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2/192024年1月に日本導入がアナウンスされたメルセデス・ベンツの新型「Eクラス」。「セダン」「ステーションワゴン」、そしてステーションワゴンの車高を引き上げたクロスオーバーモデル「オールテレイン」をラインナップしている。
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3/19電動化されたパワートレインを全モデルに搭載しているのも6代目にあたる最新「Eクラス」のトピック。今回は2リッター直4ガソリンターボに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「E200」に試乗した。車両本体価格は894万円。
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4/196代目「Eクラス」のフロントフェイスでは、大きな「スリーポインテッドスター」が中心に置かれた3Dデザイングリルの採用が特徴。そのグリル内にはスリーポインテッドスターを模した小さなメッキ加飾が無数にちりばめられている。
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5/19「E200」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4960×1880×1470mmで、ホイールベースは2890mm。BMWの新型「5シリーズ」よりもひとまわり小さく見える。
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6/19メルセデスの最先端をいく電気自動車「EQE」などと似た雰囲気に仕上げられた新型「Eクラス」のインテリア。そのいっぽうで運転席に乗り込むと、奥行きの浅いダッシュボードや適度に立ったAピラーといったメルセデス伝統の車両感覚が今も残ることに気づく。
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7/19センターに加え助手席側にもディスプレイが備わる「MBUXスーパースクリーン」は、59万円の有償オプション「アドバンスドパッケージ」に含まれるアイテム。ガラス面の上部に沿ってエアコンの吹き出し口が目立たぬように配置される。
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8/19オプションの「デジタルインテリアパッケージ」を選択すると、ダッシュボードのセンターに「セルフィー&ビデオカメラ」がセットされる。停車した状態であれば、Webexなどを介してオンラインビデオ会議に参加したり、自分の写真や動画を撮影したりすることができる。
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9/19オプションの「アドバンスドパッケージ」を選択すると、100万個以上の微小な鏡で光を屈折させ照射方向を定めるウルトラハイビーム付き「デジタルライト」が搭載される。ハイビームアシスト作動時の光が対向車や道路標識に当たらないよう調整する精度が、格段に向上したという。
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10/19新型「Eクラス」では、写真の「ヴェルデシルバー」を含む全10色から外板色を選択できる。「スリーポインテッドスター」をモチーフとしたリアコンビランプデザインもエクステリアにおける新機軸のひとつ。
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11/1985万7000円の有償オプション「レザーエクスクルーシブパッケージ」を選択すると、ダイヤモンドステッチが施されたナッパレザーシートが装着される。運転席と助手席にはヒーターとベンチレーション、マッサージ機能が組み込まれている。
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12/19「レザーエクスクルーシブパッケージ」には、リアシートのヒーター機能も含まれている。リアのスペースは左右幅が1520mm、シートの座面から天井までの高さが970mm確保され、広々としている。
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13/19「E200」では、最高出力204PS、最大トルク320N・mの2リッター直列4気筒ターボエンジンに、同23PS、同205N・mのISG(Integrated Starter Generator)を組み合わせた48Vマイルドハイブリッドパワートレインを搭載。ISGはエンジンと9段ATとの間にレイアウトされる。
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14/19今回の試乗車は、オプションの「AMGラインパッケージ」に含まれる「19インチAMGアルミホイール(RTD)」にフロント245/45R19、リア275/40R19サイズの「ミシュランeプライマシー」タイヤが組み合わされていた。
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15/19ブラックのオープンポアウッドセンタートリム内に、2つのカップホルダーと2口のUSB Type-C端子、Qi規格のワイヤレス充電器などが配置される。
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16/19「E200」の荷室容量は540リッター。この数値は従来型と変わらない。リアシート背もたれの40:20:40分割可倒機構や床下のサブトランク、フットオープナー、自動開閉トランクリッドなども標準で備わる。
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17/19「E200」には、ピストンスピードによって油圧経路を機械的に2段階で切り替える「AGILITY CONTROLサスペンション」が標準で装備される。低速では柔らかめ、高速では固めの減衰となり、市街地や高速を上品に走るぶんには、潤いある有機的なストローク感が心地よい。
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18/19メルセデス・ベンツE200アバンギャルド
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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