-
1/11スバル商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの小林正明氏。
-
2/11MT車用「アイサイト」は、「スバルBRZ」のAT車用のシステムをベースに改良を加えたものだ。例えば衝突被害軽減ブレーキは、エンストしてもブレーキの液圧が抜けず、制動力が継続するようシステムを改良。VDCのECUでホイールシリンダーに液圧をかけ、そこでピストンのバルブを閉じて液圧が抜けないようにしているのだ。停車後も3秒は停止状態を保ち、その後、徐々にブレーキが抜けていくという。
-
3/11追従機能付きクルーズコントロールは、車速35km/h以上から操作が可能。25km/h以下になったらシステムは自動でキャンセルされる。これは「BRZ」のエンジンが、ギアが6速に入っていても25km/hまでならストールしない設定となっているからだ。
-
4/11MT車用「アイサイト」に、走行モードなどに連動したシステムのオン/オフ機能はないので、スポーツ走行をするときは、ドライバーが自らシステムをオフにする必要がある。またエンジンを再始動すると、アイサイトも自動でオンとなるので注意が必要だ。
-
5/11「マツダ・アテンザ」(3代目)では、MT車にもオプションでADASが用意されていた。ちなみにマツダでは、「ロードスター」のMT車にも衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全装備を採用している。
-
スバル の中古車webCG中古車検索
-
6/112017年9月に登場した現行型「スズキ・スイフトスポーツ」。現行のスイフトでは、「RS」や「XG」のMT車にも衝突被害軽減ブレーキや追従機能付きクルーズコントロールが装備されている。(写真:荒川正幸)
-
7/11バイクの世界では、ドゥカティが「ムルティストラーダ」の2021年モデルにADASを初採用。今日ではBMWやカワサキ、ヤマハなどでも実用化が進んでいる。(写真:山本佳吾)
-
8/11MT車用「アイサイト」の追従機能付きクルーズコントロールでは、ドライバーが自らの手で変速することを考慮し、その際に違和感を覚えさせないようエンジンの制御を開発。また車速が25km/h以下になるとシステムが切れ、停車についてはドライバーの手(というか足)で行うことになるため、低速域では通常のアイサイトより前走車との車間を開けるよう制御を変更している。
-
9/11スバル技術本部 車両開発統括部の藤井忠則主査。
-
10/11道路運送車両法の改正による衝突被害軽減ブレーキの義務化のスケジュールは、(1)国産車の新型車が2021年11月から、(2)輸入車の新型車が2024年7月から、(3)軽トラックを除く国産車の継続生産車が2025年12月から、(4)輸入車の継続生産車が2026年7月から、(5)軽トラックの継続生産車が2027年9月からとなっている。
-
11/11わざわざ開発したMT車用「アイサイト」を、「BRZ」にしか使わないなんていう非効率なことはしないはず。海外で販売される「WRX」のMT車とか、かつて東京オートサロンでファンをざわつかせた「レヴォーグ」のMT車とか……。スバルの前のめりな施策に期待である。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
スバル の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」 2025.12.19 欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。
-
次期型はあるんですか? 「三菱デリカD:5」の未来を開発責任者に聞いた 2025.12.18 デビューから19年がたとうとしている「三菱デリカD:5」が、またしても一部改良。三菱のご長寿モデルは、このまま延命措置を繰り返してフェードアウトしていくのか? それともちゃんと次期型は存在するのか? 開発責任者に話を聞いた。
-
人気なのになぜ? 「アルピーヌA110」が生産終了になる不思議 2025.12.17 現行型「アルピーヌA110」のモデルライフが間もなく終わる。(比較的)手ごろな価格やあつかいやすいサイズ&パワーなどで愛され、このカテゴリーとして人気の部類に入るはずだが、生産が終わってしまうのはなぜだろうか。
-
GRとレクサスから同時発表! なぜトヨタは今、スーパースポーツモデルをつくるのか? 2025.12.15 2027年の発売に先駆けて、スーパースポーツ「GR GT」「GR GT3」「レクサスLFAコンセプト」を同時発表したトヨタ。なぜこのタイミングでこれらの高性能車を開発するのか? その事情や背景を考察する。
-
高齢者だって運転を続けたい! ボルボが語る「ヘルシーなモービルライフ」のすゝめ 2025.12.12 日本でもスウェーデンでも大きな問題となって久しい、シニアドライバーによる交通事故。高齢者の移動の権利を守り、誰もが安心して過ごせる交通社会を実現するにはどうすればよいのか? 長年、ボルボで安全技術の開発に携わってきた第一人者が語る。
新着記事
-
NEW
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
NEW
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
NEW
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。 -
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」
2025.12.19デイリーコラム欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。
注目の記事
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキングスバル
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 試乗記 -
2025年の一押しはコレ! 清水草一の私的カー・オブ・ザ・イヤー 2025.11.24 デイリーコラム -
新型の「トヨタRAV4」と「スバル・フォレスター」、選ぶならどっちだ? 2025.5.26 デイリーコラム -
「スバル・クロストレック」の限定車「ウィルダネスエディション」登場 これっていったいどんなモデル? 2025.11.27 デイリーコラム -
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット― 2025.12.5 デイリーコラム
関連キーワード






























