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1/14ウエット路面での高速レーンチェンジにのぞむ、「センシファイ」を搭載した「テスラ・モデル3」。
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2/14ブレンボは1961年に誕生したイタリアのブレーキメーカーだ。今日では世界15カ国に30の製造および販売拠点を持ち、1万5000人の従業員を擁する大規模サプライヤーとなっている。2022年の売上高は36億2900万ユーロ(約5760億円)だ。
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3/14「センシファイ」は、バイワイヤ式のブレーキから発展した統合ブレーキシステムである。車両に搭載される4つのブレーキを、個別に制御する点が特徴となっている。
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4/14システムの核となるコントロールユニット。センサーからの情報をもとにした車両の状況把握に、4つのブレーキそれぞれへの制動制御の指示……と、既存のブレーキシステムよりはるかに仕事の量が多く、そのぶん高い演算能力が求められる。
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5/14各ブレーキの制動力は、キャリパーに備えられたアクチュエーターでコントロール。対向式キャリパーを備えたシステムについては、マスターシリンダーをアクチュエーターで動かし、そこから先はフルードで力を伝達する仕組みとなっている。
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6/14「センシファイ」の特徴を説明するアレッサンドロ・チョッティ氏。ブレンボの最高研究開発責任者で、イノベーションプロジェクトや新しいメカトロニクスアプリケーションの開発を指揮している。
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7/14試乗車として用意されたのは、「テスラ・モデル3」に「センシファイ」のブレーキシステムを搭載したもの。関係者いわく、センシファイは電気自動車との親和性が高いという。
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8/14試乗車のブレーキは、前が油圧併用、リアが完全バイワイヤのもの。本文で紹介される「レベル2」のコントロールシステムが搭載されていたが、車両の制約上、回生協調などの一部機能は省略されていた。
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9/14既存のブレーキシステムとは大きく異なる仕組みを持つ「センシファイ」だが、操作性に違和感はない。作動側の制御はもちろんだが、ブレーキペダルへのフィードバックも、しっかりつくり込まれている印象だった。
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10/14どのテストでも制動時の安定した挙動が印象的だった「センシファイ」。フルブレーキ時のノーズダイブの小ささも記憶に残った。
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11/14ウエット路面での高速レーンチェンジでも抜群の安定性を披露。エンジニアいわく、「もっと急ハンドルを切っても大丈夫」とのことだった。
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12/14高度な制動制御を実現した「センシファイ」は、「クルマを安定して止める」だけではなく、「クルマの姿勢を操る」ことにも大きな効果を発揮する。将来的には安全性に加え、ファン・トゥ・ドライブにも重きを置いた仕様が登場するかもしれない。
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13/14バイワイヤ化によるシステムの簡素化も「センシファイ」の特徴。部品点数や消耗材の削減は、コストの低減や環境負荷の抑制につながる。
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14/14ブレンボにおいてブレーキシステム部門の販売およびマーケティング責任者を務めるウヴェ・ハイン氏。ブレンボは「センシファイ」の実用化に際し、日本の自動車メーカーにも熱い視線を向けている。

大音 安弘
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