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2/20「ヒマラヤ」は2018年に登場したロイヤルエンフィールド初のアドベンチャーモデル。新型は2代目のモデルにあたり、2023年の「EICMA」で発表されたばかりだ。
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3/20排気量452ccの水冷単気筒DOHCエンジン。ロイヤルエンフィールド初の水冷エンジンで、40PSの最高出力と40N・mの最大トルクを発生する。
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4/20ボディーサイズは全長×全幅×全高=2245×852×1316mm、ホイールベース=1510mmと、従来型よりひとまわり拡大しているが、車重は196kgと、むしろ若干軽くなっている。
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5/20前:90/90-21、後ろ:140/80R17というサイズ表期からもわかるとおり、タイヤは前がバイアスで、後ろがラジアル。印シアット製のアドベンチャータイヤは、どちらかというとオンロード寄りの性格だったが、見た目以上にオフロードでもグリップした。
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6/20ブレーキは前がφ320mmのディスクと2ピストンキャリパー、後ろがφ270mmのディスクとシングルピストンキャリパーの組み合わせ。2チャンネルABSは切り替え機能付きで、リアのみ作動をカットできる。
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7/20シート高はスタンダード仕様が825mm、ローシート仕様が805mm。両仕様ともにアジャスト機構付きで、シート高を20mm高められる。
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8/20オンもオフも、ロングツーリングもスポーティーなライディングも楽しめる新型「ヒマラヤ」。マスの集中や適切なジオメトリーなど、基本設計のよさがそれを支えている。
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9/20今回の試乗は、ヒマラヤ山脈の麓に位置するマナリを基点に行われた。ヒマラヤの山岳路は、インドのライダーにとってまさに“聖地”なのだ。
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10/20エンジンの操作にはワイヤー式ではなく、電気式のスロットル・バイ・ワイヤを初採用。ライディングモードは「ECO」「PERFORMANCE」の2種類で、それぞれにおいてリアABSのオン/オフを選択できる。
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11/20リアサスペンションは、ショックユニットがリンク機構を介してスイングアームを支持するリンク式に変更された。ホイールトラベルは前後ともに200mmで、前は従来モデルと同等、後ろは20mm大きくなった。
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12/20フロントフォークは剛性に優れる倒立式(φ43mm)。カートリッジタイプのSHOWA SFF倒立フォークの採用により、サスペンション性能が大幅に向上した。
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13/20取り回しのしやすさや足つきのよさから、最近人気が高まっている中型のアドベンチャーモデル。新型「ヒマラヤ」も足つき性は良好で、身長170cmの標準的な日本人体形の筆者でも、ご覧のとおりだ。
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14/20メーターに代えて搭載される、4インチのTFT液晶ディスプレイ。スマートフォンとの連携機能付きで、車体には端末の電池切れに備えてUSB Type-Cポートも備わっている。
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15/20試乗会の会場にて、新型「ヒマラヤ」の特徴を説明するロイヤルエンフィールドのB・ゴビンダラヤンCEO。
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16/20アイシャー・モーターのシッダールタ・ラルCEO(写真向かって右)と筆者(同左)。
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17/2021インチの大径フロントホイールと大きなホイールトラベル、そして230mmの最低地上高により、新型「ヒマラヤ」は高い悪路走破性を実現している。
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18/20燃料タンクの容量は17リッター。これならロングツーリングでも、頻繁な給油に迫られることはないだろう。
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19/20メーカーの首脳陣がブルース・リーに例えた新型「ヒマラヤ」。今回の試乗では、往年のリーのようにジャイアントキリングできそうな素性のよさを、確かに感じることができた。
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20/20ロイヤルエンフィールド・ヒマラヤ

河野 正士
フリーランスライター。二輪専門誌の編集部において編集スタッフとして従事した後、フリーランスに。ファッション誌や情報誌などで編集者およびライターとして記事製作を行いながら、さまざまな二輪専門誌にも記事製作および契約編集スタッフとして携わる。海外モーターサイクルショーやカスタムバイク取材にも出掛け、世界の二輪市場もウオッチしている。
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