-
1/17リアルワールドの雪道をスバル自慢のAWD車で走り、その実力を確かめるという報道関係者向け雪上試乗イベントに参加した。舞台は日本有数の豪雪地として知られる青森・酸ヶ湯で、訪れたときの積雪量は3mを超えていた。
-
2/17青森市内から酸ヶ湯に続くワインディングロードを行く「スバル・フォレスター アドバンス」。縦置きの水平対向エンジンを核として左右対称にレイアウトされたパワートレイン「シンメトリカルAWD」が採用される。
-
3/17東北電力に5台、長野・白馬村と飯山農協、防衛庁(当時)にそれぞれ1台ずつ納車された1971年の「スバルff-1 1300Gバン4WD」(写真右)と、宮城スバルがレストアした1970年の「ff-1 1100バン」(写真左)。
-
4/17「スバルff-1 1300Gバン4WD」のインストゥルメントパネル。速度計を左に、燃料計と水温計を右に配置する。4段MTのシフトレバー奥にFWD/4WDの駆動方式を切り替えるレバーが備わる。
-
5/17「スバルff-1 1300Gバン4WD」のサイドビュー。ボディーサイズは全長×全幅×全高=3880×1480×1430mm、ホイールベースは2415mm。EA62型と呼ばれる最高出力80PS/6400rpm、最大トルク99N・m/4000rpmの1.3リッター水平対向4気筒エンジンを搭載する。
-
スバル の中古車webCG中古車検索
-
6/17「スバルff-1 1300Gバン4WD」のリアアクスル。宮城スバルが手がけた試作車では「スバル1000バン」のリアに510型「日産ブルーバード」の後輪駆動システムが組み込まれた。今回展示された車両はかつて東北電力に納車された5台のうちの1台で、現存する唯一の車両だ。
-
7/17宮城スバルが1年以上をかけてレストアした1970年の「ff-1 1100バン」。スバルAWDシステムの原点となった宮城スバルの歴史を振り返るために、ff-1バンをレストアするという取り組みが宮城スバル全社を挙げて行われた。
-
8/17レストアにあたり水平対向エンジンはボディーから降ろされ、入念なオーバーホールが行われた。エンジンブロックはしっかりしており大きな問題はなかったが、ウオータージャケットやピストン上面には長年の汚れが堆積。これを一つひとつ手作業で取り除いていったという。
-
9/17レストアが完了した「ff-1 1100バン」は、2022年10月に行われた宮城スバルの全社員大会でお披露目された。「1970」というライセンスプレートの数字は、この車両が生産された1970年に合わせたもので、宮城スバルがAWDの試作車を完成させた年も意味している。
-
10/17青森市内から酸ヶ湯に向けて最初にステアリングを握った「スバル・フォレスター アドバンス」。写真の外板色は「ホライゾンブルー・パール」で、車両本体価格は370万7000円。
-
11/172リッター水平対向4気筒のマイルドハイブリッド「e-BOXER」は、エンジンが最高出力145PS、最大トルク188N・m、モーターが同13.6PS、同65N・mを発生。スバルが「リニアトロニック」と呼ぶマニュアルモード付きのCVTと組み合わされる。
-
12/17センターの一番高い位置に、トリップコンピューターやADAS、車両の傾斜角、4WDの駆動状況、「X-MODE」の作動状況などの情報が表示されるカラーディスプレイを配した「フォレスター」のインストゥルメントパネル。基本デザインは2018年のデビュー時から変わっていない。
-
13/17悪路走破性を高める「X-MODE」を「SNOW・DIRT」に入れ、圧雪のワインディングロードを走行。前後の駆動力配分を可変制御する「フォレスター」の「アクティブトルクスプリットAWD」によって安定した走りが味わえた。
-
14/172022年9月に初公開、同年12月に発売された「スバル・クロストレック」。試乗車両は「オフショアブルー・メタリック」の外板色をまとったAWDの「ツーリング」グレードで、車両本体価格は347万0500円。
-
15/17オプションの11.6インチ縦型センターディスプレイを組み込んだ「クロストレック ツーリング」のインストゥルメントパネル。「頭部の揺れの低減」をテーマに疲れにくい走りを追求したというフロントシートの採用も新型クロストレックのトピックだ。
-
16/17「クロストレック」では「X-MODE」のモード切り替えをタッチ式の縦型センターディスプレイを介して行う。写真は「SNOW・DIRT」を選択した様子。
-
17/17酸ヶ湯から青森市内までの帰路で、スタッドレスタイヤ「ヨコハマ・アイスガード7」を装着した「クロストレック ツーリング」のステアリングを握った。走行路面を問わず、静かな車内環境が確保されているのも同車の持ち味だ。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
スバル の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
激動だった2025年の自動車業界を大総括! 今年があのメーカーの転換点になる……かも? 2025.12.26 トランプ関税に、EUによるエンジン車禁止の撤回など、さまざまなニュースが飛び交った自動車業界。なかでも特筆すべきトピックとはなにか? 長年にわたり業界を観察してきたモータージャーナリストが、地味だけれど見過ごしてはいけない2025年のニュースを語る。
-
スバリストが心をつかまれて離れない理由 「フォレスター」の安全機能を体感 2025.12.25 「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選出された「スバル・フォレスター」。走り、実用性、快適性、悪路走破性、そして高い安全性が評価されたというが、あらためてその安全性にフォーカスし、スバルの取り組みに迫ってみた。
-
病院で出会った天使に感謝 今尾直樹の私的10大ニュース2025 2025.12.24 旧車にも新車にも感動した2025年。思いもかけぬことから電気自動車の未来に不安を覚えた2025年。病院で出会った天使に「人生捨てたもんじゃない」と思った2025年。そしてあらためてトヨタのすごさを思い知った2025年。今尾直樹が私的10大ニュースを発表!
-
クルマ泥棒を撲滅できるか!? トヨタとKINTOの新セキュリティーシステムにかかる期待と課題 2025.12.22 横行する車両盗難を根絶すべく、新たなセキュリティーシステムを提案するトヨタとKINTO。満を持して発売されたそれらのアイテムは、われわれの愛車を確実に守ってくれるのか? 注目すべき機能と課題についてリポートする。
-
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」 2025.12.19 欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。
新着記事
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(前編)
2025.12.28ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルで、STIで、クルマの走りを鍛えてきた辰己英治が、BMWのコンパクトスポーツセダン「M235 xDriveグランクーペ」に試乗。長らくFRを是としてきた彼らの手になる “FFベース”の4WDスポーツは、ミスタースバルの目にどう映るのだろうか? -
ルノー・キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECHリミテッド【試乗記】
2025.12.27試乗記マイナーチェンジした「ルノー・キャプチャー」に、台数200台の限定モデル「リミテッド」が登場。悪路での走破性を高めた走行モードの追加と、オールシーズンタイヤの採用を特徴とするフレンチコンパクトSUVの走りを、ロングドライブで確かめた。 -
『webCG』スタッフの「2025年○と×」
2025.12.26From Our Staff『webCG』の制作に携わるスタッフにとって、2025年はどんな年だったのでしょうか? 年末恒例の「○と×」で、各人の良かったこと、良くなかったこと(?)を報告します。 -
激動だった2025年の自動車業界を大総括! 今年があのメーカーの転換点になる……かも?
2025.12.26デイリーコラムトランプ関税に、EUによるエンジン車禁止の撤回など、さまざまなニュースが飛び交った自動車業界。なかでも特筆すべきトピックとはなにか? 長年にわたり業界を観察してきたモータージャーナリストが、地味だけれど見過ごしてはいけない2025年のニュースを語る。 -
第942回:「デメオ劇場」は続いていた! 前ルノーCEOの功績と近況
2025.12.25マッキナ あらモーダ!長年にわたり欧州の自動車メーカーで辣腕(らつわん)を振るい、2025年9月に高級ブランドグループのCEOに転身したルカ・デメオ氏。読者諸氏のあいだでも親しまれていたであろう重鎮の近況を、ルノー時代の功績とともに、欧州在住の大矢アキオ氏が解説する。 -
スバリストが心をつかまれて離れない理由 「フォレスター」の安全機能を体感
2025.12.25デイリーコラム「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選出された「スバル・フォレスター」。走り、実用性、快適性、悪路走破性、そして高い安全性が評価されたというが、あらためてその安全性にフォーカスし、スバルの取り組みに迫ってみた。






























