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1/12今回、夜の首都高に連れ出したのは、2024年6月に導入された「メルセデス・ベンツCLE200カブリオレ スポーツ」。「Cクラス クーペ」と「Eクラス クーペ」の統合によって生まれた「CLEクーペ」のオープントップバージョンだ。
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2/12「CLE200カブリオレ スポーツ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4850×1860×1425mmで、ホイールベースは2865mm。車両本体価格は1000万円を切る、936万円という設定だ。
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3/12ヘッドランプの内側に青いLEDのラインが光ってステキ。「スリーポインテッドスター」が数多くあしらわれた立体的な新デザインのラジエーターグリルが採用されるのも「CLEカブリオレ」の特徴だ。
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4/12ドアを開けると標準で装備される「ブランドロゴプロジェクターライト」によって、足元にクッキリとスリーポインテッドスターが映し出される。乗車前の演出は完璧だ。
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5/12「CLE200カブリオレ スポーツ」のルーフには、分厚く丈夫なソフトトップを採用。その作動時間はオープン/クローズとも20秒以内で、60km/hまでなら走行中でも操作が可能だ。
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6/12パワーユニットは最高出力204PSの2リッター4気筒ターボエンジンに、同23PSのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステム。9段ATを介して後輪を駆動する。
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7/12以前試乗した「E220dアバンギャルド」(写真)のアンビエントライトには、「オーディオに同調」機能が備わっていた。それをONにして夜の首都高を走り大感動したので、今回の「CLEカブリオレ」も楽しみにしていたのだが……。
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8/12アンビエントライトの操作画面。「オーディオに同調」を選択すると、サウンドに合わせて室内の照明が明滅する。その破壊力は、私が知っているそれまで装備されていたメルセデスのアンビエントライトとは次元が違う。
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9/12「E220dアバンギャルド」のインテリア。夜はアンビエントライトによって、とてもムーディーな雰囲気になる。光量を最大にしておくと、車外の視界がヤバくなるくらいビンビンに光る。
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10/12フロントウィンドウ上部のウインドディフレクターと後席後方のドラフトストップで構成される「エアキャップ」が、走行中のキャビンへの風の巻き込みを抑制。首元を温める「エアスカーフ」とシートヒーターが標準で装備されているので、寒い季節でもオープン走行が楽しめそうだ。
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11/12ソフトトップと「エアキャップ」の操作スイッチはセンターコンソールの後方に位置する。強固なボディーシェル構造も自慢で、万が一横転した際には、高剛性のAピラーが乗員の生存スペースを確保。後席用にも2つの独立したヘッドエアバッグが搭載される。オープンカーでも安全性へのこだわりはさすがメルセデスである。
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12/12つい最近までアンビエントライトを「邪道!」と断じていたが、「Eクラス」に備わる「オーディオと同調」機能を体験してすべてが変わった。これはフェラーリエンジンの陶酔と同レベルで最高である。願わくばすべてのメルセデスに装備してほしい。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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