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2/202024年4月に国内導入が発表された2代目「メルセデスAMG GT」。「極めてダイナミックな走行性能と卓越したスポーツ性を有するとともに、優れた快適性も兼ね備えるパフォーマンスラグジュアリーモデル」と紹介される。
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3/202014年9月に登場した初代モデルと同じく「完全独自開発」をうたう新型「メルセデスAMG GT」は、「AMG GT63 4MATIC+ クーペ」のモノグレードで導入される。価格は2750万円。左ハンドル仕様のみの設定だ。
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4/20低い位置にレイアウトされたワイドなグリルは「パナメリカーナグリル」と呼ばれるもので、空力性能と冷却性能を両立させるルーバー自動開閉式の「エアパネル」を内蔵している。
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5/20水平基調で立体的なデザインのリアコンビランプが目を引く「メルセデスAMG GT」のリアビュー。写真の外板色は「ハイパーブルーマグノ」と呼ばれるマットカラーで、100万円の有償色となる
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6/20エンジンは、4リッターV8ツインターボ「M177」をベースに、インタークーラーやアクティブクランクケースベンチレーションに改良が加えられた改良進化版。最高出力585PS、最大トルク800N・mを発生する。
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7/20鍛造の「21インチAMGアルミホイール(RWL)」は、3万5000円の有償オプションアイテム。今回の試乗車はフロントに295/30R21、リアに305/30R21サイズの「ミシュラン・パイロットスポーツS 5」タイヤを組み合わせていた。
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8/20航空機に着想を得たというウイング形状のダッシュボードや“NACAダクト”を模したというデザインのセンターコンソールを採用。その中央には縦型11.9インチセンターディスプレイが配置される。
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9/20マルチコントロールシートバックを採用したナッパレザー仕立てのスポーツシートは、AMG専用となるアイテム。ベンチレーターとヒーターが内蔵されている。
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10/20ロングノーズに、後退した小さなキャビン、ロー&ワイドでファストバックというプロポーションを初代モデルから継承。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4730×1955×1355mmで、ホイールベースは2700mm。
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11/20ステアリングホイールには2つの丸型スイッチを配置。右側が「AMGダイナミックセレクト」の切り替えダイヤル、左側がシャシーやパワートレイン、「アクティブエアロダイナミクスシステム」などを個別にセッティングするためのスイッチとなる。
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12/20「メルセデスAMG GT」の標準仕様は2シーターだが、26万2000円の有償オプションで可倒式リアシートを装着できる。この場合、乗車定員は4人になる。
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13/20ドライビングモードの設定速度に合わせて、アンダーボディーに配置された軽量なカーボンファイバーパーツが約40mm下降する「アクティブエアロダイナミクスシステム」を標準で装備している。
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14/20軽量化とさらなる冷却効率を実現し、ウエットコンディションでのレスポンスを向上させたという「AMG強化ブレーキシステム」を採用。イエローのブレーキキャリパーがスタンダードとなる。
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15/20「AMGダイナミックセレクト」で「スポーツ+」を選択し、センターディスプレイにストップウオッチ機能を表示させた様子。画面に「IWCパイロットウオッチクロノグラフ」をモチーフとしたアニメーションが映し出される。
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16/20エキゾーストエンドを一体化したハイグロスブラックのディフューザーが採用されるのも「メルセデスAMG GT」の特徴。アクセルペダルを踏むほどに、4リッターV8ツインターボが放つビートの効いたサウンドが耳に届く。
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17/20オプションの可倒式リアシートが装着された今回の試乗車は、後席使用時の荷室容量が321リッターで、リアシートの背もたれを前方に倒せば675リッターに拡大することができる。可倒式リアシートを選択しない場合は、リアバルクヘッドの折りたたみは不可となる。
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18/204WDシステム「AMG 4MATIC+」は、走行状態に応じて前後トルク配分を50:50~0:100の間で可変。トラクション重視の4WDから純粋なFRへと走行特性をシームレスに切り替えられる。
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19/20メルセデスAMG GT63 4MATIC+ クーペ
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河村 康彦
フリーランサー。大学で機械工学を学び、自動車関連出版社に新卒で入社。老舗の自動車専門誌編集部に在籍するも約3年でフリーランスへと転身し、気がつけばそろそろ40年というキャリアを迎える。日々アップデートされる自動車技術に関して深い造詣と興味を持つ。現在の愛車は2013年式「ポルシェ・ケイマンS」と2008年式「スマート・フォーツー」。2001年から16年以上もの間、ドイツでフォルクスワーゲン・ルポGTIを所有し、欧州での取材の足として10万km以上のマイレージを刻んだ。
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