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1/12首都高でアウディ最後の直列5気筒エンジン搭載車「RS 3セダン」に試乗した。RS 3はニュルブルクリンクの北コースで、「コンパクトクラス最速」(当時)の7分40秒748というラップタイムを記録したハイパフォーマンスモデル。
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2/12「RS 3セダン」(写真)は「RS 3スポーツバック」とともに2022年4月に販売が開始された。導入当初の価格は前者が818万円、後者が799万円で、いずれも右ハンドル仕様であった。
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3/12清水家にやってきたガンメタの「日産サンタナXi5」。高速道路を走ると、路面のわだちにまったくハンドルがとられず矢のように走った。その直進性たるや「これがアウトバーンの国のクルマか!!」と驚嘆した。
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4/12今から37年前、初めて自分のカネで買った「日産サンタナXi5 DOHCアウトバーン」(5段MT)は、最高出力140PSの2リッター直列5気筒DOHCエンジンを搭載。サンタナにほれてサンタナからサンタナに乗り換えた。
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5/12光沢ブラックのハニカムグリルを備えたシングルフレームグリルとワイドな「RSバンパー」が目を引く「RS 3セダン」のフロントフェイス。今回試乗した車両のボディーカラーは「キャラミグリーン」と呼ばれるもの。
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6/12「A3」のインストゥルメントパネルをベースに、パーフォレーテッドレザー巻きのステアリングホイールやアルミ調加飾などの専用アイテムでスポーティーに仕立てられた「RS 3セダン」のコックピット。
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7/12フロント側が太くリア側が細い、前後異サイズのタイヤが採用されるのも「RS 3」の特徴だ。今回の試乗車は、前265/30ZR19、後ろ245/35ZR19サイズの「ブリヂストン・ポテンザ スポーツ」タイヤを装着していた。
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8/121980年3月のジュネーブモーターショーで発表された「アウディ・クワトロ」。エンジンは最高出力200PSの2.1リッター直列5気筒ターボで、フルタイム4WDと組み合わされていた。
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9/12いつものように休憩のため首都高辰巳PAに立ち寄ると、フェラーリのオープントップPHEV「SF90スパイダー」に遭遇した。こうした出会いがあるから首都高ドライブは面白い。
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10/12ボンネットを開いて、アウディのラスト5気筒を拝んだ。勝手に「サンタナ」や「ビッグクワトロ」と同じ縦置きを頭に思い浮かべていたが、最高出力400PSを誇る「RS 3」の2.5リッター直列5気筒直噴ターボエンジンは横置きだった。トランスミッションは7段デュアルクラッチ式AT。
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11/12「サンタナXi5 DOHCアウトバーン」のエンジンルーム。ラジエーターが左隅に寄せられ、右側は縦置きの5気筒エンジンがフロントエンドのギリギリまで突き出していた。この「ムリヤリ積みました」感がカーマニアの心を打った。
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12/12「RS 3セダン」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4540×1850×1410mm、ホイールベースは2630mmで、車重は1600kg。4WDシステム「クワトロ」には、リア左右輪のトルクをコントロールする「RSトルクスプリッター」が標準で搭載されている。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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