-
1/19
-
2/192019年のデビュー以来、根強い人気を誇っている「トライアンフ・スピードツイン1200」。同車がエンジンや足まわりに手の加わる大幅改良を受けるのは、2021年6月に次いでこれが2度目だ。
-
3/191197ccの排気量を持つ並列2気筒SOHCエンジン。今回の改良では最高出力を100PS/7250rpmから105PS/7750rpmにアップ。高出力化、高回転化が図られた。
-
4/19機械式メーターに代えて新たに採用された液晶ディスプレイ。スマートフォンとBluetooth接続が可能で、ターンバイターン式のナビゲーションにも対応している。メーターカバーの左側には、USB Type-Cポートが備わっている。
-
5/19スタンダードモデルの「1200」(写真左)に加え、高性能モデル「1200RS」が設定されたのもトピック。エンジン性能は共通だが、足まわりやライディングモードの種類などが異なっている。
-
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
-
6/19標準仕様の「1200」は、従来モデルよりライドフィールがソフトになった印象。ライディングポジションも、ハンドルバーが以前より17.8mm高く、13.4mm前方に設定されたことで、よりリラックスした姿勢となった。
-
7/19ブレーキは、前がφ320mmのツインフローティングディスクとトライアンフのロゴ入り4ピストンラジアルキャリパーの組み合わせ。後ろがφ220mmのシングルディスクとニッシン製の2ピストンフローティングキャリパーの組み合わせだ。
-
8/19サスペンションは、前がφ43mmのマルゾッキ製倒立フォークで、ホイールトラベル量は120mm。後ろがマルゾッキ製の外部リザーバータンク付きツインショック(プリロード調整機能付き)で、ホイールトラベルは116mmだ。
-
9/19タイヤサイズは全車共通で、前が120/70R17、後ろが160/60R17。「1200」にはオールラウンドな特性を持つ「メッツラー・スポルテックM9 RR」が、「1200RS」にはハイグリップな「メッツラー・レーステックRR K3」が装着される。
-
10/19独自の足まわりやライディングポジションが採用された「1200RS」。車体はやや前傾姿勢となり、その関係でシート高も「1200」よりわずかに高い(810mm)。
-
11/19「1200RS」のライディングモードには、「レイン」「ロード」に加えて「スポーツ」も用意。スロットルレスポンスがより鋭くなり、トラクションコントロールの制御もよりスポーツ走行に適したものとなる。
-
12/19ブレーキは、後ろは「1200」と共通だが、前にはブレンボのStylema M4.30ラジアルキャリパーが装備される。
-
13/19サスペンションには、前後ともにプリロード/コンプレッション/リバウンドの各ダンピング調整機能を採用。リアサスはオーリンズ製の外部リザーバータンク付きツインショックで、ホイールトラベルは123mmだ。
-
14/19より走りに振ったキャラクターが付与された新モデルの「1200RS」。アグレッシブで前のめりな走りが楽しめた従来モデルには、むしろこちらのほうが近いかもしれない。
-
15/19トライアンフ・スピードツイン1200
-
16/19
-
17/19トライアンフ・スピードツイン1200RS
-
18/19
-
19/19

佐川 健太郎(ケニー佐川)
モーターサイクルジャーナリスト。広告出版会社、雑誌編集者を経て現在は二輪専門誌やウェブメディアで活躍。そのかたわら、ライディングスクールの講師を務めるなど安全運転普及にも注力する。国内外でのニューモデル試乗のほか、メーカーやディーラーのアドバイザーとしても活動中。(株)モト・マニアックス代表。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。
トライアンフ の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:無限/TRD編)【試乗記】 2025.11.4 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! 彼らの持ち込んだマシンのなかから、無限の手が加わった「ホンダ・プレリュード」と「シビック タイプR」、TRDの手になる「トヨタ86」「ハイラックス」等の走りをリポートする。
-
スズキ・アルト ラパン ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.11.3 スズキの「アルト ラパン」がマイナーチェンジ。新しいフロントマスクでかわいらしさに磨きがかかっただけでなく、なんとパワーユニットも刷新しているというから見逃せない。上位グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
-
2025ワークスチューニンググループ合同試乗会(前編:STI/NISMO編)【試乗記】 2025.11.1 メーカー系チューナーのNISMO、STI、TRD、無限が、合同で試乗会を開催! まずはSTIの用意した「スバルWRX S4」「S210」、次いでNISMOの「ノート オーラNISMO」と2013年型「日産GT-R」に試乗。ベクトルの大きく異なる、両ブランドの最新の取り組みに触れた。
-
シトロエンC3ハイブリッド マックス(FF/6AT)【試乗記】 2025.10.31 フルモデルチェンジで第4世代に進化したシトロエンのエントリーモデル「C3」が上陸。最新のシトロエンデザインにSUV風味が加わったエクステリアデザインと、マイルドハイブリッドパワートレインの採用がトピックである。その仕上がりやいかに。
-
メルセデス・マイバッハSL680モノグラムシリーズ(4WD/9AT)【海外試乗記】 2025.10.29 メルセデス・ベンツが擁するラグジュアリーブランド、メルセデス・マイバッハのラインナップに、オープン2シーターの「SLモノグラムシリーズ」が登場。ラグジュアリーブランドのドライバーズカーならではの走りと特別感を、イタリアよりリポートする。
新着記事
-
NEW
次世代のスバルをここから 車両開発の最前線「イノベーションハブ」とは?
2025.11.6デイリーコラムスバルが2024年1月に開設した群馬・太田の「イノベーションハブ」。新技術や次世代スバル車の開発拠点となる同施設の内部と、そこで生み出されたジャパンモビリティショー2025で話題のコンセプトモデルを紹介する。 -
NEW
第935回:晴れ舞台の片隅で……古典車ショー「アウトモト・デポカ」で見た絶版車愛
2025.11.6マッキナ あらモーダ!イタリア屈指のヒストリックカーショー「アウトモト・デポカ」を、現地在住のコラムニスト、大矢アキオが取材! イタリアの自動車史、モータースポーツ史を飾る出展車両の数々と、カークラブの運営を支えるメンバーの熱い情熱に触れた。 -
NEW
ディフェンダー・オクタ(前編)
2025.11.6谷口信輝の新車試乗レーシングドライバー谷口信輝が今回試乗するのは、ディフェンダーのラインナップにおいて最もタフで最もラグジュアリーといわれる「ディフェンダー・オクタ」。果たして、ワインディングロードを走らせての第一印象は? -
NEW
第285回:愛のためにフルヴィアクーペで突っ走れ! 『トリツカレ男』
2025.11.6読んでますカー、観てますカー夢中になるとわれを忘れるトリツカレ男がロシアからやってきた少女にトリツカレた。アーティスティックな色彩で描かれるピュアなラブストーリーは、「ランチア・フルヴィアクーペ」が激走するクライマックスへ! -
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。











