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1/16フェラーリ12チリンドリ
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2/16フラッグシップのV12シリーズの最新モデルとしては珍しく、「12チリンドリ」の発表はイタリア国外(アメリカ・フロリダ州)で行われた。
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3/16エクステリア最大の特徴は、“デルタウイングシェイプ”と呼ばれるルーフのデザイン処理。ブラックのパネルはカーボン材に変更可能。
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4/16今回は、オープントップバージョンの「12チリンドリ スパイダー」も同時に発表された。
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5/16「12チリンドリ スパイダー」のルーフ開閉時間はそれぞれ14秒。45km/h以下であれば走行中でも操作できる。
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6/16最高出力830PSを誇る自然吸気の6.5リッターV12エンジン。最大トルク678N・mの80%を2500rpmという低回転域で発生する。
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7/16クーペのコックピットの様子。内装には、リサイクルポリエステルを65%含むアルカンターラをはじめ、サステイナブルな素材が多く使われている。
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8/16インテリアのデザインには、シンメトリー(左右対称)なコクーンスタイルを採用。
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9/16メーターパネル、センターディスプレイのほか、助手席前方には第3のディスプレイ(写真)が備わる。
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10/16トランスミッションは8段ATのみで、コンベンショナルなMTは用意されない。ただし、Y字型の金属素材を用いたシフトセレクターのデザインには、MT車のシフトゲートのイメージが反映されている。
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11/16「12チリンドリ」の個性的なシート。乗車定員は2人である。
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12/16大きな山型(デルタ型)の輪郭が強烈な個性を放つリアビュー。エキゾーストパイプは左右2本ずつの4本出しとなっている。
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13/16フロントまわりのデザインは、往年の名車「365GTB4デイトナ」をほうふつとさせる。
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14/16「12チリンドリ スパイダー」のキャビン後方。“デルタウイングシェイプ”のルーフを持つクーペに比べれば、おとなしいデザインでまとめられている。
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15/16タイヤのサイズはフロント:275/35R21、リア315/35R21。写真のモデルはいずれも「ミシュラン・パイロットスポーツS 5」タイヤが装着されている。
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16/16「12チリンドリ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4733×2176×1292mmでホイールベースは2700mm。前後重量配分は48.4:51.6と公表されている。

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
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