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2/202022年11月に発表された最新型「レクサスRX」。グローバルでは5世代目にあたる。今回は2023年7月に追加設定された2.5リッター直4ハイブリッド「RX350h」を郊外に連れ出した。
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3/202.5リッター直4ハイブリッドを搭載する「RX350h」は、ラグジュアリー志向の基準グレードともいえる“バージョンL”のみのラインナップ。車両本体価格が758万円のFWD車と796万円の4WD車が設定され、後者に試乗した。
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4/20スピンドルグリル改め「スピンドルボディー」と呼ばれる、塊造形のフロントまわりが新型「RX」の特徴。“バージョンL”ではシームレスグリルの処理がひし形のドット柄となり、“Fスポーツ”系グレードと差異化されている。
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5/20写真の外板色は「ソニッククロム」と呼ばれるガンメタリック系のカラー。これを含め「RX350h“バージョンL”」では全9色からボディーカラーを選択できる。
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6/20「RX350h“バージョンL”」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4890×1920×1700mm、ホイールベースは2850mm。「ポルシェ・カイエン」や「BMW X5」より少しだけコンパクトで取り回しがしやすいサイズ感だ。
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7/202.5リッター4気筒エンジン(最高出力190PS/最大トルク243N・m)と駆動用モーター(同182PS/同270N・m)を組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載する。WLTCモード計測による燃費値はFWD車が20.2km/リッターで4WD車が18.7km/リッター。
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8/205種類のインテリアカラーが用意される車内では、Aピラーを後退させることで得られた視界の良さや開放感に加えて、「Tazuna Concept」をもとにデザインされたコックピットが見どころとされる。ダッシュボード中央に置かれた14インチサイズの大型タッチ式ディスプレイが目を引く。
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9/20「e-ラッチシステム」と呼ばれる電気制御ドアラッチ/アンラッチ機構を標準装備。ブラインドスポットモニターの機能を活用した、後方からの接近車両などを検知する安全機構も採用されている。
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10/20TNGA思想を取り入れた「GA-K」プラットフォームを採用。主要骨格部材の最適配置や、フロントフェンダーのアルミ化、Bピラー部への2GPa(ギガパスカル)級ホットスタンプ材の採用などにより、車両重量は先代比で90kg軽量化された。重心高の低下と操縦安定性の向上がうたわれる。
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11/20「ノーマル」「スポーツ」「エコ」、そして「カスタム」の4種類の走行モードをセンターディスプレイのタッチスイッチで切り替えられる。カスタムモードでは、パワートレインのレスポンスやサスペンションの減衰力などを任意に設定可能だ。
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12/20先進運転支援システムの充実も「RX」の自慢だ。アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援機能などの操作スイッチをステアリングホイールの右スポーク部に集中配置。“バージョンL”グレードには、リモート機能付きの駐車支援システム「レクサスチームメイトアドバンストパーク」が標準で装備される。
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13/20「RX350h“バージョンL”」には、21インチアルミホイールが標準装備となる。ダークプレミアムメタリック塗装(写真)もしくはダークグレーメタリック塗装が選択できる。試乗車は、235/50R21サイズの「ブリヂストン・アレンザ001」タイヤを組み合わせていた。
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14/20荷室は5人乗車時で612リッターの積載容量を確保。9.5インチのゴルフバッグであれば4つ収納可能となっている。「ハンズフリーパワーバックドア(停止位置メモリー機能・挟み込み防止機能付き)」が標準で装備される。
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15/20ラゲッジルーム内のスイッチ(写真)および後席下部のスイッチ、センターディスプレイ内のタッチスイッチで、リアシートのバックレストを格納/展開できる。
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16/20「RX350“バージョンL”」のフロントシート。オートエアコンと連動し、シートヒーターやシートベンチレーション、ステアリングヒーターを自動制御する「レクサスクライメイトコンシェルジュ」が標準装備となる。
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17/20前席と同じくセミアニリン加工された本革表皮で仕立てられる「RX350“バージョンL”」のリアシート。電動リクライニングと電動格納機能、ヒーター/ベンチレーション、40:20:40の分割可倒機構が備わっている。
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18/20サスペンションはフロントがストラット式、リアは新開発されたマルチリンク式を採用。静粛性や快適性を含め、ダイナミクス性能が大きく進化したとうたわれる。
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19/20レクサスRX350h“バージョンL”
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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