-
1/17いよいよ発表された新型「ダッジ・チャージャー」。かねての情報どおりBEVとなったものの、純エンジン車の設定も残されていた。
-
2/17フロントマスクには大きくエアダクトがあけられており、空気がボンネットの上へと流れていく。これにより、四角いフロントマスクと空力性能の両立を図っているのだ。
-
3/174ドアセダンのサイドビュー。「チャージャー」の歴史をひも解くと、1960~1980年代のモデルはいずれも2ドア/3ドアのクーペだった。一方で、2005年に復活して以降は4ドアセダンのみのラインナップとなっている。セダンとクーペの両方が用意されるのは、これが初のこととなる。
-
4/171968年モデルの「ダッジ・チャージャー」。うーん。カッコイイ。
-
5/17インテリアには、フル液晶のドライバーインフォメーションディスプレイと、10.23インチのセンターディスプレイを搭載。エクステリア同様、こちらも「1968年の『チャージャー』をモチーフにした」とのことで、ダッシュボードを横断するひさしなどに面影を感じる……が、さすがにその説明は、ムリがあると思う(笑)。
-
ダッジ チャージャー の中古車webCG中古車検索
-
6/17センターコンソールに配置された、ガングリップタイプのシフトセレクター。操作インターフェイスはデジタル化されているが、このあたりはやけにクラシックで、個人的に好感が持てる。
-
7/17エンジン車についてはまだ画像も公開されていないので、こちらの写真でご容赦を。車名の「シックスパック」とはマッチョマンの割れた腹筋を指す言葉だが、かつてのダッジでは、高性能モデル向けの3連装2バルブキャブレター、ないしそのキャブレターを備えたモデルにこの名を用いていた。写真は1970年「ダッジ・チャレンジャーT/A」。ちょっと見づらいが、フロントフェンダーの後方に「340 SIX PAK」と書かれている。……なぜ「SIX PACK」とちゃんと書かなかったのか、当時のデザイナーに問いただしてみたい。
-
8/17さらにマニアックな向きにおかれては、かつてダッジのモデルに使われていた三角のロゴ「Fratzog logo」が復活したのもトピックだろう。
-
9/17「デイトナ スキャットパック」には、オプションでハイグリップタイヤ「グッドイヤー・イーグルF1スーパーカー3」も用意されている。サイズは、前が305/35ZR20、後ろが325/35ZR20。
-
10/17ステランティスが2024年1月に発表した「STLA Large(ステララージ)」プラットフォーム。彼らが「BEV-native」と説明する4つの次世代プラットフォームのうち、大型車やハイパフォーマンスカーへの採用を想定したものだ。
-
11/17「ステララージ」は搭載するEDMの数や位置に応じて、FWDにもRWDにも4WDにも対応するという。
-
12/17「ステララージ」を使用する新型車としては、大型SUVの「ジープ・ワゴニアS」の存在も発表されている。2024年秋に北米で発売される予定だ。
-
13/17前後にEDMを搭載する、新型「チャージャー」の電動パワートレイン。他の高性能BEVと同じく、重量物のほとんどをホイールベースの間に収める高効率なパッケージングと、優れた前後重量配分を実現しているという。
-
14/17ダッジ、ジープとアメリカのブランドから導入が開始された「ステララージ」だが、もちろん欧州車への採用も計画されている。2026年に登場予定の「アルファ・ロメオ・ジュリア/ステルヴィオ」の後継モデルにも、同プラットフォームが使われるという。
-
15/17「ステララージ」はBEVだけでなく、ハイブリッド車や純エンジン車にも使用が可能だという。「BMW i5/i7」のプラットフォームのようなものか。
-
16/17新型「チャージャー」の2ドアクーペは、間違いなく「チャレンジャー」の後継モデル。日本でも並行輸入で大人気のチャレンジャーは、新型の設定もなく、恐らくこのままフェードアウトするものと思われる……。
-
17/17クルマそのものも見どころ満点だが、“ステランティスの未来の試金石”としても興味深い一台の新型「ダッジ・チャージャー」。ぜひ実車に触れてみたい……が、日本導入はないんだろうなぁ。どうにかなりませんか、打越 晋社長!(←ステランティス ジャパンの代表取締役社長)

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
ダッジ チャージャー の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代NEW 2025.9.17 トランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。
-
スズキが未来の技術戦略を発表! “身近なクルマ”にこだわるメーカーが示した問題提起 2025.9.15 スズキが、劇的な車両の軽量化をかなえる「Sライト」や、次世代パワートレインなどの開発状況を発表。未来の自動車はどうあるべきか? どうすれば、生活に寄りそうクルマを提供し続けられるのか? 彼らの示した問題提起と、“身近なクルマ”の未来を考える。
-
新型スーパーカー「フェノメノ」に見る“ランボルギーニの今とこれから” 2025.9.12 新型スーパーカー「フェノメノ」の発表会で、旧知の仲でもあるランボルギーニのトップ4とモータージャーナリスト西川 淳が会談。特別な場だからこそ聞けた、“つくり手の思い”や同ブランドの今後の商品戦略を報告する。
-
オヤジ世代は感涙!? 新型「ホンダ・プレリュード」にまつわるアレやコレ 2025.9.11 何かと話題の新型「ホンダ・プレリュード」。24年の時を経た登場までには、ホンダの社内でもアレやコレやがあったもよう。ここではクルマの本筋からは少し離れて、開発時のこぼれ話や正式リリースにあたって耳にしたエピソードをいくつか。
-
「日産GT-R」が生産終了 18年のモデルライフを支えた“人の力” 2025.9.10 2025年8月26日に「日産GT-R」の最後の一台が栃木工場を後にした。圧倒的な速さや独自のメカニズム、デビュー当初の異例の低価格など、18年ものモデルライフでありながら、話題には事欠かなかった。GT-Rを支えた人々の物語をお届けする。
新着記事
-
NEW
スズキeビターラ
2025.9.17画像・写真スズキの電動化戦略の嚆矢(こうし)となる、新型電気自動車(BEV)「eビターラ」。小柄でありながら力強いデザインが特徴で、またBセグメントのBEVとしては貴重な4WDの設定もポイントだ。日本発表会の会場から、その詳細な姿を写真で紹介する。 -
NEW
第844回:「ホンダらしさ」はここで生まれる ホンダの四輪開発拠点を見学
2025.9.17エディターから一言栃木県にあるホンダの四輪開発センターに潜入。屋内全天候型全方位衝突実験施設と四輪ダイナミクス性能評価用のドライビングシミュレーターで、現代の自動車開発の最先端と、ホンダらしいクルマが生まれる現場を体験した。 -
NEW
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】
2025.9.17試乗記最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。 -
NEW
第85回:ステランティスの3兄弟を総括する(その3) ―「ジープ・アベンジャー」にただよう“コレジャナイ感”の正体―
2025.9.17カーデザイン曼荼羅ステランティスの将来を占う、コンパクトSUV 3兄弟のデザインを大考察! 最終回のお題は「ジープ・アベンジャー」だ。3兄弟のなかでもとくに影が薄いと言わざるを得ない一台だが、それはなぜか? ただよう“コレジャナイ感”の正体とは? 有識者と考えた。 -
NEW
トランプも真っ青の最高税率40% 日本に輸入車関税があった時代
2025.9.17デイリーコラムトランプ大統領の就任以来、世間を騒がせている関税だが、かつては日本も輸入車に関税を課していた。しかも小型車では最高40%という高い税率だったのだ。当時の具体的な車両価格や輸入車関税撤廃(1978年)までの一連を紹介する。 -
内燃機関を持たないEVに必要な「冷やす技術」とは何か?
2025.9.16あの多田哲哉のクルマQ&Aエンジンが搭載されていない電気自動車でも、冷却のメカニズムが必要なのはなぜか? どんなところをどのような仕組みで冷やすのか、元トヨタのエンジニアである多田哲哉さんに聞いた。