-
1/15
-
2/15「クラシック350」は、2008年登場の「ブリットクラシック」を直接の起源とするロイヤルエンフィールドの基幹車種だ。今日では「ブリット350」ともども、往年のモーターサイクルの姿を今日に伝える存在となっている。
-
3/15試乗会場に飾られた、往年の「ロイヤルエンフィールド・ブリット500」。ブリットは1932年に登場した画期的なモーターサイクルで、1948年に戦後型のモデルが登場(発売は1949年)。その意匠は、今日の「クラシック350」に受け継がれている。
-
4/15上級モデルのメーターまわりには、新たにTFTディスプレイを追加。ロイヤルエンフィールドの携帯アプリと連携させれば、バイク用ナビゲーションシステム「トリッパー」の道案内を表示させることができる。
-
5/15カラーバリエーションは全7種類。きらびやかなクローム仕様に加え、モダンなダーク調のカラーや、軍用バイクを思わせる迷彩色、ヘリテージを感じさせるブルーやレッドなども用意される。
-
6/15空冷単気筒エンジンの粘り強いトルクと鼓動感、小気味よい排気音が魅力的な「クラシック350」の走り。大きなクランクマスもあって、エンジンの振動は存外にマイルドだ。
-
7/15今日の「350」シリーズの骨格となるのは、新世代のツインダウンチューブクレードルフレームと349cc空冷単気筒エンジンからなる「Jプラットフォーム」である。2021年導入の新世代プラットフォームだけに、見た目はクラシックだが性能はモダンだ。
-
8/15メーターまわりでは、モノクロの小さなインフォメーションディスプレイに、ギアポジションのインジケーターが追加されたのもトピック。
-
9/15サスペンションは、前がφ41mmのテレスコピックフォーク、後ろが6段階のプリロード調整機能を備えた、ガス封入式ショックアブソーバー(ツインショック)の組み合わせだ。
-
10/15フロントに備わるφ300mmのブレーキディスク。安全にかかわるポイントだけに、ブレーキやサスペンションといった足まわりの装備はモダンで、いずれも十分な性能を有している。
-
11/15装備のアップグレードも2025年モデルのトピック。前後の灯火はLED式となり、ハンドルまわりにはUSB Type-Cポートを装備(写真)。上級モデルのブレーキ/クラッチレバーは、手のサイズに合わせて調整が可能なアジャスタブル式となった。
-
12/15シート高は805mmで、足つき性は良好。押し引きする際にペダル類がちょっと気になる程度だ。本国仕様はソロシートだが、日本仕様にはピリオンシートが標準で装備される。
-
13/15クラシックなスタイルやエンジンフィールと、モダンなパフォーマンスを併せ持つ「ロイヤルエンフィールド・クラシック350」。毎日乗れる、不安なく走らせられるクラシックモデルとして、広くお薦めできる一台だ。
-
14/15ロイヤルエンフィールド・クラシック350
-
15/15

後藤 武
ライター/エディター。航空誌『シュナイダー』や二輪専門誌『CLUBMAN』『2ストマガジン』などの編集長を経てフリーランスに。エアロバティックスパイロットだった経験を生かしてエアレースの解説なども担当。二輪旧車、V8、複葉機をこよなく愛す。
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
NEW
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。 -
NEW
EUが2035年のエンジン車禁止を撤回 聞こえてくる「これまでの苦労はいったい何?」
2025.12.19デイリーコラム欧州連合(EU)欧州委員会が、2035年からのEU域内におけるエンジン車の原則販売禁止計画を撤回。EUの完全BEVシフト崩壊の背景には、何があったのか。欧州自動車メーカーの動きや市場の反応を交えて、イタリアから大矢アキオが報告する。 -
NEW
第856回:「断トツ」の氷上性能が進化 冬の北海道でブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」を試す
2025.12.19エディターから一言2025年7月に登場したブリヂストンの「ブリザックWZ-1」は、降雪地域で圧倒的な支持を得てきた「VRX3」の後継となるプレミアムスタッドレスタイヤ。「エンライトン」と呼ばれる新たな設計基盤技術を用いて進化したその実力を確かめるべく、冬の北海道・旭川に飛んだ。 -
次期型はあるんですか? 「三菱デリカD:5」の未来を開発責任者に聞いた
2025.12.18デイリーコラムデビューから19年がたとうとしている「三菱デリカD:5」が、またしても一部改良。三菱のご長寿モデルは、このまま延命措置を繰り返してフェードアウトしていくのか? それともちゃんと次期型は存在するのか? 開発責任者に話を聞いた。
