-
1/30
-
2/30レクサス初のBセグメントモデルである、コンパクトSUVの「LBX」。2023年6月にイタリア・ミラノで世界初公開された。(写真:向後一宏)
-
3/30メーターパネルは12.3インチのフル液晶。操作系の設計には、ヘッドアップディスプレイ(HUD)とステアリングスイッチを連携させ、大きな視線移動なしに各種機器の操作を可能にする「Tazuna」コンセプトが取り入れられている。しかし、肝心のHUDは「ビスポークビルド」以外ではオプションあつかいである……。(写真:向後一宏)
-
4/30シートについては、コーナリング時にもドライバーの姿勢を安定して支え、頭部の揺れを軽減して視線を落ち着かせるよう配慮して開発されている。(写真:向後一宏)
-
5/30過去を振り返ってみても、「MINI」を除くとなかなか成功例を見つけられない“小さな高級車”。「レクサスLBX」は、その難しいジャンルに挑戦する一台なのだ。
-
レクサス の中古車webCG中古車検索
-
6/30グレードは「クール」(写真)と「リラックス」「ビスポークビルド」の3種類。外装については、ホイールや車体色の設定を除くと、グレード間で大きなちがいはない。
-
7/30各所にスエード調表皮が用いられた「クール」のインテリア。各部の仕立ては「リラックス」と大きく異なるものの、装備の設定は共通だ。ディスプレイオーディオや「レクサスLBXプレミアムサウンドシステム」、計4つのUSB Type-Cポートなどが標準で採用されている。
-
8/30こちらは「リラックス」のリアビュー。大きく張り出したリアフェンダーは、デザインにおける「LBX」の特徴だ。
-
9/30「リラックス」では内装の各所に合成皮革を採用(シート表皮はセミアニリン本革)。遊び心のあるステッチも特徴だった「クール」に対し、こちらは落ち着きや上質感を重視した仕立てである。
-
10/30「リラックス」には「サドルタン」(左)と「ブラック」(右)の2種類の内装色が用意される。
-
11/30「ビスポークビルド」では、外装にシルバー塗装のフロントバンパーロアモールやリアバンパーロアモール、フィルム加飾のリアピラーガーニッシュを採用。
-
12/30内装色はセミアニリン本革仕様で7種類(写真上段)、「L-ANILINE」(レクサス独自の高級本革)仕様で5種類(中段)、「ウルトラスエード」仕様で2種類(下段)と、全14種類ものコーディネートが用意される。
-
13/30大まかな内装色に加え、ステアリングホイールやシフトセレクターの色、各所のステッチの色や模様、シートベルトの色なども選択可能だ。
-
14/30パワートレインは1.5リッター直3エンジンとモーターを組み合わせたフルハイブリッド。バイポーラ型ニッケル水素電池の採用により、EV走行可能領域の拡大と、加速初期の力強い電動アシストを実現した。
-
15/30より運転に集中できるよう、ドライビングポジションも変更。着座位置は「ヤリス クロス」より15mm低められ、ステアリングホイールの角度や位置も見直された。ペダルはつり下げ式ではなく、「GA-B」採用車では唯一のオルガン式である。
-
16/30ボディーについては剛性の強化と各部の軽量化がトピック。低級な振動の抑制や、低重心化、たて付け部分の高剛性化による機敏な操舵応答性などを実現した。
-
17/30「レクサスLBX」は「トヨタ・ヤリス クロス」よりホイールベースが延びているが、これは大径タイヤをおさめるべく、フロントサスペンションのキャスター角を大きくしたためだ。またフロントでは、軽量化のためにアルミ製のナックルが採用された。
-
18/30写真は左列が「クール」、中央列が「リラックス」の18インチホイール。「ビスポークビルド」ではこれら4本に加え、右列の17インチアルミホイールも選択できる。タイヤサイズは18インチ仕様が225/55R18、71インチ仕様が225/60R17だ。
-
19/30フロントまわりでは、グリルとボディーの縁をなくした「シームレスグリル」がひとつの特徴。このデザインには空気の整流効果もあり、空力特性の改善にも寄与しているという。
-
20/30サイドビューでは大径のタイヤ&ホイールや、立ち気味のAピラー、躍動感のあるキャラクターラインが特徴。ダイナミックな造形だが、空気抵抗の低減にも配慮がなされている。
-
21/30リアビューはわかりやすい台形で、スタンスのよさを表現。全幅は1825mmと、「トヨタ・ヤリス クロス」より60mmもワイドになった。
-
22/30豊富なカラーバリエーションも「LBX」の大きな魅力。左端の「ブラックマイカ」は全車で選択可能で、「リラックス」(左から2列目)および「クール」(同3列目)ではさらに5種類の色が選べる。これらに加え、「ビスポークビルド」には6種類(右端)のカラーリングが用意される。
-
23/30インストゥルメントパネルまわりは水平基調のすっきりとしたデザイン。操作系は9.8インチのタッチディスプレイなどでデジタル化されているが、オーディオの音量操作をダイヤルスイッチとするなど、使いやすさに配慮して機械式の部分も残されている。(写真:向後一宏)
-
24/30セミアニリン本革とスエード調表皮が用いられた「クール」のシート。全グレードにおいて、前席にはシートヒーターが標準で装備される。調整機構については、運転席にはポジションメモリー機能および電動ランバーサポート付きのパワーシートが備わるのに対し、助手席にはオプションでも電動調整機構は用意されていない。
-
25/30リアシートの居住性は必要十分といった感じ。乗り心地は意外と良好だが、いかんせん狭い。フロントセンターコンソールの背面には、後席用に2つのUSB Type-Cポートが備わる。
-
26/30荷室の仕様は、FF車(2段デッキボード未使用時)では容量:330リッター+2リッター(デッキ下収納容量分)、荷室長:723mm、荷室幅:839mm(最小)/1054mm(最大)、荷室高:569mm。4WD車では容量:253リッター+2リッター(デッキ下収納容量分)、荷室長:683mm、荷室幅:922mm(最小)/1054mm(最大)、荷室高:442mmとなっている。(容量はVDA計測値)
-
27/30オーダーメイドシステムが魅力の上級グレード「ビスポークビルド」だが、今のところは発売当初に100台が限定販売されたのみ。一応カタログモデルではあるが、今はまだ受注は再開されていないようだ。
-
28/30今日では、スポーティーな走りのために積極的に後輪を駆動させる4WDシステムもあるが、「LBX」の電動4WDはいわゆる“生活四駆”の域を出ないもの。雪国在住の人でもなければ、積極的に選ぶ必要はないだろう。(写真:花村英典)
-
29/30プレミアムブランドのモデルだけに機能・装備は充実しているが、「クール」と「リラックス」では、「レクサスチームメイト」や「“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」、ヘッドアップディスプレイ、アクセサリーコンセント、携帯端末用のワイヤレスチャージャーなどはオプションあつかいとなる。またドライブレコーダー(前方)は、「ビスポークビルド」を含めて全車でオプションあつかいである。
-
30/30実質的に「ビスポークビルド」を注文できない現状では、購入の候補は「クール」「リラックス」に絞られる。降雪地以外にお住まいの方は、4WDは不要。後は、必要なオプションを選んでいけばいいだろう。(写真:向後一宏)

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
レクサス の中古車webCG中古車検索
ニューモデルSHOWCASEの新着記事
-
【徹底解説】新型トヨタ・クラウン セダン 2024.1.29 SUV系のモデルを含め、4車種で構成される新しい「トヨタ・クラウン」シリーズ。そのなかでも、伝統の4ドアセダンの車形を採るのが「クラウン セダン」だ。ショーファーカーにも使えるフォーマルな一台を、価格や燃費、装備、デザインと、多角的な視点で解説する。
-
【徹底解説】新型ホンダN-BOX 2023.12.16 軽自動車はもちろん、登録車(いわゆる普通車)を含む全国内販売車種のなかでもNo.1の人気を誇る「ホンダN-BOX」。今どきのニッポンの国民車は、新型となってどのような進化を遂げたのか? デザインや燃費、装備、価格……と、多角的な視点で徹底検証する。
-
【徹底解説】新型トヨタ・アルファード/ヴェルファイア 2023.10.14 強力なライバルを打ち倒し、今や高級ミニバン界の頂点に君臨しているトヨタの「アルファード/ヴェルファイア」。従来型から全面刷新された新型を、燃費や価格、装備、グレード構成、パワートレインの設定と、多角的な視点で徹底解剖する。
-
【徹底解説】新型レクサスRX 2023.8.9 レクサスのクロスオーバーモデルのなかでも、最上位に位置する「RX」。2022年に登場した新型は、先代からどう進化し、ライバルに対してどんなアドバンテージをもっているのか? レクサスの屋台骨を支える一台を、装備や燃費、価格など、多角的な見地で徹底解剖!
-
【徹底解説】新型 三菱デリカミニ 2023.7.4 デビューとともに話題沸騰中の、新型軽スーパーハイトワゴン「三菱デリカミニ」。人気の源にもなっているかわいらしいデザインのほかに、このクルマにはどんな魅力が宿っているのか? 装備の充実度や使い勝手、気になる燃費性能など、多角的な視点で徹底解剖する。
新着記事
-
NEW
これがおすすめ! 東4ホールの展示:ここが日本の最前線だ【ジャパンモビリティショー2025】
2025.11.1これがおすすめ!「ジャパンモビリティショー2025」でwebCGほったの心を奪ったのは、東4ホールの展示である。ずいぶんおおざっぱな“おすすめ”だが、そこにはホンダとスズキとカワサキという、身近なモビリティーメーカーが切り開く日本の未来が広がっているのだ。 -
NEW
第850回:10年後の未来を見に行こう! 「Tokyo Future Tour 2035」体験記
2025.11.1エディターから一言「ジャパンモビリティショー2025」の会場のなかでも、ひときわ異彩を放っているエリアといえば「Tokyo Future Tour 2035」だ。「2035年の未来を体験できる」という企画展示のなかでもおすすめのコーナーを、技術ジャーナリストの林 愛子氏がリポートする。 -
NEW
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】
2025.11.1試乗記メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。 -
小粒でも元気! 排気量の小さな名車特集
2025.11.1日刊!名車列伝自動車の環境性能を高めるべく、パワーユニットの電動化やダウンサイジングが進められています。では、過去にはどんな小排気量モデルがあったでしょうか? 往年の名車をチェックしてみましょう。 -
これがおすすめ! マツダ・ビジョンXコンパクト:未来の「マツダ2」に期待が高まる【ジャパンモビリティショー2025】
2025.10.31これがおすすめ!ジャパンモビリティショー2025でwebCG編集部の櫻井が注目したのは「マツダ・ビジョンXコンパクト」である。単なるコンセプトカーとしてみるのではなく、次期「マツダ2」のプレビューかも? と考えると、大いに期待したくなるのだ。 -
これがおすすめ! ツナグルマ:未来の山車はモーターアシスト付き【ジャパンモビリティショー2025】
2025.10.31これがおすすめ!フリーランサー河村康彦がジャパンモビリティショー2025で注目したのは、6輪車でもはたまたパーソナルモビリティーでもない未来の山車(だし)。なんと、少人数でも引けるモーターアシスト付きの「TSUNAGURUMA(ツナグルマ)」だ。






























