-
1/9インドのオートエキスポにおける世界初公開から2年。ようやく日本でも発表された「スズキ・ジムニー ノマド(海外名:ジムニー5ドア)」だが、それからわずか4日で受注停止となってしまった。
-
2/9デビューからそろそろ7年がたとうとしている現行「ジムニー」だが、その人気はいまだ健在。2024年の平均月販台数は約3500台で、コンスタントに1000台ちょっとを売っていた先代モデルの、およそ3倍にあたる。(写真:荒川正幸)
-
3/9従来より圧倒的に人気を伸ばした「ジムニー シエラ」。2024年の年間販売台数が2万5848台、登録車の販売ランキングで28位というのは、昔を知る身からすると、目をむくような躍進だ。
-
4/92025年1月30日の発表会の様子。会場では、控えめな販売計画台数を不安視する声も聞かれたが、実際にはメディアの予想をもはるかに超えるバックオーダーを抱えることとなった。
-
5/9「ジムニー ノマド」はインドのグルガオン工場で生産され、日本へと輸出される“輸入車”となる。設備投資による販売価格の上昇を抑えるため、ジムニー5ドア/ノマドは一括インド生産としたのだ。
-
スズキ の中古車webCG中古車検索
-
6/9国内マーケットの成長に加え、輸出拠点としても重要度が増しているインド。かの地におけるスズキの生産台数も右肩上がりで、スズキは生産体制の強化に腐心している。写真は、グジャラート州ピパパブ港で船積みされる、インド生産のスズキ車。
-
7/9「インドがだめなら日本でつくればいいじゃない」という人もいるかもしれないが、一向に短くならない「ジムニー/ジムニー シエラ」の納期からもわかるとおり、湖西工場のジムニーの生産ラインはすでにフル稼働状態。「ノマド」までつくる余裕はないのだ。
-
8/9異常な高止まりにある「ジムニー ノマド」の中古車価格。それが崩れる契機として予想されるのが、新車の受注再開だ。新車を検討する人も中古車をねらう人も、結局はオーダーストップ解除の報に、耳をそばだてているしかない。
-
9/9依然として受注停止中の「ジムニー ノマド」。仮に販売が解禁されても、今度は長い納期に待たされるかもしれないので、いずれにしろ気長に構えるしかないだろう。最近はローンの金利も上昇傾向にあるようだし、ここは“待ち”の時間で貯金して、頭金を膨らませるよう励むのもいいかもしれない。

大音 安弘
スズキ の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
トヨタ車はすべて“この顔”に!? 新定番「ハンマーヘッドデザイン」を考えるNEW 2025.10.20 “ハンマーヘッド”と呼ばれる特徴的なフロントデザインのトヨタ車が増えている。どうしてこのカタチが選ばれたのか? いずれはトヨタの全車種がこの顔になってしまうのか? 衝撃を受けた識者が、新たな定番デザインについて語る!
-
スバルのBEV戦略を大解剖! 4台の次世代モデルの全容と日本導入予定を解説する 2025.10.17 改良型「ソルテラ」に新型車「トレイルシーカー」と、ジャパンモビリティショーに2台の電気自動車(BEV)を出展すると発表したスバル。しかし、彼らの次世代BEVはこれだけではない。4台を数える将来のラインナップと、日本導入予定モデルの概要を解説する。
-
ミシュランもオールシーズンタイヤに本腰 全天候型タイヤは次代のスタンダードになるか? 2025.10.16 季節や天候を問わず、多くの道を走れるオールシーズンタイヤ。かつての「雪道も走れる」から、いまや快適性や低燃費性能がセリングポイントになるほどに進化を遂げている。注目のニューフェイスとオールシーズンタイヤの最新トレンドをリポートする。
-
マイルドハイブリッドとストロングハイブリッドはどこが違うのか? 2025.10.15 ハイブリッド車の多様化が進んでいる。システムは大きく「ストロングハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」に分けられるわけだが、具体的にどんな違いがあり、機能的にはどんな差があるのだろうか。線引きできるポイントを考える。
-
ただいま鋭意開発中!? 次期「ダイハツ・コペン」を予想する 2025.10.13 ダイハツが軽スポーツカー「コペン」の生産終了を宣言。しかしその一方で、新たなコペンの開発にも取り組んでいるという。実現した際には、どんなクルマになるだろうか? 同モデルに詳しい工藤貴宏は、こう考える。
新着記事
-
NEW
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。 -
NEW
トヨタ車はすべて“この顔”に!? 新定番「ハンマーヘッドデザイン」を考える
2025.10.20デイリーコラム“ハンマーヘッド”と呼ばれる特徴的なフロントデザインのトヨタ車が増えている。どうしてこのカタチが選ばれたのか? いずれはトヨタの全車種がこの顔になってしまうのか? 衝撃を受けた識者が、新たな定番デザインについて語る! -
NEW
BMW 525LiエクスクルーシブMスポーツ(FR/8AT)【試乗記】
2025.10.20試乗記「BMW 525LiエクスクルーシブMスポーツ」と聞いて「ほほう」と思われた方はかなりのカーマニアに違いない。その正体は「5シリーズ セダン」のロングホイールベースモデル。ニッチなこと極まりない商品なのだ。期待と不安の両方を胸にドライブした。 -
MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル(前編)
2025.10.19思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル」に試乗。小さなボディーにハイパワーエンジンを押し込み、オープンエアドライブも可能というクルマ好きのツボを押さえたぜいたくなモデルだ。箱根の山道での印象を聞いた。 -
スズキ・エブリイJリミテッド(MR/CVT)【試乗記】
2025.10.18試乗記「スズキ・エブリイ」にアウトドアテイストをグッと高めた特別仕様車「Jリミテッド」が登場。ボディーカラーとデカールで“フツーの軽バン”ではないことは伝わると思うが、果たしてその内部はどうなっているのだろうか。400km余りをドライブした印象をお届けする。 -
ホンダN-ONE e:L(FWD)【試乗記】
2025.10.17試乗記「N-VAN e:」に続き登場したホンダのフル電動軽自動車「N-ONE e:」。ガソリン車の「N-ONE」をベースにしつつも電気自動車ならではのクリーンなイメージを強調した内外装や、ライバルをしのぐ295kmの一充電走行距離が特徴だ。その走りやいかに。