17デイリーコラムトランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。 -
内燃機関を持たないEVに必要な「冷やす技術」とは何か?
2025.9.16あの多田哲哉のクルマQ&Aエンジンが搭載されていない電気自動車でも、冷却のメカニズムが必要なのはなぜか? どんなところをどのような仕組みで冷やすのか、元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。