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1/19
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2/19創業は1901年と、継続してバイクをつくり続けてきたブランドとしては最古の歴史を誇るロイヤルエンフィールド。発祥はイギリスだが、現在はインドのメーカーとなっている。
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3/19ロイヤルエンフィールドの新世代製品群のなかでも、軽快な走りを特徴とする「ハンター350」。本国にはスポークホイールにリアドラムブレーキの廉価仕様もあるようだが、日本にはキャストホイールに前後ディスクブレーキの上級仕様のみが導入される。
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4/19これだけ歴史のあるブランドだと、どんなコンセプトのモデルでも時代をさかのぼればオリジナルに突き当たる。ロイヤルエンフィールドによると、「ハンター350」の場合は1958年登場の「フューリー」がそれにあたるという。(写真:Gordon May)
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5/19エンジンは排気量349ccの空冷単気筒SOHC。ロイヤルエンフィールド伝統のロングストローク型で、「ハンター350」では車両の特性に合わせてスロットルレスポンスが改良されている。
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6/19デザインは燃料タンクやシート、サイドカバーといったディテールも含めて、作為的なところのないすっきりとしたもの。カラーリングは全6種類で、純正アクセサリーには23種類の用品が用意される。
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7/19ハンドルやペダル類のレイアウトは、“天神乗り”にも過度な前傾姿勢にもならない、スタンダードなネイキッドモデルとして標準的なもの。機能が簡素なだけに、左右のスイッチボックスも至ってシンプルだ。
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8/19スタータースイッチはクラシックなロータリー式。キーをシリンダーに差してひねり、このスイッチのツマミを左へやればエンジンが始動する。
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9/19ブレーキは、小・中排気量のモデルではおなじみの印BYBRE(バイブレ)製。ディスク径は前:300mm、後ろ:270mmで、デュアルチャンネルABSが装備される。
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10/19「Jプラットフォーム」エンジンはプライマリーバランサーシャフトによって振動が抑えているのだが、それでも程よい鼓動感が残されており、空冷単気筒ならではビートが実に楽しかった。ちなみに、写真のカッコいい御仁はロイヤルエンフィールドのライダーであり、残念ながら筆者ではない。
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11/19排気系にはマスの集中を意図してショートタイプのマフラーを採用。「ハンター350」のキャラクターに合わせてサウンドもつくり込まれている。
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12/19メーターは機械式の速度計にモノクロの液晶ディスプレイの組み合わせ。後者には走行距離計や燃料計、時計、シフトインジケーターなどの機能が備わるものの、なぜかエンジン回転計だけは備わっていない。
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13/19タイヤサイズは、前:110/70-17、後ろ:140/70-17というスポーツ指向な組み合わせ。前輪のジオメトリーも、キャスター角:25°、トレール量:94mmと、かなりハンドリングのよさを重視したものだ。
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14/19ワンピースタイプのシートはライダー/パッセンジャーの負担を低減するべく、形状やフォームの素材および硬さを吟味。シート高は790mmで、ストップ&ゴーの多い街なかでもわずらわしくない足つき性のよさを実現している。
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15/19サスペンションは、前が同車専用に開発されたφ41mmの正立フォーク、後ろが単筒型のツインショックで、後者には6段階のプリロード調整機構が備わる。
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16/19発売からの約半年で実に10万台以上が売れ、今やブランドのベストセラーモデルとなっている「ハンター350」。ロイヤルエンフィールドでは今後も、新世代の350ccモデルを続々と投入していく予定だ。
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17/19ロイヤルエンフィールド・ハンター350
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堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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