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2/192025年モデルとして導入される「ディフェンダー130 V8 P500」に試乗。その車名にあるとおり、5.2m超のロングボディーが特徴となる130シリーズに、最高出力500PSを発生する5リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデルである。
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3/19「ディフェンダー130 V8 P500」のサイドパネルには「V8」のエンブレムが備わる。今回の試乗車は、17万5000円の有償オプションとなる「エクステンデッドブラックエクステリアパック」が選択されていた。
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4/19「ディフェンダー130 V8 P500」には、四半世紀にわたりジャガー・ランドローバーで育まれてきた伝統のV8エンジンが積まれる。最高出力は500PS/6000-6500rpm、最大トルクは610N・m/2500-5000rpmで、8段ATと組み合わされる。
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5/19今回の試乗車は、「カルパチアングレー」と呼ばれる有償オプションの外板色をまとっていた。「ディフェンダー130 V8 P500」ではこれに「フジホワイト」「サントリーニブラック」を加えた全3色からボディーカラーを選択できる。
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6/19昨今は大柄なSUVが増えたが、やはり全長5275mmを誇る「ディフェンダー130」の質量は圧倒的。参考までにディフェンダーの「90」は全長が4510mm、「110」は同4945mmとなる。
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7/19インストゥルメントパネルの基本デザインは現行モデルがデビューした2019年9月から変わらないが、サーフェスの素材変更やディスプレイ画面の大型化など、地道なアップデートが繰り返し行われている。
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8/19当初、10インチサイズだったタッチ式ディスプレイは、2023年モデルから11.4インチサイズに大型化された。写真は「オフロード」モードを選択した様子。
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9/192025年モデルではセンターコンソールのデザインを変更。ワイヤレスデバイスチャージングが全車に標準で装備された。実用性と利便性の高さも「ディフェンダー」のセリングポイントである。
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10/191990年代にルーツを見つけることができる「AJ型」の改良・進化版5リッターV8スーパーチャージドエンジンは、メカニカルな回転フィールとソリッドな排気音が特徴。トルクが太く、低回転域から2.5t超の重量級のボディーを無理なく加速させる。
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11/19「ディフェンダー130 V8 P500」のフロントシート。運転席に座るとボディーの四隅が把握できるように感じるのは、ディフェンダーに限らずランドローバーの各モデルに共通した特徴。ランドローバーはこの運転姿勢をコマンドポジションと呼んでいる。
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12/193人掛けとなる「ディフェンダー130」のセカンドシートでは、頭上にも足元にもゆったりとした余裕あるスペースが広がる。今回の試乗車では、「キャラウェイ」のウィンザーレザーにエボニーのKvadrat(クヴァドラ)テキスタイルのコンビネーション表皮が選択されていた。
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13/193人掛けとなる「ディフェンダー130」の3列目シート。V8モデルでは、5人乗りと7人乗りシートも選択できる。背もたれは40:20:40の分割可倒式。ヒーター機能とシートの左右にはドリンクホルダーも備わる。
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14/19ボディーサイズは、全長×全幅×全高=5275×1995×1970mm、ホイールベース=3020mm。ホイールベースは「ディフェンダー110」と同一値となっている。スペアタイヤが装着される右ヒンジのリアゲートは、「ディフェンダー」全モデルに共通する意匠だ。
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15/193列目シートは、シートの背もたれにあるストラップを引くことで簡単に収納できる。写真は3列目シートをすべて前方に倒した様子。取り外し可能なフラットラゲッジスペースフロアトレイを装備することで、荷室床面がほぼフラットになる。
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16/19センターコンソールパネルにエンジンのスタート/ストップボタンやシフトセレクター、空調のスイッチなどを機能的に配置。エアコンのコントローラーは、スイッチの切り替えによって走行モードセレクターとしても機能する。
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17/19エアサスペンションのセッティングとしっかりとしたモノコックボディーが、信頼感あるハンドリングと快適な乗り心地を両立させている。オンロードでは、ラグジュアリーSUVといっていいほどの走りが味わえる。
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18/19ディフェンダー130 V8 P500
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サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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